平成30年12月掲載分

更新日:2022年09月29日

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学校deキャンプ2018(大久保小学校)

2018年12月30日

 みなさんはキャンプといえばどの季節に行きますか?
 ゴールデンウィークや秋の行楽シーズンでしょうか。それとも長期休みのある夏でしょうか。

 先日、「大久保小おやじの会」の主催により大久保小体育館で開催されたのは、なんと“冬のキャンプ”です。
 「小学校の体育館は災害時に避難所になります。その体育館で冬の寒さや不便さを経験した子たちが、いざというときにリーダーとなってくれると思います。」 主催者であるおやじの会のメンバーの一人は、この時期にキャンプを開催する目的をこのように語っています。

段ボールを使用して段ボールハウスを作ろうとしている親子たちの写真

段ボールハウス作りに挑戦

 寒い冬の体育館でどう過ごすか。そのヒミツは段ボールです。子どもたちはグループに分かれ、段ボールを使って食事のスペースや寝るスペースなどを次々と作っていきます。

 中には靴箱や仏壇などの家具を作ったグループや壁に「窓」を作ったグループ、飾り屋根を作ったグループなど思い思いの段ボールハウスができました。

段ボールに囲まれた場所に座り食事を取る参加者たちの写真

食事も段ボールで作ったテーブルで

 なお、段ボールは市内の商店から提供してもらったもの、参加者や会の関係者が持ち寄ったものを中心に2トントラック3台分が集められたそうです。

 段ボールハウスの寝心地は…。最初は暖かく感じた段ボールも夜の冷え込みとともに冷たくなり、布団より固い寝心地に戸惑った子が多かったようです。寝返りの拍子に壁や屋根が崩れてしまったグループもありました。
 消灯した瞬間から熟睡した子、寒くて眠れなくて何度もトイレに行った子、お友達とずっとおしゃべりしていたけど気づいたら眠っていた子。みんなそれぞれの夜を過ごしたようですが、朝6時には全員ちゃんと起きて6時半からは元気にラジオ体操。朝ごはんもモリモリ食べて元気に帰って行きました。

 児童数は少子化をあまり感じさせない規模を維持している大久保小ですが、キャンプへの参加者数は年々伸び悩んでいる様子で、おやじの会のメンバーは「寒くて不便というリスクのある行事に対して消極的な保護者が多いのではないか。」と分析している一方で「学校、近隣そして当会の主旨に賛同していただける保護者のみなさんの後押しがあって、このようなイベントが開催できます。今後も、子どもたちがたくましく育つための環境作りのため、一人でも多くの保護者を巻き込んでいきたいと思います。」と抱負を語っていました。

参加者全員が火のついた棒を持ち、大人たちが両脇に並び、子供たちがその中を歩いている様子の写真

校庭でキャンプファイヤー

 ちなみに、キャンプ終了後、参加者の保護者の中から新会員が一人増えたそうです。

取材・写真

広報まちかど特派員 野崎 健司さん

物語の読みを深めて 〜大久保小学校・国語教育研究会〜

2018年12月28日

大久保小学校の校門に立て掛けられた「千葉県国語教育研究会」の看板の写真

 秋晴れの10月26日、千葉県国語教育研究会が大久保小学校、大久保東小学校、第一中学校で開催されました。その中の一つ、大久保小の授業を見学しました。
 大久保小は、長年、国語教育に重点を置いており「物語の読みを深める」ことを学習の主題にしています。

 今回の題材は誰もが親しんだ名作です。

学年別題材一覧
学年 作品 著者
1年生 お手がみ アーノルド・ローベル
2年生 ないた赤おに 浜田 広介
3年生 モチモチの木 斎藤 隆介
4年生 ごんぎつね 新美 南吉
5年生 雪わたり 宮沢 賢治
6年生 海のいのち 立松 和平

 久し振りの学校に心を弾ませながら教室に向かいました。室内には絵や作品が綺麗に掲示されており、その中で子どもたちは元気にのびのびと発表していました。

 「主人公はなぜそう考えたのだろう」との先生の問いに次々と答える子どもたち。先生は素早く板書しながら整理していきます。耳からも目からも情報が入り、より明確になる感じでした。子どもたちの様々な声も認めながら、次々と意見を引き出していく先生の力は見事でした。

