平成26年12月掲載分

更新日:2022年09月29日

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関東地方では珍しい!”撞きん棒”?使って「親子餅つき大会」

2014年12月19日

外の釜に大きな蒸し器をのせてもち米を炊いているボランティアの写真

もち米の良い香りが…

ちびっ子びっくり!「これでお餅つくの〜?!」
冬晴れの厳しい冷え込みとなった12月6日、実籾の自然保護地区「ほたる野」で初冬恒例「親子もちつき大会」が開催された。
 この催事は、市内在住の有志らで組織する自然保護ボランティアグループ「NORA(ノラ)の会」(鈴木正義会長)が都会の親子に「米の一生」を学んでもらおうと毎冬開く”食育”の一環で、今年24回目を迎えた。

長い撞きん棒で臼の中の餅をついている子供たちの写真

撞きん棒でゴン!ゴン!

 さて…「餅つき」と言えば「臼に杵」が定番だが、本年は臼ときん棒?を使ってのお餅つきに毎年参加している親子らも「何?この棒?!」と目をパチクリ。
 この通称”撞きん棒”は、国内では東北~北海道地域の「餅つき」に杵の代わりとして昔から使用されている道具で、野球の木製バット造りに欠かせない「アオダモ」の木を使用している。
 北海道出身の会員の一人が、この日のために故郷から長さ約1メートルの”撞きん棒”8本を取り寄せたという。
 午前11時の開始直後、炊きたてもち米が木臼に放り込まれ、まずは会員らが杵で慣らしつきの後、農家の人の手ほどきを受け、参加親子らは数名一組で順番に”撞きん棒”を手に木臼を取り囲み、慣れぬ手つきでぺったん!…ならぬゴン!ゴン!と音を響かせ、関東では珍しい餅つきを楽しんだ。

出来上がった餅を外で食べている参加者の写真

自分でつくと美味しいね!

 湯気の立ち昇る撞き立て餅は、傍らで 黄粉 (きなこ)餅やあんこ餅等に調理され参加者に振舞われた。
 毎年、参加者百名を超える人気の催しだけに「臼と杵だけでは餅つきの順番待ち時間が長いため、皆さんいっしょに臼を囲んで楽しんでもらおうと”撞きん棒”を思いつきました。大成功ですね!」とNORAの会・鈴木会長はにっこり。

問合せ

ほたる野を守る「NORAの会」/鈴木

電話番号

090-2900-3414

取材

広報まちかど特派員/坂田薫さん

千葉工大で「はやぶさ2」打ち上げのパブリックビューイング開催

2014年12月15日

観客席に座っている沢山のパブリックビューイング参加者の写真

会場を埋め尽くした観客

 幾多の困難を乗り越え「はやぶさ」が帰還して早4年。12月3日、後継機の「はやぶさ2」が鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。
 計画では、小惑星(1999JU3)に到着するのは、4年後の2018年夏。約1年半かけて探査活動を行い、地球に帰ってくるのは、東京オリンピックの年2020年11月の予定です。6年、航行距離52億キロに及ぶ壮大な宇宙の旅です。
 発射当日、千葉工業大学では、「はやぶさ2」のほぼ全ての搭載観測器機の開発や検討に関わった惑星探査研究センターのある津田沼キャンパスの大教室にて、種子島からの中継映像を見る「はやぶさ2パブリックビューイング」が開催されました。

 器機開発に関わった研究員の皆さんから、H2Aロケット26号機や、はやぶさ2、搭載する観測装置などの説明を受けながら、発射の瞬間を待ちました。関係者や大学生、一般市民や園児達が見守る中、種子島からのカウントダウンの声とともに、場内でも園児達のカウントダウンが始まりました。興奮状態のなか、H2Aロケットが発射されると、歓声や拍手が沸きおこりました。

