平成27年12月掲載分

更新日:2022年09月29日

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歴史の重さと伝統の美しさ!「下総三山の七年祭り」(千葉県指定無形民俗文化財)

2015年12月1日

法被を着て神輿を担いで歩いている七年祭りの参加者の写真

重い神輿を皆で担ぐ

 およそ570年の伝統があり、習志野市、船橋市、千葉市、八千代市の9神社が寄り合いで、数え七年ごとに行われる「下総三山の七年祭り」、未 (ひつじ)年の今年は10月31日〜11月3日に行われました。
 安産と子育てを祈願する祭りとして知られる七年祭りでは、9神社の役割が一族一統のように説明され、例えば市内神社では、津田沼の菊田神社が(叔父)、実籾の大宮大原神社は(叔母)と言われています。

一斉に頭上に神輿を持ち上げながら練り歩いている祭りの参加者の写真

掛け声で神輿を持ち上げる

 菊田神社の神輿は、市役所十字路、京成津田沼駅前、京成大久保駅前、ワイがや通り、国道14号線付近など、日にちごとに異なったコースを巡り、大変にぎわいをみせました。
 最終日の11月3日は、晴天に恵まれ、勇壮な神輿が威勢の良い掛け声とともに袖ケ浦1丁目付近まで練り歩き、沿道の大勢の観衆から喝采を浴びていました。

 千葉県指定無形民俗文化財にふさわしく、伝統的な半天に金棒を持ち、白粉で化粧した若衆が先行して、伝統の烏帽子 (えぼし)に白装束の神職が提灯を掲げて続き、四神旗の行列が練り歩きました。
 子どもたちも元気に祭りを楽しんでいて、さすが古くから市民に親しまれ、格式と伝統に基づく素晴らしい祭りだと感銘を受けました。

ピンクと水色の鮮やかな半天を着て顔を白く塗り、手には金棒をもって立っている2人の男性の写真

先導の金棒

お揃いの法被を着た男性が紅白の幕がついた四神旗の山車を引いている写真

四神旗の行列

 習志野市史によれば菊田神社は弘仁年間(810〜823年)に創建された久々田村(現津田沼)の産土神 (うぶすながみ)で久々田大明神と称されていたが、宝暦年間(1751〜1763年)に菊田神社と改称された歴史があるということです。
 伝統と歴史に裏付けられた格式高い祭りを見て、市民としての誇りを感じました。

問合せ

社会教育課

取材・写真

広報まちかど特派員/佐藤清志さん

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