前方の黒板に資料を貼り、授業を行っている先生と子供たちを後方から写した写真

 あるクラスでは、始めは弱虫だった主人公が勇気ある少年に変わった時のことを「それでは弱虫はどこへ行ったのだろうか」と先生が子どもたちに問いました。
 一瞬教室が静まりました。すると、ある子どもが前に出て「弱虫は心(ハート)の中にあり、大きくなったり小さくなったりする」と黒板に書きました。その直後、教室全体が大きな発見にどよめき、参観していた先生方、そして私も大いに納得させられました。
 この日までに、先生も子どもたちも繰り返し繰り返し教材を読んで考えてきたことが感じられました。

 廊下のフリースペースには、学習している作家たちの作品を集めたコーナーがあり、たくさんの書籍が並べられていました。図書室に行かなくてもすぐに本を読める工夫がありました。

ボードに宮沢賢治の世界と書かれた資料などが掲示され、ボードの手前に藁で編んだ靴が置いてある写真
廊下のフリースペースに沢山の本が並べて置かれてある写真

 物語がこんなにも示唆にとみ、想像を広げてくれることに感動しました。そして、物語の主人公たちのように心優しく勇気と智恵のある人に成長して欲しいと強く願いました。

生徒たちの授業中の様子を教室の後方から写した写真
千葉県教育研究会国語教育部会研究発表大会 習志野大会のチラシ

写真・取材

広報まちかど特派員 三橋 美智子さん

住み慣れたまちでいつまでも〜認知症シンポジウム

2018年12月26日

認知症シンポジウムのチラシ

 9月29日、習志野市認知症シンポジウムが市民会館で開催されました。会場には約400人の市民が参加して大盛況となりました。
 まず、特別企画「笑いと感動!音楽療法で認知症予防」です。おしゃべりテーションの会代表でお笑い理学療法士、日向亭葵さんが登場しました。

ステージ上に落語家で理学療法士の資格をもつ日向亭葵さんが講演を行っている様子の写真

 落語家ながら理学療法士の資格をもつ日向亭さん。この日は、日向亭さんが考えたエアリハ(想像するだけでリハビリになる動き)とデュアルタスク(2つの課題をいっぺんにする、運動しながら頭を使う、散歩しながら簡単な計算やしりとりなど)を会場の皆さんと音楽に合わせて手足を動かして楽しいひとときを過ごしました。

東京大学医学部付属病院神経内科の岩田先生が壇上で話している様子の写真

 続いて、特別講演「どうなったら認知症?私認知入ってる???」です。講師は、東京大学医学部付属病院 神経内科 講師 岩田 淳先生です。
 認知症とは「脳の働きが病気やけがなどで悪化し、日常の手助けが必要になる状態のこと」だそうです。認知症に絶対の予防法はありませんが、脳梗塞や脳出血による認知症は予防できるということ、食生活(特に塩)や適度な運動による生活習慣病の予防が大切との話がありました

 また、興味と好奇心を持つこと、人づきあいをすること、明るく生きることなどの長生きのヒントを話してくださいました。今後の新薬開発にも期待を持ちました。
 認知症について理解を深めることができた有意義なシンポジウムでした。

(注意)当日の様子は、習志野市医師会のホームページ 医師会ブログにも掲載されています

取材・写真

広報まちかど特派員 三橋 美智子さん

伝統の美〜書と花の交流展

2018年12月22日

書と花の交流展と書かれた資料の写真

 9月28日〜30日、モリシアホールにて書と花の交流展が開催されました。この交流展は平成10年から5年ごとに開催されています。今年で聚華書道会は創立45周年、習志野市華道協会は創立60周年を迎えました。

小笠原先生と吉原先生が並んでおり、後方に 「道」、「華」、「楽」と書かれた書が飾られてある写真

 会場を入ると書と花の気品あふれる世界が広がっていました。会場奥手には、吉原聚堂(しゅうどう)先生とご子息の蛍邨(けいそん)先生の渾身の書 「道」、「華」、「楽」。その前には華やかに彩られた華道協会の皆さんの迎え花。「モノクロの書」と「カラーの花」が相乗効果でよりダイナミックな世界を創り出し、日本の伝統文化のコラボが見事に成功していました。