舞台上の大きなスクリーンに発射するロケットの映像が映し出されている写真

固唾を呑んで打ち上げを見守る

白煙を噴射しながら垂直に飛んでいくロケットの映像が映し出されたスクリーンの写真

宇宙へと旅立った「はやぶさ2」

「はやぶさ2」搭載観測器機の説明資料が映し出されたスクリーンを見ながら説明している男性の写真

「はやぶさ2」搭載観測器機の説明

 今回の「はやぶさ2」の最大のミッションは、生物に必要な有機物や水を含む可能性があると言われている小惑星(1999JU3)から地下物質を採取し、帰還カプセルに入れて地球に持ち帰り、太陽系の歴史や生命の起源を解明する手がかりにしようとするものです。
 その探査の重要な役割を担うのが、千葉工業大学惑星探査研究センターの研究員の皆さんが開発した「レーザー高度計(LIDAR)」。赤外線を使って「はやぶさ2」から小惑星までの距離をしっかり測定し探査活動を支えます。また、地下物質を採取するため、小惑星に弾丸を撃ち込みクレーターを作る「小型搭載型衝突装置(SCI)」や、その模様をカメラに収め地球に送る「高解像度カメラ(DCAM3-D)」もあります。いずれも限られた納期のなかで、実験・検証を重ね開発された超高性能器機です。

 「はやぶさ2」は、カプセルだけを地球に落とし、その後、軌道を変えて再び宇宙へ飛び立つ計画です。幾多の困難が待ち構えていると思いますが、6年にわたる「はやぶさ2」の様々な探査活動が成功裡に終わり、無事に帰還することを期待したいと思います。

問合せ

千葉工業大学入試広報課

電話番号

047-478-0222

取材・写真

広報まちかど特派員/大塚義雄さん

写真協力

広報まちかど特派員/酒井丈夫さん(会場を埋め尽くした観客、固唾を呑んで打ち上げを見守る、「はやぶさ2」搭載観測器機の説明)

習志野市長と千葉工業大学の学生との公開意見交換会が開催されました

2014年12月11日

会場内の椅子に着席している沢山の意見交換会参加者の写真

多くの関係者が参加した意見交換会

 11月22日(土曜)、千葉工業大学の学園祭2日目、千葉工業大学と習志野市が共催で公開意見交換会を行いました。

 市内に立地している千葉工業大学と習志野市は、今年3月に、総合的なまちづくりに向けた包括協定を締結しました。今回は、相互の連携を深めるとともに、若い世代の意見を今後のまちづくりに反映させることを目的に、学生たちと宮本市長が意見を交換することになり、多くの市民や学生、学校関係者が参加しました。

 意見交換会では、最初に、小宮学長(千葉工業大学)と宮本市長の挨拶が行われた後、午前の部と午後の部に分かれ、学生研究グループが下記の12項目の研究・提案発表を行いました。午前の部では宮本市長が5項目に、午後の部では、市民経済部長と企画政策部長が残りの7項目の学生発表に、それぞれコメントを出す形式で行われました。

  • 協働まちづくり分野…「まちづくりセンターの設置」「まちづくり会議と地域防災力向上」「デザインと地域貢献」
  • 都市計画分野…「袖ケ浦団地再計画」「『埋立地の埋もれない想い』プロジェクト」「防災行政無線の新しいスピーカー設置方式」
  • 産業振興分野…「ロボット特区」「地域資源を活用した都市観光」 「コミュニケーションデザインセンター構想」
  • 社会教育分野…「スポーツ健康施策」「小中学生向け科学教室」
  • ボランティア分野…「学生ボランティアの地域貢献」
大きな模造紙に書いた資料を見せながら発表をしている2人の学生の写真

学生たちによる発表

 宮本市長や各部長からは、習志野市の地域発展に向けた課題等を研究していることへの感謝と、市として更にこうあってほしい、こんなことはどうだろうかといった要望もあり、たいへん有意義な意見交換会となりました。

問合せ

協働まちづくり課

取材

広報まちかど特派員/西川俊二さん (注意)東邦大学とは11月8日(土曜)に、日本大学生産工学部とは11月29日(土曜)に意見交換会を実施しました。

”紅葉前線”お着き〜!「錦秋の習志野」ぶら~り散歩

2014年12月3日

 この冬最低気温を記録した11月中旬、澄み渡った紺碧(こんぺき)の空の下、「錦秋の習志野散歩」に出かけた。

「遅れていた関東の”紅葉前線”もようやく平地に到着!」のニュースを耳に、まず足を向けたのは鷺沼台の「梅林園」。県内有数の「観梅の名所」として知られる同園だが、初冬に梅の林間に顔を覗かせる「蔦類(つたるい)」の色鮮やかな紅葉にしばし見惚れる。

