平成26年6月掲載分

更新日:2022年09月29日

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みんなの”ふるさと”谷津干潟の日のイベント

2014年6月27日

 平成5年に谷津干潟がラムサール条約に登録され、平成9年より谷津干潟への関心を高めるために「谷津干潟の日」のイベントを開催しています。今年度は「みんなの“ふるさと”谷津干潟 〜みて、ふれて、たのしもう〜」をテーマに、6月7日(土曜)、8日(日曜)の2日間、谷津干潟自然観察センターにおいてイベントが開催されました。

干潟に腰までつかりアオサ取りをしている作業服を着たボランティアの市民の方々の写真

腰まで浸かり悪戦苦闘のアオサ取り

 「谷津干潟の日」のオープニングセレモニーは、観察センター館内で、7日の9時から、第七中学校吹奏楽部の演奏を皮切りにスタートし、主催者を代表して宮本市長の挨拶や来賓の祝辞などがありました。折からの入梅直後で、この日も小雨降りしきるあいにくの空模様の中、特に屋外で作業をする谷津干潟クリーン作戦では、ボランティアで参加した市民の皆さんが泥まみれになりながら干潟に捨てられた大小さまざまなゴミを集め、また、腰まで水に浸かりながらアオサ取りに悪戦苦闘していました。

顕微鏡のレンズを除きプランクトンの観察をしている男の子の写真

熱心に顕微鏡を覗く子どもたち

 一方、観察センターの館内では、7日・8日の両日にわたり家族で楽しめる色々なイベントや展示が行われました。観察フロアに設けられた「プランクトン観察コーナー」では、日ごろ目にすることの無いプランクトンを顕微鏡を使って観察したり、「チドリのブローチづくり教室」では、谷津干潟にやって来る渡り鳥のブローチ作りに家族ぐるみで熱心に挑戦していました。

スクリーンを使って資料を映しながら、谷津干潟に関する講演を行う木村尚講師と講演を聞く参加者の方々の写真

木村尚講師による谷津干潟の魅力の講演

 また、レクチャールームでは、7日にテレビ出演中の木村尚(たかし)氏による「私のふるさと谷津干潟」と題したトークショーが、また8日には「谷津干潟の未来を考えよう」と題する討論会が行われました。
 そのほか、7日には開演時に演奏した第七中学校吹奏楽部に続いて、昼休みに第一中学校管弦楽部による演奏が、また8日には県立津田沼高校オーケストラ部によるアンサンブル演奏、秋津小学校と谷津南小学校による合奏・合唱、千葉工業大学「風神」によるよさこいソーランの迫力ある演舞などが披露され、大勢の観客から大きな拍手を受けていました。観察センター前と芝生広場では市民参加の模擬店のテントが並び、飲食物の販売や展示品を並べていましたが、悪天候の影響もあって客の入りは鈍く、館内の盛況さと比べるとやや盛り上がりに欠けていたように思えたのは残念でした。
 谷津干潟は、習志野市民にとってかけがえのない財産であり、心のふるさとなので、みんなの力できれいな環境を保ち、生き物たちがより多くここに集まり、棲み付いて貰えるよう、もっともっと努力することが必要だということを改めて教えてくれた二日間でした。

取材

広報まちかど特派員/酒井丈夫さん

問合せ

谷津干潟自然観察センター

電話

047-454-8416

実籾小創立60周年を祝う 人文字描いて空からパチリ

2014年6月24日

曇り空の中上空を飛ぶセスナの写真

少し遅れてセスナが到着

 市立実籾小学校(児童数529人)では今年創立60周年を迎え、記念事業を行います。
 6月3日には記念の人文字が校庭で作られ、航空写真が撮られました。人文字を作ったのは、全校児童や地域の人たち合わせて600人以上。
 この日は連日の暑さが続く中、朝のうち雲が低く飛行機が飛びにくいとの理由で予定時刻から1時間ほど遅れた11時ごろから児童が人文字を作り始めました。「60周年」「校章の図」「−2014−」の3つが描かれました。文字や図のところには児童が並び、地域の人たちは2014の左右の横棒部分を担いました。