 小笠原 仁仙(じんせん)先生は「迎え花の制作は、書に合わせて考えたので2〜3カ月かかりました」とのことで、春から何度も構想を練り作品を創りあげたそうです。さらに、「華道は、花からもらうエネルギーが魅力で創作の喜びがあり長年続けてきました」とも話してくれました。

 吉原聚堂先生は「芸術性と実用性を備えた書道の奥深い魅力に惹かれ、半世紀以上にわたり楽しく続けてきました。パソコン全盛の今、日本伝統の文化・書道の魅力を子どもたちにも知ってもらい、それぞれの生涯学習として長く学んで欲しいと思います」と話してくれました。

 芸術は人の心に潤いと感動、共感を与えます。

伝統の美~書と花の交流展の会場に沢山の人が見学に来ている様子の写真

 聚華書道会と習志野市華道協会は長年、習志野市の文化興隆に尽力されてきました。これからもますます発展されることを願っています。

取材・写真

広報まちかど特派員 三橋 美智子さん

実籾・ほたる野 “師走の風物詩”「親子餅つき大会」賑わう

2018年12月19日

青空の中、親子餅つき大会が行われた様子を写した写真

 穏やかな冬晴れの一日となった12月1日、実籾の自然保護地区「ほたる野」の田んぼで恒例「親子餅つき大会」が開かれ、親子連れや近隣住民ら約150人が参加。ひととき、日頃静かな田園が賑わいをみせた。

 この催事は、市民団体「NORA(ノラ)の会」(蔭山盛久(かげやまもりひさ)会長)が若い世代に春の田植えから年末の収穫祭(餅つき)まで、“お米の一生”を学んでもらうための「食育行事」の一環として開催。

餅つきの会場にたくさんの人が集まっている様子の写真

 昔から「餅つきには杵と木臼」が定番も、この日は野球用バットの素材でもあるアオダモを削った“ 棍棒(こんぼう)”(約130センチ)と木臼が登場。初めて見る“棍棒”に「ナニ?この棒!?」と戸惑う親子も…。

杵を持った男性が臼の中の餅をついており、その様子を子供たちが近くで見ている写真

これが定番の餅つき

餅つきに使うこん棒を薪で焚いた熱湯の入った鍋に入れて消毒している写真

“棍棒”を熱湯で消毒

 これは通称“千本杵・餅つき”と呼ばれる北日本地域の農村で餅つき神事に使用され、一度に数人が臼を取り囲み、各自“棍棒”を手に餅をつく。最後に円陣を組み、出来上がった餅を棒の先に付け、頭上に掲げる地域もある。当日は参加者からのリクエストでNORAの会の会員らがこの“餅(持ち)上げ神事”を披露し、拍手喝采を浴びた。

千本杵を使って餅つきを行うNORA会員の方々の写真
ついた餅を千本杵で持ち上げている様子の写真

 湯気を立てる炊き立てのもち米が木臼に放り込まれると、大人も子供も“棍棒”を手にNORAの会の会員の手ほどきを受けながら、慣れぬ手つきでぺったん!ならぬ“ぺっトン!トン!”と独特の木音を響かせ “餅突っつき”?を楽しんだ後、きな粉餅や餡子餅などにして、つき立て餅の美味に舌鼓を打った。食後、腹ごなしに「冬のほたる野・自然探索」に出掛けた子達の歓声が響いていた。

複数人でこん棒を使い餅をついている様子の写真

賑やかに”千本杵餅つき”

千本杵で突かれて完成したお餅の写真

お餅一丁上がり!

ベンチに座り餅を頬張っている子どもたちと、その様子を撮影している方々を写した写真

つきたての餅を頬張ってピース

舗装されていない道を歩く4人の子供の写真

子どもたちは散策へ出発!

