平成23年9月掲載分

更新日:2022年09月29日

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秋晴れのほたる野で「親子稲刈り大会」

2011年9月30日

「さあ!刈り入れだー!」

黄金色に実った稲穂に焦点をあて、その奥で参加者が稲刈りをしている写真

黄金色に実った稲穂

 連休初日となる「秋分の日」の23日。実籾本郷公園に隣接する「ほたる野」で、「ほたる野を守るNORAの会」(鈴木正義会長)主催の「親子稲刈り体験会」が開かれた。
 この催しは、日ごろ農業にあまりなじみの無い現代の親子を対象に、春先の田植えから年末の収穫祭・餅つきまで、“お米の一生”を知ってもらおうと、約20年前から同会が始めた“食育行事”のひとつだ。

子供達と一緒に腰をおとして稲を収穫している宮本市長の笑顔の写真

宮本市長と一緒に楽しく収穫

 この日、市内や近隣からやって来た約200人の親子・グループは、秋晴れの下、時折涼風が頬をなでる稲田で、稲刈り鎌を片手に、農家の皆さんの指導を受けながら、午前中いっぱいかけて米の収穫に汗を流した。
 開始から30分ほどすると、作業服に長靴姿、手には稲刈り鎌を持った宮本市長が姿を見せ、気づいた子どもが「あっ!市長さんだー!」と握手を求める一幕も。元気一杯、水田に足を踏み入れた市長だったが、ぬかるみから長靴が抜けず…苦笑いのアクシデントに、周囲から「もうひと踏ん張り!」のエールが。その後、軽快な鎌さばきを披露した市長は、周囲の子どもたちと一緒に破顔一笑、記念写真に収まった。

刈り取った稲を山の形に積み上げた写真

みんなで刈り取った稲の山

 参加者は、この日収穫したもち米を使った、晩秋の「餅つき大会」に早くも夢を馳せている様子。

問合せ

ほたる野を守るNORAの会/鈴木

電話

090-2900-3414

取材

広報まちかど特派員 坂田 薫さん

歌声響け、笑顔よ届け〜女声コーラス・プルメリア 全国大会出場〜

2011年9月15日

前列数名が賞状を持ち、全国大会に出場した参加者の方々が2列に並んで集合写真を撮っている写真

全国大会に出場した「女声コーラス・プルメリア」

 毎週金曜日の午前中、東習志野コミュニティセンターの一室からは、20人の主婦による女声コーラス・プルメリアの明るい歌声が聞こえてきます。
 実はこのプルメリア、8月27日・28日に開催された「第34回全日本おかあさんコーラス全国大会」に千葉県から唯一出場した実力派コーラスサークル。

黒板の前で土屋かよこさんが笑顔で話をしている写真

代表の土屋かよこさん

 全日本おかあさんコーラス大会の特徴は、歌はもちろん、創造性、独自性、楽しさ、ステージマナーが評価の対象になること。
 「曲に合わせて衣装をアレンジするのも楽しみのひとつです。全国大会では、着物を童服風にするために丈を上げたり、肩上げしたり、草履を布で手作りするなど工夫を凝らしました。」と代表の土屋かよこさん。

楽譜の前で椅子に座り、笑顔で指導する廣瀬先生の写真

笑顔の絶えない廣瀬先生の指導

 今回の全国大会は、震災のショックとの闘いでもありました。
 東日本大震災が日本を襲った3月11日。たまたま地震発生直前の2時半まで練習をしていたメンバーのショックは大きく、しばらくは歌うことができない状態が続きました。
 プルメリアの指揮・指導をしている廣瀬久恵さんは、「被災地の人たちのホームページの『元気に歌っている』という言葉に勇気をもらって、全国大会にむけて歌い始めることができました。大会でも、歌を楽しむ東北の出場者の姿に、私たちの方が元気をもらいました」と全国大会までの様子を語りました。

椅子に座り楽譜を手に大きく口をあけて歌っているおかあさんコーラスの皆さんの写真

大切なのは、楽しく歌うこと

 各地の代表のレベルの高いパフォーマンスを間近で見たり、待機場所の近かった京都や四国などの団体と歌の話に花を咲かせるなど、得るものの多かった全国大会。
 おかあさんコーラスの全国大会は、1度出場すると2年間は出場することができませんが、メンバーは「ぜひ3年後にまた出場したい」と、やる気十分です。

 これからも、笑顔を忘れず、素敵な歌声を響かせてください。

女声コーラス・プルメリアの出演予定

市民文化祭プチコンサート

  • 日時:10月16日(日曜)午後1時30分~3時10分
  • 場所:東習志野コミュニティセンター

市民音楽祭

  • 日時:11月3日(祝日) 午後1時~4時
  • 場所:習志野文化ホール

今回の全国大会の様子が9月24日(土曜)午後1時からBS朝日にて放送予定

メンバーも随時募集中です。
毎週金曜日午前10時~正午、東習志野コミュニティセンターで活動中。見学自由。
(練習時間は変更になる場合があります。事前に東習志野コミュニティセンターへお問い合わせください)

猛暑終焉 「秋」が顔を出す、習志野上空「雲の風景」

2011年9月13日

真っ青な青い空に真っ白な雲が交わってい空に広がっている写真

夏の雲が空に広がる

熱中症にゲリラ雷雨、停電に備えた節電生活…等々、日常生活を脅かし続けた“炎暑の夏”にも、さすがに撤収の兆しが見えてきた。

青空の中入道雲が富士山のような形をしている空の写真

富士山のような入道雲

 夏の初旬から、心地よい涼風が吹き始めた9月初旬までの「習志野の空」は、不気味な巨大雷雲、さながら“霊峰富士”を想わせる入道雲、紺碧の大キャンパスに夏雲、秋雲が混在する光景など、さまざまな顔をのぞかせた。