校庭に引かれた白いラインの上に等間隔に生徒たちが立ち作られた人文字の写真

見事な人文字が完成

 この事業を担当した上原宏教頭は、地域の方々に参加していただいた理由について、「創立60周年は、人間でいえば還暦に当たり、大変おめでたいことです。実籾小学校は、地域のお陰で今の姿があります。航空写真は、記念事業の一つであり、地域の方への感謝の意味を込めて参加していただきました」と語っていました。
 実籾小は昭和29年9月16日に、千葉市立幕張東小学校から分離独立。市内で5番目の創立となりました。その後、実籾小から東習志野小学校(昭和44年4月創立)が分離独立するなどして今日に至っています。
 10月25日(土曜)には創立60周年記念行事を予定しています。

取材

広報まちかど特派員/小島明さん

問合せ

実籾小学校

「気軽に街歩き」で地元を再発見!

2014年6月20日

 さわやかな新緑の5月27日火曜日の朝、屋敷公民館主催の「気軽に街歩き講座」が開催され、受講生がJR津田沼駅に集合しました。今日は外での実践第1回目で、案内するのは「ならしのコンシェルジュ研究会」のメンバーです。お互いに知ったお顔もちらほら見受けられ、和やかな雰囲気の中での出発です。

千葉工業大学の室内で大きな機械の前で説明をするオレンジ色の服を着た男性と説明を聞いている受講者の方々の写真

説明に聞き入る受講生

 今回の目玉は何と言っても千葉工業大学の見学でしょう!初めて校内に入られる方も大勢いらっしゃるようでした。
まずは宇宙塵捕集装置の見学です。ちょっと難しいと思われる装置の説明でしたが、皆さん興味津々。「地球破滅」と思われるような画像も見せていただき、あ然としながらも、実際に実験装置に触ることができました。

習志野の町が一望できる展望台から見た景色の写真

展望台から見る絶景

 次は少しお馴染みになったロボットの見学です。こちらでは「二足ロボット」の実用性のお話をたっぷり聞かせていただき、その後、習志野で1番高い展望台スポットに上がり、市内を一望しました。そしてランチに舌鼓を打ち、午後のまち歩きを続けます。

和菓子屋の店先にある木の箱に入った和菓子とその前に立つ男性の写真

習志野の銘菓を堪能

 谷津地区をひと巡り。この地域には沢山の歴史的なものが点在しています。「大師講道標」や七福神巡りでお馴染みの「西光寺」「東福寺」、ここでは「六地蔵のひとりごと」にうなずき、古い街並みの「谷津本郷」の風情を楽しんだり、氏神様の「丹生神社」を巡りました。

 最後に谷津遊路商店街を散策。お菓子屋さんでは、和菓子を試食させていただく思いがけないサプライズもある楽しい街歩きでした。意外と市民であっても生活道路としてしか利用しなかったり、知らないことがいっぱいとの声を伺いました。この講座、秋には大久保地域を歩くとのことです。

取材

広報まちかど特派員/佐藤佐知子さん

問合せ

屋敷公民館

電話

047-475-4354

車いすで谷津バラ園を楽しむ

2014年6月16日

車いすとともに歩く会の方々の集合写真

車いすとともに歩く会の皆さん

 「車いすとともに歩く会」(東京都港区)のメンバーが、5月24日谷津バラ園を訪れました。これは「5月の街を歩く会」の行事として行ったもので、今回は車いす利用者3人が参加しました。
 京成電車を谷津駅で降りた一行は、晴天に恵まれ暑いぐらいの気温の中、満開のバラ園の中を散策しました。
 「素晴らしかった。もっと早く来たかった。心が癒されました」と参加者の一人。付き添っていたお母さんは「天気が良くて何よりです。いつも介護でイライラしていますが、今日はすっきりしました」とのこと。

