平成24年1月掲載分

更新日:2022年09月29日

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実籾本郷公園旧鴇田家住宅の今

2012年1月31日

 実籾本郷公園内の旧鴇田家住宅の庭が、震災後ようやく一部開放となったので、さっそく出掛けてみました。何度か訪れたことがありますが、昨年3月11日の震災後は初めてとなります。

建物の壁にブルーシートが掛けられている、立ち入り禁止の旧鴇田家住宅と庭の写真

建物と庭の一部はまだ立ち入り禁止

 中の様子を見て、本当に驚きました。門を入ってすぐに囲いがあり、それ以上足を踏み込むことができません。やはり震災の影響が残っているのかな、と見回していると、管理棟から管理人さんが2人出てこられました。地震があったちょうどその日に当直をしていたというお二人に「怖かったでしょう」と問いかけると、大きく頷かれました。
 そして、その時のことを詳しく話してもらいました。

管理棟の手前の地面が沈下してひび割れている写真

管理棟周囲の地面が沈下した

 当日は、緊急地震速報があってすぐに揺れが始まりました。旧鴇田家住宅が、きしむような大きな音を立て、激しく揺れていたそうです。さらに、管理棟の前の地面から水が噴き出し、たちまち池のようになったとのこと。聞いているだけで怖さが増してきます。
 「こちらを見てください」と言われ、見てみると管理棟だけが地面よりも50〜60センチメートル浮き上がっていました。しかし、これは管理棟が浮き上がったのではなく、その周りの地面が沈んだそうです。管理棟の下には地中深く杭を打ち込んでいるので沈下を免れたものの、周りの地面が沈んでしまったそうです。
 旧鴇田家住宅の土壁も、よく見るとひび割れが激しく、周りの地面にも大きな亀裂が目立ちます。

建物の土壁に大きくひびが入り、手前にはブルーシートが掛けられている写真

土壁に大きくひびが入っている

 建物は未だに危険なため中に入ることはできません。
 早く復旧するといいですね、とお二人に声をかけて辞去しました。

問合せ

社会教育課(旧鴇田家住宅に関すること)

取材

広報まちかど特派員/中谷 博 さん

習志野発見ウオーク〜七福神を巡る〜

2012年1月24日

白線が引いてある駐車場で参加者が広がり準備体操を行っている様子の写真

念入りに準備体操

 1月16日に開催された習志野発見ウオーク。普段は「健康なまち歩きマップ」のコースを歩く催しですが、今回は「習志野七福神巡り」の特別コースが設定されました。早めに出掛けたつもりでしたが、集合場所の保健会館駐車場には、すでに多くの参加者が集まっていました。
 主催者である「習志野市健康づくり推進協議会」の会長さんに話を聞いたところ、参加者は120人で、世話係を加えると135人とのこと。まずは準備体操で体調を整え、2班に分かれて出発です。

自然溢れる樹木の間の藤崎古道を歩いている参加者の後ろ姿の写真

自然溢れる藤崎古道を進む

 初めに向かうお寺は慈眼寺。大黒天が祭られています。結構寒い日でしたが、参加者の皆さんは元気いっぱいでした。続いて国道14号を経て、福禄寿が祭られている東漸寺に向かいました。さらに墓所を抜けて東福寺に。こちらでは恵比寿さんが祭られていますが、あいにく当日は鍵が掛けられており、拝顔できませんでした。そこから次の西光寺まではすぐで、毘沙門天に会うことができました。
 このあとは少し長い道のりがありました。企業局の手前を左折し、少し行くと布袋尊が祭られている正福寺。火事に見舞われ、現在は再建中でした。そこを出て、藤崎古道の竹林を登ると、そこは藤崎堀込貝塚です。その辺りの畑は、貝殻の破片がちりばめられたようになっています。

薬師寺の建物の手前に参加者が立っている写真

薬師寺(大久保)に到着

 さらに森林公園で休憩した後、大久保商店街にある薬師寺まで一気に歩きました。ここに祭られている弁財天は、なかなかにあでやかなお姿でした。大久保商店街の一角には『坂の上の雲』に登場した秋山好古の資料を展示している「お休み処」(歴史文化交流ギャラリー)があります。興味のある人は、一度のぞいてみると面白いのではないでしょうか。

