平成24年10月掲載分

更新日:2022年09月29日

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習志野市唯一の阿武松部屋の朝稽古をみる

2012年10月29日

左足を大きく上げ稽古する力士や、つっぱり稽古をする力士の写真

黙々と稽古に励む

 市内唯一の相撲部屋である阿武松部屋。幕張本郷の駅から徒歩10分程度で、国道14号線のすぐ側にあります。近所を散策すると、部屋の西側は畑が広がり、遠くには千葉工業大学のツインタワーが遠望できます。部屋の近くには、秋らしく彼岸花や萩の花が咲いていました。
 部屋を訪ねるとすでに稽古は朝早くから続けられているようで、土俵の周りで稽古する力士の身体からは熱気が発散しています。幕内の若荒雄が立ち会いのタイミングをはかり摺り足で近づいて来る姿は迫力満点です。

土俵で2人の力士がぶつかり合い、取り組みをしている写真

迫力のぶつかり合い!

 『土俵では15番勝負が繰り返され、双方が頭から激しくぶつかり合う。顔を歪めながらも必死に押し込む。15番全てに勝った力士は、今度は若荒雄関の胸を借り、ぶつかる、押す、突っ張る。それを何度も繰り返す。全ての体力を使い果たしたように思えた。しかしそれからさらに親方の叱咤がとび、突き押しの稽古が続き、体力の限界を越えたところからさらに力を引き出している。
 稽古場では15人ばかりの力士が思い思いの考えで四股を踏む、鉄砲を繰り返す、砂袋を担ぎ揚げる、屈伸や柔軟を繰り返し絶えず動いている。親方はそれら全てに目をやり注意を与える。濃縮した時間が過ぎる。圧倒されっぱなしの1時間だった。』
 機会があればぜひ見に行かれてみては…大相撲の観戦が違ったものに映るはずです。
(注意)朝稽古の見学は、事前に阿武松部屋に確認してください。(電話:047-452-1621)

取材

広報まちかど特派員/中谷博さん

第19回習志野市美術展覧会「市展」開催

2012年10月12日

 9月14日〜10月2日、モリシアホールで、第19回習志野市美術展覧会「市展」が開催され、洋画、日本画、彫刻・工芸、写真、書の部門に合計456もの出品がありました。各部門の主な受賞作品を紹介します。

洋画の部

街・海・空が描かれた、松本忠雄さんの作品「フィラの街」の写真

美術展覧会賞 松本忠雄さん「フィラの街」(サントリーニ島)

美術展覧会賞 松本忠雄さん「フィラの街」(サントリーニ島)
エーゲ海の景勝地の街・海・空を松本さんの心象風景として描かれた素敵な絵でした。

日本画の部

美術展覧会賞 坂井洋子さん「北イタリア・宮殿のあと」
湖面に映える洋風建築を日本画として描かれ、リゾート地のいい雰囲気が出ていました。

工芸の部

茶色の丸皿、線の模様の入った花瓶の写真

美術展覧会賞 牧フキ子さん「幾何文鉢」

美術展覧会賞 牧フキ子さん「幾何文鉢」
鉢の内側に幾何学模様を描き、中心部は丸く素焼きのままでアクセントがつけられた装飾豊かなイラボ(伊羅保茶碗)でした。

写真の部

路面にうっすら雪が積もった通りを人が歩いている場面を写した筒井夫美さんの作品「雪の朝」の写真

美術展覧会賞 筒井夫美さん「雪の朝」

美術展覧会賞 筒井夫美さん「雪の朝」
少し積もった雪と路面の色合いが良く、微笑ましい登校風景で、やさしさを感じました。

書の部

美術展覧会賞 堀田良子さん「王維詩」
王維の詩を六朝楷書で力強く、見事に書かれていました。

市長賞・市議会議長賞・教育長賞

市長賞・市議会議長賞・教育長賞の詳細
部門 市長賞 市議会議長賞 教育長賞
洋画 石塚洋一さん「一輪車」 飯山美子さん「イパネマの海辺より」
  • 本橋和彦さん「青鬼浅春」
  • 須山一夫さん「A嬢」
  • 松永洋子さん「敦煌」
日本画 武内淑子さん「花の香り」 山内英子「晩秋の東尋坊」 西島希美さん「天使になったロン」
工芸 岡本末廣さん「緋襷牡丹餅花いけ」 大脇勝代さん
「陶芸とステンドグラスのコラボレーション」
西山忠彦さん「鐘の音」
写真 山本敏さん「可愛い〜!」 窪田正樹さん「祭の女」
  • 岸本朋之さん「朝もやの小田代ヶ原」
  • 平山弘子さん「大沢家」
松丸愛石さん 「針切」
  • 粟飯原彩虹さん「姚合詩」
  • 間瀬珠葉さん「李白詩」
  • 山本聴舟さん「寄傲楽無窮」
  • 三原菖鳳さん「藤村詩」
  • 斉藤寛子さん「小春日の」
  • 一條節子さん「李白詩」
  • 野田浅雄さん「曹植詩」
  • 加藤龍恵さん「秋思」

上記賞の他にも、奨励賞、新人賞、学生奨励賞、美術会員賞が授与されたレベルの高い展覧会でした。

取材

広報まちかど特派員/大塚義雄さん

問合せ

社会教育課

電話

047-453-9382

素晴らしい紙芝居の世界

 9月29日、東習志野コミュニティーセンターで、東習志野・藤崎図書館主催「素晴らしい紙芝居の世界」講座が開催されました。講師に「紙芝居文化の会」に所属する中平順子(なかひらよりこ)氏を迎え、日本独自の文化財である紙芝居についての講演が行われました。

昔ながらの紙芝居枠を使って紙芝居を実演する中平順子さんの写真

紙芝居を実演する中平順子氏

 講座では、講師である中平氏が紙芝居を始めたきっかけや、一生の仕事にしようと決心した作品との出会い、また35年間の実体験を通した感動の話を交えて、紙芝居の実演を行いました。
 講座に参加した人は、「コミュニティを育てることができる紙芝居に、より一層興味を持ちました。」と話しました。

 「良い作品は奥底に、生きることの意味と素晴らしさが凝縮され、光を放っている」と中平氏。日本独自の文化である紙芝居は、現在「KAMISHIBAI」として、海外にその輪を広げています。

取材

広報まちかど特派員/須藤 ヒロ子さん

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このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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