 毎冬、大勢の参加者で賑わう催事だけに「餅つきに杵一本だけでは時間が足りず、一度に数名が楽しめる方法として、この“千本杵”を思いつき、大成功でした!」とNORAの会・蔭山会長は破顔一笑。

ほたる野と書かれた旗の周りにタープテントが貼られ、その周りに沢山の人がいる様子の写真

取材・写真

広報まちかど特派員 坂田 薫さん

「平成・最後の秋」に… 習志野の“錦秋(きんしゅう)”を訪ねる

2018年12月16日

 10月末の某日。巷に流れるテレビCM風にいえば、「そうだ!習志野、歩こう!」と思い立ち、カメラ片手に東奔西走すること約1ケ月。市内随所で捉えた「平成・最後の晩秋〜初冬・選りすぐり習志野景」を御覧あれ。

 まずは「紅葉巡り」前の無事祈願に「菊田神社」へ…参道に咲く紅色の山茶花(さざんか)や境内の池底で揺らめく枯葉に“季の移ろい”を覚える。

鮮やかなピンク色のさざんかをアップで写した写真
池の底で揺らめく紅葉の写真
潮吹き昆布のように落ち葉が痛んだ色になっている様子の写真

 最初に向かった「香澄公園」は、海寄りの公園ゆえに「台風24号による塩害」をこうむったのか?表面に海水が付着し、まるで“潮吹き昆布”に似た落ち葉が痛ましい。

川底に落ちた紅葉で赤くなった水面に光が反射してイルミネーションのように映っている写真

 色付き始めた紅葉に向けたカメラの前に真っ赤な葉が一枚、ひらりと風に舞った。園内を流れるせせらぎの水面に木漏れ日が煌めき、川底の彩色豊かな落ち葉とコラボ。さながらイルミネーションを思わせる。

 11月に入って足を向けた「実籾・自然保護地区」で目撃した「豈図(あにはか)らんやの光景」には思わず、“目が点”に!
 紅葉に染まる雑木林を背に天を突く大輪のヒマワリ!?かたや晩秋というのに、ここ数日で満開となったニワザクラの花から花へミツバチが飛び交う。

実籾・自然保護地区で咲いている大輪のヒマワリをアップで写した写真
ピンク色のニワザクラの花が咲いており、その近くを昆虫が飛んでいる様子の写真

 傍らでは秋の定番、コスモスや皇帝ダリアも満開…。

実籾・自然保護地区で咲いている沢山のダリアの花をアップで写した写真
白やピンク色のコスモスが咲いている様子をアップで写した写真
旧鴇田家の近くにある鹿威しからこぼれた水が波紋となっている様子の写真

 とはいえ、この“春夏秋冬丸ごと同居”の珍光景?に昨今の「異常気象」を思いつつ、立ち寄った「旧鴇田家」の静寂の佇まいに「これぞ!日本の秋!」と独り言。

紅葉に染まる菊田遊歩道を自転車で通過していく人の写真

 某日、市役所6階の展望回廊から「秋色に染まる街並み」を遠望後、旧市庁舎西の「菊田遊歩道」を散策、林道の鮮やかな木々の彩りに目を奪われながら、その先の「鷺沼城址公園」へぷらぷらと…。

 園内にある埴輪のレプリカ、鷺沼古墳・石棺と燃え盛る木々の“錦秋”を堪能しつつ、その昔、ここに居住した“古代人の紅葉狩り”に想いを馳せた。

鷺沼城址公園の馬や人の形の埴輪のレプリカの写真
強い日差しの中撮影された紅葉の写真
青空の中の空に浮く巨大な冬雲の写真

 帰路、空に浮く巨大な冬雲を見上げ、「そうだ!今年は39年ぶりに木枯らし一号は吹かなかったのだ!」とふと思った。

取材・写真

広報まちかど特派員 坂田 薫さん

クリスマスコンサート&イルミネーション点灯式

2018年12月13日

雪だるまのバルーンの後ろに沢山のイルミネーションが飾られてある津田沼一丁目広場の写真

 11月24日(土曜)津田沼一丁目広場で「クリスマスコンサート&イルミネーション点灯式」が行われました。
 普段、通り過ぎるだけの広場には、椅子と大小のサンタクロース、トナカイの人形も用意されてクリスマスムード満点です。