ピンク色のバラの花を間近で眺める車いすに乗った女性の写真

バラの香りにうっとり

 奥さんが車いすを使っているご夫妻。奥さんは「きれいでした。いろんな色のバラがあったし、バラのトンネルもくぐったし、こんなところは東京じゃ見られません。来週になったらもう見られないかもしれませんね」。付き添いのご主人は、「大変良かったです。みんなと一緒でないとなかなか来られませんね」と語っていました。
 ご主人が車いすのご夫妻は「谷津バラ園には初めて来ました。個々のバラも、群生しているバラもとてもきれいでした。(バラ園を出てから)野菜も安くたくさん買えました」と参加者は口々に素晴らしいとの感想を語っていました。

 谷津バラ園の園路にはスロープが設けられ、車いすの方でもバラの観賞散策をゆったり楽しむことができます。
 メンバーは1時間半ほどのバラ園散策を、心から楽しんだようでした。

取材

広報まちかど特派員/小島明さん

問合せ

公園緑地課

「梅雨入り」間近…ツバメは子育て、太陽に日暈、”いざ!出陣!”とアマガエル

2014年6月13日

“真夏並み猛暑”から一転…梅雨入り宣言?!

太陽の周りに光の輪ができている日暈の写真

雨の前触れともいわれる日暈

 「いよいよ梅雨入り」を間近に控えた6月某日、この時期ならではの「市内の自然観察」に赴 (おもむ)いた。
 出掛けに空を仰げばなるほど、太陽の周りにくっきり「日暈(ひがさ)(注釈)」が…。別名「ハロ」とも呼ばれる「雨近し!」の気象シグナルだ。
 さて”梅雨景色”の定番と言えば、「ツバメにカタツムリ、紫陽花にアマガエル」といったところか?

巣の中で黄色いくちばしを開けて餌を待つ雛と、ひなに餌をやる燕の写真

くちばしを大きく開けて餌を待つ雛たち

 まずは、近年減少著しい「ツバメの巣」探索に大久保商店街へ…。
 つい数年前まで、この商店街の随所で確認できた「ツバメの営巣」も、外敵のカラスの攻撃や商店の建替え等の影響でめっきり減少。「ツバメの子育て」をじっくり観察可能な箇所は、ほんの僅かとなった。
 じっくり観察できるのが、4階建てビルの人目に付かない吹き抜けの天井付近。地上約10メートルでかれこれ20年間営巣している”ツバメ一家”。
 この日も巣の中で前日孵化 (ふか)したばかりの雛たちが、餌を運ぶ親を待ちわびてか?黄色いくちばしを大きく広げ元気一杯囀 (さえず)る姿が微笑ましい。

アジサイの花の上にいる緑色のアマガエルの写真

アマガエル君のお目見え!

 次に向かった先は、初夏の”花の競演”が始まった「実籾本郷公園」。
 咲き始めの菖蒲園周囲を彩る”市の花”アジサイの天辺でアマガエル君がニッコリ「オイラの出番だね〜!」の風情。「頑張れよ!」こちらもパチリ!とカメラでエール。
 この日、残念ながら出会えなかった「カタツムリ」。次は”梅雨本番”そぼ降る雨中での”遭遇”に期待しつつ家路を急いだ。

(注釈)日暈…太陽の周りにできる薄い光の輪

取材

広報まちかど特派員/坂田薫さん

谷津遊路商店街にてアートフリーマーケット開催

2014年6月11日

 5月24、25日に京成本線谷津駅南口にある谷津遊路商店街にて、アートフリーマーケットが開催されました。毎年、夏には「星まつり」、秋には「秋まつり」と題して、縁日やゲームやライブショー、神輿が出たりハローウィンパレードがあったりと、にぎやかにお祭りが開催されています。

色とりどりの手作りアクセサリーが沢山並んでいる写真

手作りのアクセサリー等がたくさん

 今回は、5月に初めて、手づくりの「アートフリーマーケット」が開催されました。遊路沿いに、手づくりにこだわったアクセサリーや衣類やバッグなどのマーケットが出現。なかには、親子で作った微笑ましい紙細工もあったり、震災被害を受けた東北の人たちの作ったアクセサリーも販売されていました。

