平成28年8月掲載分

更新日:2022年09月29日

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炎天下の稲田で“涼感”満喫!「2016年流しそうめん大会」開催

2016年8月29日

 わっ!冷たい!“涼感”満喫!
 夏休みもあとわずかとなった18日、習志野市実籾の市自然保護地区「ほたる野」の稲田で、同市内の自然保護ボランティアグループ「ほたる野を守るNORA(のら)の会」(蔭山盛久会長・会員20名)の主催による「2016年流しそうめん大会」が開かれた。この日の参加者は約150名。
 午前11時過ぎ、黄金色に実った稲穂が風にそよぐ稲田脇に、孟宗竹を二つに割った7メートルの樋2本を設置し、傾斜を付けたそうめん流し台にホースで引いた水道水を通水。

大勢の人たちがそうめん流し台に集まって流れてくる素麺を見ている写真

ほたる野で開かれた「2016年流しそうめん大会」

 会場で茹でたそうめん他、“ほたる野産”ミニトマトなどが流れ始めると、彼方で待ち構える親子やグループから「おっ!来た!来た!」「そうめん逃すな!」等、賑やかな歓声が…。

素麺と一緒に流れて来たミニトマトを箸で掴んだ写真

真っ赤なミニトマト

麦わら帽子を被った男性が素麺を流している写真

流れる度に上がる歓声

 稲田の真ん中で味わう珍しい流しそうめんの“冷んやり風味”にちびっ子らも大喜び!

流れてくる素麺を美味しそうに食べている子供たちの写真
流しそうめん台に沿って立ち素麺をすくって楽しんで食べている人達の写真
男の子たちが流れてきた素麺を楽しそうにすくい上げている写真

 会場の傍らでは、咲き誇る大輪のヒマワリや花から花へ舞飛ぶ揚羽蝶の姿も見られ、参加者にとって、とても「思い出に残る夏休み」になったに違いない。
 「毎年恒例の催しで今夏で9回目。今後もほたる野の“夏の風物詩”として皆さんに親しんで頂きたい」と、NORAの蔭山会長。

赤色の花にとまっている揚羽蝶の写真

問合せ

ほたる野を守るNORAの会/渡部さん

電話

047(476)4590

取材・写真

 広報まちかど特派員/坂田薫さん

炎天下、額に汗して…習志野「真夏の自然・観察記」

2016年8月19日

 関東も梅雨明けした7月某日から今月の終戦記念日まで、炎天の下、「猛暑何する者ぞ!」の心意気で、数回に分け、夏の習志野自然界観察取材を敢行。目撃した真夏ならではの光景の数々を御覧あれ。
 天空に太陽の周囲を縁取るように出現した円形の虹「日暈(ひがさ)」を仰ぎ見つつ向かった鷺沼の広大な野菜畑。

天空に出現した中央が明るく、周囲にもやがかかっている円形の虹ひがさの写真

円形の虹「日暈」

緑色の草むらと空の青さを撮影したほたる野の写真

ほたる野

 習志野自然の宝庫、ほたる野への道すがら目にした大輪のムクゲの花や巣造り用なのか、羽毛を咥え佇むスズメの姿にひと時心が和んだ。

黄緑色の花弁をしたムクゲの花をアップで撮影した写真
羽毛を咥え佇んでいるスズメを横から撮影した写真

 ほたる野に咲くヒマワリの中心ではニホンミツバチが採蜜に飛び回り、視線を移した先の葉上では、獰猛なスズメバチが小さなサナギの捕食の真っ最中であった。

ひまわりの花にとまり蜜を吸っているニホンミツバチの写真
大きな葉っぱの上でスズメバチの捕食を撮影した写真

 さて、実籾自然保護地区となっているほたる野では「ほたる野の生き字引」の別名を持つ小野岩男氏に案内を願った。自然な光景の数々に驚きと感動の連続であった。
 先ずはこの春先、地区内で小野氏が採取した「巨大なスズメバチの巣」に唖然!茫然!

大きなスズメバチの巣を両手で持っている小野岩男氏の写真

小野岩男氏(元ほたる野の自然を守るNORAの会 会長)

巨大なスズメバチの巣を触っている小野岩男氏を下から撮影した写真

 次に案内された家庭菜園で観察したのは、黄色で細長い葉っぱ?
 …いやいや、何十年に一回、それも酷暑の夏にしか咲かないとされるが、ここ数年の猛暑続きの影響か、実は昨夏も咲いたと言う珍しい「サトイモの花」だった。

男性が大きなサトイモの花に顔を近づけて大きさを比べている写真

他日、蝉しぐれ降りしきる中、ほたる野に再訪して出会った雨蛙やシオカラトンボ等、多種多様の昆虫や生き物、早咲きコスモス、穂を垂れる稲穂や崖の上に根を露出させた巨大な古木、キノコの猿の腰掛等々、大切に保護される習志野の貴重な自然を再認識させるに充分な光景ばかりだ。