立ち並ぶ家の上に、うろこ雲から太陽の光が透けて見える空を写した写真

雲から透ける幻想的な光

 習志野市内には、電線や建築物等の障害物に邪魔されることなく、広大な天空を観察できる地点がまだまだ数多く残されている。

 ぜひ「習志野の空」を見上げて、季節の移ろいを感じてみてほしい。

木々の後ろに見える、青空の中浮かぶ薄っすらした雲が流れている空の写真

爽やかな秋空の訪れ

 取材

広報まちかど特派員/坂田 薫さん

理科の実験を楽しもう!千葉工業大学夏期公開講座

2011年9月5日

 8月22日・24日・25日の3日間にわたり、千葉工業大学津田沼キャンパスで夏期公開講座が開かれ、大勢の小・中学生が参加し理科実験を楽しみました。

22日 「色々な空気の流れを体験しよう!」

2人の子供が紙飛行機を手に持ち、隣で1人の男の子が見ている公開講座の写真

紙飛行機を使って飛行原理を体験

空気や水の運動、流れ、力などについて研究する「流体力学」。応用された身の回りの機器としては、サイクロン掃除機や羽根のない扇風機、洗濯機、気象衛星画像がよく知られています。また、鳴門の渦潮や屋久島の風や橋脚の下流では、カルマン渦と呼ばれる力強い渦が交互に発生します。
 風速60メートル毎秒に耐えられるように設計された新しい橋が、風速19メートル毎秒で発生したカルマン渦で共振が起き、崩壊した、アメリカのタコマ橋の映像には皆がびっくり仰天。
 投げられたボールの縫い目の角度によって渦が発生し、さまざまな揺れ方をする「ナックルボール」や、昨年のサッカーワールドカップで有名になった本田選手の「無回転ブレシュート」も、蹴られたボールの後ろに発生する空気の渦によって予測不可能にブレてキーパーを悩ませました。
 講義の後半は、自分で制作した模型で空気抵抗を測る風洞実験や、ラジコンでのヘリ操縦やゴム動力のハバタキ紙飛行機を飛ばし、飛行原理を体験しました。最後にスピ-ド型と滞空型の紙飛行機を作り、それぞれ競い合いました。

24日 「低温の世界を見てみよう!」

紫色、オレンジ、黄色の風船を使って参加者の子供達が実験を見ている写真

いろいろなものを低温にして変化を体験

 “物質が低温になるとどのように変化するか”をテーマに講義が行われました。
 空気の成分である窒素・酸素・二酸化炭素は、温度が下がると液体や固体になります。窒素は冷やされると、沸点マイナス196℃の無色透明の液体窒素になり、酸素は冷やされると、沸点マイナス183℃の液体酸素になり、色は青味を帯び、磁力が発生します。二酸化炭素は冷やされると、昇華温度マイナス79℃の固体のドライアイスになります。
 講義の後、冷却するとどのように変化するかという実験に移りました。軟式テニスボールや風船や花を液体窒素で冷却。弾力のあったテニスボールが全く弾まず、落下させると粉々に。風船もあっという間に小さく縮み、外気に触れるとゆっくりと元に戻ったり、花を軽く握るだけでパラパラになったりと、マイナス196℃の世界を体験しました。

 また25日には「何でも拡大して観てみよう!」をテーマに講義が行われました。
 実験となると教室はがぜん活気づき、参加者の目が輝き、変化を真剣に観察する姿が印象的でした。実験では学生の皆さんが、熱心にお手伝いをしていました。

問合せ

 千葉工業大学研究支援部 産官学融合課

電話

 047-478-0325

取材

広報まちかど特派員/大塚 義雄さん

稲穂揺れる田園で「親子で流しそうめんを楽しむ会」

2011年9月2日

緑色の田んぼの上から孟宗竹で造った流しそうめん台と、そこからそうめんを流そうと待機している男性と、下で待つ人達を上から写した写真

長い孟宗竹を使って流しそうめん!

 「冷た~い!」親子でそうめんに舌つづみ。

 夏休みもあとわずかとなった8月19日、習志野市実籾の自然保護地区「ほたる野」の稲田で、市民有志で作る「実籾の自然を守るボランティアグループNORA(ノラ)」(鈴木正義会長)の会員らが「親子で流しそうめんを楽しむ会」を開いた。

 時折雷雨に見舞われる、あいにくの空模様の下、稲穂が揺れる田園の傍ら、高さ約3メートルの土手の上から下に、孟宗竹3本をつなぎカーブをつけた「そうめん流し台」が組まれた。

 近くの民家から引いた水道水に乗って、用意された5キログラムの茹(ゆ)でたてそうめんの他、ミニトマト、キュウリ等色とりどりの野菜が流れ始めると、待ち構える大勢の親子らから「おっ!来た来た!」と歓声が。

 想定外?の速さで目の前を流れ去るそうめんに戸惑う親子や、うまくゲットし「おいし~!」と“涼味”に歓声のちびっ子も。

大勢の人たちがそうめん流し台に集まって流れてくる素麺をまっている写真

みんなが集まり大にぎわい

 「我がグループの毎夏恒例の行事ですが、地震被災地でもある習志野の元気付けになれば…」と鈴木会長。

 この日の参加者数は、家族連れ、グループなどを含め約100名だった。

取材

広報まちかど特派員/坂田 薫さん

この記事に関するお問い合わせ先

このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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