バラの花がモチーフになっているマスコットキャラクターのやっぴーとギターを弾きながら歌う男性の写真

ライブ演奏にやっぴーも参加

 また、ライブ演奏もあって、商店街のマスコット・やっぴー(谷津をハッピーな町に、ということで命名)も登場し、遊路を子ども達とスキンシップをして練り歩き、盛り上がりました。一日中、人が絶え間なく、楽しいフリーマーケットになりました。

 それにしても、ポスターやチラシまで自前でデザインしたり、看板まで自作する実行委員会の皆さんの熱意・企画力には、目を見張るものがありました。

 次回のイベントは、夏休みの最後に開催される「星まつり」です。期待したいと思います。
 皆さん!!ちょっと覗いてみませんか?楽しいですよ。

取材

広報まちかど特派員/大塚 義雄さん

問合せ

谷津商店街協同組合

電話

047-451-3744

普通救命講習会 AEDもみんなの知識に

2014年6月9日

人の模型などを使って参加者の方々に説明しながら講習を行う宮本市長の写真

講習指導にあたる宮本市長(中央)

 市消防本部主催の普通救命講習が5月9日、本部内で行われました。この日参加したのは男性7人と女性6人の、合わせて13人。また宮本泰介市長も、応急手当指導員の資格更新のため、指導員として講習に参加されました。
 この日は先ず、胸骨圧迫と人工呼吸による心肺蘇生法を習い、続いてAED(自動体外式除細動器)の操作について学びました。

 心肺蘇生法では、患者の1.反応の確認・通報、2.呼吸の確認、3、心肺蘇生(胸骨圧迫・人工呼吸)を習いました。

  1. 反応の確認・通報では患者の反応がなければ、周囲の人に119番通報とAEDの依頼をします。
  2. 呼吸の確認では、10秒以内で口の動き、胸部、腹部の上がり下がりを見ます。
  3. 呼吸がなければ、胸骨圧迫を行います。

胸骨圧迫では、少なくとも5センチ沈むまで強く圧迫し、1分間に少なくとも100回のテンポで、30回連続に絶え間なく行います。胸骨圧迫30回、人工呼吸2回の心肺蘇生法を行います。この繰り返しを、救急隊員に引き継ぐまで、また患者の身体が動き始めたり、普段通りの呼吸を始めるまで続けることを習いました。
 AEDの実習では、パッドを右胸と左胸脇の下に貼りつけます。電気ショックを与えるか否かは、AEDが自動的に判断してくれるので音声に従って操作する様教わりました。

男性を後ろから抱きかかえるような形で腹部突き上げ法の訓練を行う参加者の方々の写真

窒息した患者を助ける腹部突き上げ法の訓練

 電気ショック時、強い電流が流れるので、ネックレスなど金属類がある場合は、顔の方へずらすこと。また、パッドを張る際、女性の場合も衣服はとりのぞき、人垣で囲むなど、公衆の面前からさえぎる工夫が求められそうです。
 さらにのどに食べ物を詰まらせるなど、窒息状態にある患者の異物を取り除く訓練も行われ、背部叩打法や腹部突き上げ法を参加者同士で試していました。

 参加者からは、「普通救命講習は初めて受けました。現役の時は勤め先で受けました。妻に何かあった時助けたいです」、「昔、講習を受けたことはあります。皆にやってほしいですね」、「講習は初めて受けました。実際やってみないと分かりませんね」等の話がありました。
 宮本市長は、普通救命講習会で指導をしていました。「市長になってからは初めてですが、これまでに指導員として10回ぐらいやっています」とのことでした。
 普通救命講習会は毎月9の付く日に消防本部で行われます。また、事業所や町会などで10人以上受講希望者があれば、指導員が出向いて行います。
皆さんもぜひ救命講習会に参加して下さい。

取材

広報まちかど特派員/小島 明さん

問合せ

消防本部 警防課

電話

047-452-1283

この記事に関するお問い合わせ先

このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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