 さて、最後は東金街道を下り、京成線を横切った先、道路から奥まったところにある無量寺へ。この寺には寿老人が祭られています。最後のところでは、さすがに隊列は長く伸びていました。
 市内各地を巡った発見ウオークも、ここで解散。参加者の皆さん、お疲れ様でした。今年こそは、きっと良い年となることでしょう。

問合せ

健康支援課

取材

広報まちかど特派員/中谷 博さん

冬の谷津干潟を歩く

2012年1月20日

赤い実をついばんでいる鳥をアップで撮影した写真

赤い実をついばむ

 寒い日が続きますが、午後になって陽が射すようになったある日、厚着をして散歩をすることにしました。
 目指す場所は谷津干潟。京成谷津駅で下車し、しばらく歩くと干潟に到着です。
 干潟の外周を一周すると3.5キロメートルくらい、歩くにはちょうど良い距離です。歩き始めてしばらくすると、道端のピラカンサの木で、シジュウカラとヒヨドリが実をついばんでいて、道行く人の心を和ませていました。

薄雲のある上空を飛んでいる鳥の群れの写真

暮れ始めた空を鳥の群れが飛び立っていく

 今日も干潟にはカモをはじめ、多くの渡り鳥がいます。その中で小柄ながら目立ったのは、ピンクの細い脚をしたセイタカシギが餌を食べている姿。ついしげしげと眺めていましたが、何かに驚いたのか、すぐに飛び去ってしまいました。
 水面に浮いて、たまに水の中に首を突っ込んでいるのは、オナガガモのようです。銀色の尾羽が輝いています。茶色の頭が特徴のヒドリガモはピューピューと鳴いています。向こう岸に見えるのはコサギでしょうか。ひっそりと立ちすくんでいる姿は少し淋しげです。カモの群れが気持ち良さそうに飛び立っていくのが見えました。

谷津干潟の水面に写り込んだ夕焼けの写真

夕暮れの干潟を後にしました

 陽が傾いてきて南の空が夕焼けに染まり、気温も下がり始めたのを合図に、冬の谷津干潟を後にしました。

問合せ

環境政策課

電話

047-453-9291

取材

広報まちかど特派員/中谷 博さん

オービックシーガルズ、日本一に!

2012年1月16日

ステージ下手前に花束を持った3名の男性が立ち、小さなステージ上にオービックシーガルズのメンバーが立っている写真

ライスボウル連覇の快挙を報告

 「日本一、おめでとうございます!」
 宮本泰介市長の祝辞に、モリシア津田沼に集まった約500人のファンから大きな拍手と歓声が沸き起こった。
 習志野市を本拠地としているアメリカンフットボールのクラブチーム「オービックシーガルズ」が、7日、モリシア1階ホールで、2年連続日本一に輝いたことを市民やファンの皆さんに報告した。

オービックシーガルズのメンバーがアメリカンフットボールの試合中の様子の写真

ライスボウルで関西学院大を撃破

 昨年の東日本大震災で、茜浜の練習場も液状化の被害を受けた中からの苦しいスタートだった。しかし、今シーズンのオービックシーガルズは、「応援してくれる千葉の皆さんのために優勝を!」と次々と勝利を重ね、昨年12月19日の試合で富士通フロンティアーズを破り、社会人王者となった。
 そして、1月3日に行われた日本選手権「ライスボウル」で、学生王者の関西学院大学と対戦。前半押され気味だったが、後半じりじりと追い上げ、最終的には38対28と、10点の差をつけて快勝した。シーズン中、全戦勝利で2連覇を勝ち取ったのである。

女性のファンにサインをしている清水選手の写真

ファンにサインをする#83清水選手

 報告会では「ファンの皆さんの大声援があったからこそ勝てた」「ぜひ周りも巻き込んで応援してほしい」「来年もう一度この場所で、笑顔で報告したい」と語った選手達。

 オービックシーガルズは、今年5月、チームとして初の海外遠征(ドイツ)を行う。日本から世界へとその活躍はますます広がる。
 日本のアメフト史上、日本一の3連覇を成し遂げた社会人チームはまだない。来シーズンのV3を目指して…頑張れオービックシーガルズ!