赤色の服を着たバイオリンを演奏する阿部志織さんとフルートを演奏する林愛実さんの写真

 クリスマスコンサートでは、習志野市出身の「会いに来るアーティスト」、バイオリンの阿部志織さん、フルートの林愛実さんによる演奏です。真っ赤な洋服と帽子で登場したお二人は、クリスマスソングなど華やかな演奏を披露してくれました。街を歩く人も足を止めて聴き入ります。そして、バイオリンといえばお馴染みの葉加瀬太郎さんの情熱大陸の曲でアンコールに応えてくれ、たくさんの拍手で演奏を終えました。

 その頃になると日も落ちてきて、いよいよイルミネーション点灯です。司会の声に合わせ、みんなでカウントダウン!イルミネーション点灯!!

明かりのついたイルミネーションの周りに沢山の人が集まっているクリスマスコンサートの写真

 そして、クリスマスコンサートの最後は、横洲かおるさんが今年ヒットした曲やクリスマスソングも交えて、素敵な歌を披露してくれました。途中、飛び入りのお子さんと一緒に踊って歌う場面もあり、和やかなコンサートとなりました。
来場者のお子さんにはお菓子のプレゼントがあり、みなさん笑顔で帰途につきました。

「ぶらりよってみよう津田沼」と虹色の文字で書かれた看板の写真

 このイベントの主催者、津田沼一丁目商店会長の杉林さんは、「津田沼一丁目商店会は、人にやさしいまちづくりを目指しています。少しですが日頃の感謝を込めて、音楽であたたかいひとときを過ごしてくれたら、と思って毎年開催しています。」と話してくださいました。

雪だるまのバルーンの隣にあるイルミネーションが点灯している様子の写真

 この広場は、「おまつり広場」として昔は盆踊りを行っていたそうですが、だんだんと踊る人が少なくなり、盆踊りをすることもなくなってしまったそうです。そして17年前、「荒れていた広場を綺麗にして欲しい」という声に応え、津田沼一丁目商店会が花壇の整備をすることになりました。その時にイルミネーションも計画したそうです。

 津田沼一丁目広場のイルミネーションは17年目。イルミネーション点灯式は、平成20年から始めて今回で11回目だそうです。今回は、クリスマスの飾り付けですが、5月はこいのぼり、7月は七夕と季節に合わせた飾り付けがされています。また、広場にある花壇は、津田沼北部連合町会の花のボランティアの方がお世話をされているそうです。

 今回のイルミネーションは、日没頃から夜中12時まで点灯し、クリスマスが終わった12月26日からはお正月バージョンになるそうです。
 このイルミネーションを見ると、歳末がやってきたことを感じます。きっと、津田沼を行き交う人の目を楽しませてくれていると思います。

取材・写真

広報まちかど特派員 市川 隆子さん

旧鴇田家住宅に映える紅葉を満喫

2018年12月10日

 朝晩と寒い日が続いていますが、実籾本郷公園内の旧鴇田家住宅(千葉県指定有形文化財)では紅葉が見頃を迎えています。
 好天に恵まれた11月24日に訪ねてみました。

旧鴇田家住宅前に映えるモミジの写真

 紅葉は、ここ数日間の冷え込みによって、一段と色づきを増していました。
 おすすめの紅葉は、住宅の玄関前に植えられている大きなモミジです。門をくぐった正面に位置し、間近に観賞することができます。写真撮影スポットとしてイチオシの場所です。

青空に映える紅葉をしたから写した写真

 今年は、台風21号と24号などの影響か、葉はやや少なめで、例年とは違った色づきが見られました。

庭園にある紅葉と灯籠の写真

 庭園にある紅葉も鮮やかな美しさとなり、ここも外せない写真撮影スポット。深紅に彩られ、絵画のような風景が広がっています。住宅の縁側からゆっくりと庭紅葉を観賞することができ、おすすめです。