葉っぱにとまっている雨蛙をアップで撮影した写真
稲穂にとまっているシオカラトンボをアップで撮影した写真
葉っぱにとまっている緑色の体をした昆虫をアップで撮影した写真
ピンク色の早咲きコスモスをアップで撮影した写真
青空と穂を垂れる稲穂の写真
根を露出させた巨大な古木を下から撮影した写真

 炎天下での自然観察を終え、ほたる野西に隣接する実籾本郷公園に移築保存された旧鴇田家に立ち寄り、広い邸内を散策。 風情ある座敷の縁側でカタン、カタンと発する「鹿威(ししおど)し」の昔懐かしい音色に一服の涼を感じつつ、眼前のイガに包まれ、枝もたわわに実る大きなクリに、暦の上では既に秋を知らされた。

旧鴇田家の室内から草木の生えた庭を望んだ写真
旧鴇田家の室内をバックに水が流れている鹿威しを撮影した写真

取材・写真

広報まちかど特派員/坂田薫さん

懐かしい昭和のメロディーをみんなに! 「みはみ昭和バンド」1周年記念コンサート

2016年8月4日

室内で演奏しているみはみ昭和バンドの演奏を聴いている観客の後ろ姿の写真

みはみ昭和バンド1周年記念コンサート

 7月26日、日本人が愛してやまない昭和の歌謡曲をレパートリーとして合奏している、習志野市誕生の「みはみ昭和バンド」が結成1周年を祝い、日頃の練習の成果を披露するコンサートが大久保公民館で爽やかに開催されました。
 ピアノ、クラリネット、ギター、サクソフォン、フルート、トランペット、尺八などによる11人のバンドで、名称の「みはみ」は昭和生まれのバンドマスター三上幸宏さんに由来するそうです。

左側にあるピアノの前で座っている隣でマイクを持って立っているバンドマスター三上さんがあいさつを行っている写真

バンドマスター三上さんのあいさつ

 初めにバンドマスターの三上さんから、「団員の男性陣は65歳以上80歳まで、楽器は尺八ありトランペットありのユニークなバンドです。今日は一生懸命演奏しますので、どうぞ昭和の香りを感じて下さい。皆さんも一緒に歌ってください」とあいさつがありました。

 オープニングは、昭和25年リリースの三橋美智也さんが歌う「古城」、ムード溢れる「星屑の街」と昭和のレトロなメロディーが続き、会場を埋めたリスナーの心を掻き立てました。
 その後「夜明けのスキャット」、昭和の歌姫と呼ばれた美空ひばりさんの「川の流れのように」、「東京キッド」、「真っ赤な太陽」と、次々と披露される名曲に拍手が途切れませんでした。他にも多くの名曲が披露され、小休憩となりました。
 休憩後、ゲストシンガーによる童謡「里の秋」、「影を慕いて」などの歌唱とクラリネット2重奏が続き、再び「みはみ昭和バンド」の演奏が始まります。

サックスやギター、立って尺八を演奏しているコンサートの様子の写真

尺八の素晴らしい響き

バンドの演奏をバックに、白い衣装を着た寺田さんがマイクを持って歌っている写真

ボーカル担当の寺田さん

 「いちご白書をもう一度」、山口百恵さんの「いい日旅立ち」など、日本人の誰もがテレビやラジオで幾度となく耳にした名曲ばかりでした。
 「鈴懸(すずかけ)の径(みち)」は戦中の昭和17年にリリースされたころは3拍子で灰田勝彦さんが歌っていたそうですが、後に鈴木章治さんが4拍子のジャズスイングで演奏したという説明があり、その演奏の軽やかな響きが心に浸みました。
 エンディングには「みはみ昭和バンド」の十八番(おはこ)とされる都はるみさんの「好きになった人」が披露され、演奏が終わると、観客の拍手が止まずアンコール演奏では、ボーカルの寺田久美子さんと観客が一体となって声を張り上げて熱唱し、大きな盛り上がりを見せたコンサートとなりました。
 「みはみ昭和バンド」による昭和歌謡曲の熱演は、私も昭和生まれの一人として強烈なノスタルジーを感じ心の豊かさが蘇る瞬間でした。
 バンドの皆さんはそれぞれの特技を生かし、老人福祉施設などへの訪問ボランティアのために日頃の練習に励まれているそうです。

問合せ

みはみ昭和バンド/関口さん

電話番号

080-1190-9063

取材・写真

広報まちかど特派員/佐藤清志さん

この記事に関するお問い合わせ先

このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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