 2011年は8校35クラス、のべ約1,300人の小学生に「フラッグフットボール」を教えたオービックシーガルズ。月1回、小学生を対象に茜浜のグラウンドで「フラッグフットボールで遊ぶ日」を開催。2012年は3月から。

新春ならしの「花巡り」

2012年1月11日

太陽の光で黄金色に輝いているロウバイの花の写真

黄金色に輝くロウバイの花

 今年こそ明るい年に!の想いを胸に新年早々、“花一番咲き探訪”に出かけた。
 まずは鷺沼台4丁目。周囲を住宅街に囲まれ冬も寒さ知らずの梅林園。昨年は正月4日にすでに2分咲きであった白梅も今年はまだ蕾も固いとはいえ、日当りの良い北側斜面に一本だけある「ロウバイの木」には、梅に似た独特の黄金色の花が華麗に“一番咲き”し、来園者に“春近し”を告げている。

薄黄色の花弁が咲いている水仙の写真

ほのかに香る水仙

 池にすみつくカワセミが「ピピー!」とさえずり出迎えてくれた実籾本郷公園の西端に群生する「水仙」。開花間近を思わせる無数の蕾の中にたった数輪、楚々と純白の花を咲かせ、ほのかに芳香を漂わせる水仙にひと時酔いしれた。
 あの大地震から10カ月。まだ随所に震災の爪痕が残る香澄地区の日だまりに、早くも咲いたタンポポは、さながら「みんな元気出せよ!」と被災地を励ます風情。

草むらの中に黄色の花を咲かせるタンポポの写真

日だまりに顔を出すタンポポ

問合せ

公園緑地課

取材

広報まちかど特派員/坂田薫さん

5年連続!習高男子バレー部、春高バレーに出場

2012年1月7日

 1月5日、春高バレーが開幕し、習志野高校男子バレーボール部が5年連続・通算28度目の出場を果たしました。昨年から3年生の出場が可能となり、前回大会でベスト8となったメンバーが多く残った習高。ダブルセッターによる変幻自在な攻撃が特徴です。

3名の相手チームがブロックしているなか、アタックしている試合中の選手の写真

渾身(こんしん)の一撃!

 今大会、初戦の相手となったのは福島県立相馬高校。5年連続・通算17回目の出場となる同校は、現チームで北東北インターハイに出場、山口国体ではベスト16に入るなど、着実に実績を残している強豪校。さらに今回は“被災地代表”として、多くの人の想いを背負っての出場となりました。

相手チームの選手がアタックするのを2名でブロックしている写真

相手をねじ伏せたブロック

 試合が始まり、まずペースを握ったのは相馬高校でした。しかし、徐々にエンジンが温まってきた習高は、サーブで相手を崩し、得点を量産。粘る相手を振り切り、第1セットを奪いました。第2セットは序盤から習高ペースで試合が進んだものの、終盤に追いつかれて逆転負け。そして勝負は最終第3セットへともつれこみました。

赤色のユニフォームを着た選手がボールを取ろうとダイビングしている写真

執念のダイビング

 迎えた第3セット、勢いに乗ったのは相馬高校。リズム良く攻撃がつながり始めると、次々に得点を重ねていきました。最大5点差と大きく離され、崖っぷちに立たされた習高は、ここから驚異の粘りを発揮。2点差まで詰め寄り、逆転への光が見えたかに思えましたが、反撃もここまで。21−25で第3セットを落とし、セットカウント1−2。残念ながら初戦で敗れる結果となり、昭和60年以来2度目の優勝はなりませんでした。

 今年の干支は『辰』です。この悔しい経験を糧に、彼らが辰のごとく飛躍することを期待しましょう。

問合せ

習志野高校

電話

047-472-2148

謹んで新年のご挨拶を申し上げます

2012年1月1日

昨年は、たくさんの方に「ならしのNOW」をご覧いただきありがとうございました。

辰と書かれた鏡餅や龍の形をした置物の作品の写真

今年も市民の皆さんに役立つ情報や地域の話題をお伝えしてまいります。

(注意)写真の龍は実花公民館木目込み人形サークル「 通草 (あけび)の会」の皆さんの作品です

この記事に関するお問い合わせ先

このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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