 訪れた人たちは、足を止めながら、きれいな紅葉風景を目に焼き付けていました。
 紅葉は例年に比べ遅めで、12月上旬ごろまで楽しめそうです。

施設のご案内

 実籾本郷公園内にある旧鴇田家住宅は、享保12(1727)年から13(1728)年にかけて建築されました。かつて東北地方に多く分布していた「曲屋(まがりや)」は、南関東では珍しい建築様式です。アクセスは京成本線実籾駅から徒歩12分。開館時間は午前9時30分〜午後4時30分。休館日は第2・4月曜日(祝日にあたる場合はその翌日に振替)、年末年始(12月29日〜1月4日)。入場料は無料です。

取材・写真

広報まちかど特派員 中島 正夫さん

おばあちゃん有難う!園児たちの健やかな成長を祈り 手作りの“どんぐりデコ”をプレゼント〜袖ケ浦こども園〜

2018年12月6日

袖ケ浦こども園の園児たちが座って話を聞いている様子の写真

 袖ケ浦公民館「寿学級」の皆さんが、平成最後の年も終わりに近い11月、毎年恒例となっているこども園訪問を行いました。

木にモールを巻き付けたどんぐりデコの写真

 訪問では、「どんぐりデコ」を持参し、袖ケ浦こども園の子どもたち一人一人に手渡しました。このデコは、袖ケ浦西近隣公園内にある椎の木のどんぐりを拾い集めて乾燥し、白色マーカーで顔を描き入れ、木の枝の切れ端に接着したものです。モールをつけたので、壁掛けとして飾ることができます。

 園児たちは笑顔と歓声で迎えてくれました。「どんぐりデコ」は袖ケ浦公民館「寿学級」の皆さんが、子どもたちの喜ぶ顔が見たくて心を込めて作ったものです。

籠の中から道具を取り出し、どんぐりデコを作る寿学級の皆さんの写真
完成した様々な色のモールを使った沢山のどんぐりデコの写真
子どもたちに話しかける寿学級の方々の写真

 子どもたちの健やかな成長を願う「寿学級」の皆さんと園児たちの温かい触れ合いが、未来を担う子どもたちの心にきっといつまでも残ることでしよう。

取材・写真

広報まちかど特派員 佐藤 清志さん

Let’s Go 習志野! Let’s Go センバツ! 秋季関東地区高等学校野球大会 習志野高校野球部大躍進

2018年12月3日

 10月20日〜28日、山梨県甲府市の小瀬スポーツ公園 山日YBS球場で開催された第71回秋季関東地区高等学校野球大会に習志野高校野球部が千葉県代表として出場しました。
 来春の選抜高校野球大会出場校の選考に関わる重要な大会で、関東地区各県を勝ち抜いた強豪が連日熱戦を繰り広げました。

多くの人々で集まった秋季関東地区高等学校野球大会の応援席を写した写真

スタンドではおなじみ「美爆音」が炸裂!!

 10月21日の群馬県代表桐生第一高校戦。空はきりっと秋晴れに澄み上がり、360度山々に囲まれた景色が美しい山日YBS球場には、習志野から200キロの距離にも関わらずたくさんの習高ファンがスタンドに駆けつけました。
 試合は両校譲らぬ一進一退の攻防が続き延長戦へ突入。数々のピンチを乗り切って、延長14回表に7番角田選手のタイムリーツーベースでついに勝ち越し。その裏をエース飯塚投手が連続三振で抑えて見事3対1で勝利し、ベスト8進出を決めました。

赤い服を着た応援団の方々がツインメガホンを持ち応援を行っている様子の写真

応援団は伝統の「習高節」を披露

本日の試合内容をまとめたボードに習志野が桐生第一に勝利したことが書き記されている写真

大熱戦を制して見事強豪桐生第一に勝利!!

 習志野高校は、続くベスト4進出をかけた戦いで地元山梨県代表の東海大甲府高校と対戦。打線爆発で8対4と勝利!!続く準決勝では、惜しくも神奈川県代表の桐蔭学園高校に2対4と敗れましたが、選抜出場に大きく前進する大躍進の大会となりました。
 第91回選抜高校野球大会の選考会は平成31年1月25日(金曜)に開かれます。習志野高校10年振り出場の朗報が届くことを市民みんなで心待ちにしましょう。

取材・写真

広報まちかど特派員 平田 省一郎さん

この記事に関するお問い合わせ先

このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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