次に向かった本大久保の「中央公園」。
 冬晴れに映え、ほんのり紅色に染まった木々の間から聞こえて来るのは「ナイスショット!」のパークゴルファーらの歓声。
賑わう「大久保」から歩くこと十数分。眼前に拡がるは、市自然保護地区「実籾・ほたる野」の郷愁(きょうしゅう)呼び覚ます田園風景だ。
 県指定有形文化財「旧鴇田家住宅」のシルエットをバックに佇む一本の”紅葉樹”や色鮮やかなカエデ。
 冬枯れの田んぼで、コスモスや珍しい皇帝ダリアの後方に広がる紅葉林の”錦秋絵巻”に魅入る。

地面に落ちている黄色い葉っぱや遠くに見える、葉が赤や黄色に色づいた木々の写真

秋の色づき(梅園〜中央公園)

紅く色付いた木の葉の写真

木々に芽吹く秋(梅園〜中央公園)

木の葉がオレンジ色や黄色に色づいた、実籾本郷公園の紅葉樹と緑樹の写真

紅葉樹と緑樹(実籾本郷公園)

 「錦秋巡り」のフィナーレは、市内一の紅葉狩り名所として知られている「香澄公園」。
 多種多様の樹木が植わる園内の景観は、さながら”紅葉の博覧会”といった風情。
 紅色に燃え盛(さか)る木々、落ち葉に埋まる遊歩道の先には小川の流れに揺蕩(たゆた)う”木の葉のアート”が…。
 東西に長く伸びる同園では、木々の染まり始めから落葉まで”紅葉のグラデーション”をたっぷり堪能できる。
 帰路、鷺沼陸橋から西方を望めば、”紅葉色”に染まった夕焼け空に「世界遺産・富士山」が浮かび上がった。

香澄公園で犬を連れて散歩を楽しむ人の写真

散歩を楽しむ人(香澄公園)

地面に落ちた黄色い枯葉が光を浴びて一部赤く見える写真

地表に燃ゆる秋(香澄公園)

黄色とオレンジ色のグラデーションが美しい空に鷺沼陸橋から見える富士山の影が写っている写真

“紅葉色”の富士山(鷺沼陸橋)

取材

広報まちかど特派員/坂田薫さん

ならしのスマイルラン開催

2014年12月1日

お揃いの黄緑色のティーシャツを着て走っているマラソン参加者の写真

気持ちよい青空のもと、一斉にスタート

 11月16日の日曜日、茜浜緑地にて、オービックシーガルズ習志野スポーツクラブ主催の家族や仲間と走るリレーマラソン大会、「ならしのスマイルラン」が開催されました。
 112組360人もの参加者が、海の見える茜浜のシーサイドをタスキを繋いで走り抜けました。沖合には沢山のカラフルな帆を上げたヨットが帆走し、東には幕張の高層ビルが、西には浦安のビルがくっきりと浮かぶ素晴らしい眺望の中、イベントが行われました。

次の走者である男性にたすきを渡す男の子とたすきを受け取り走りだす男性の写真

親子でタスキをつなぎます

 大会の種目は、親子マラソンと20キロメートルのリレーマラソン(18才以上)です。
 親子の部では、小学1・2年生の親子が1キロメートルを一緒に走る親子マラソン、小学3〜6年生の親子が1キロメートルずつ計2キロメートルを走る親子リレーマラソンが行われ、お父さんやお母さんが子ども達と一緒に走ったり、タスキを繋いでリレーしたり、とても頑張る姿が見られました。

 20キロメートルリレーマラソンの部(1チーム2〜8人)では、ランニングクラブのメンバーや会社の仲間の即席チ−ム、兄弟チーム、青年部など、さまざまなチームが20キロメートルを走破しました。
 各チームとも、中盤の苦しい形相から最後は笑顔、笑顔、笑顔でゴールイン!!まさしく、「スマイルラン」でした。優勝チームは、なんと1時間8分2秒の好タイム。女性の活躍も目立ちました。
 この大会の運営責任者は、習志野市在住のトライアスロン選手、小池賢さん。9月に開催された日本ロングディスタンストライアスロン選手権佐渡大会で3位入賞し、来年、スウェーデンで開催される世界選手権の出場が確定しているアスリートです。
 来年も「ならしのスマイルラン」がますます盛大に開催されることを期待します。

青いたすきをかけて走る選手とそのすぐ後ろを走る赤いたすきの選手の写真

上位を目指し、全力のランニング

4人並んで手をつないでゴールテープを切る選手の写真

チームそろって笑顔でゴールイン!

問合せ

オービックシーガルズ習志野スポーツクラブ

電話番号

047-454-7571

取材

広報まちかど特派員/大塚義雄さん

この記事に関するお問い合わせ先

このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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