本大久保ホームタウン自治会自主防災会が第18回防災まちづくり大賞「総務大臣賞」及び千葉県地域防災力向上知事表彰を受賞しま

更新日:2022年09月29日

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平成26年に「防災まちづくり大賞」、「千葉県地域防災力向上知事表彰」、「防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞

「防災まちづくり大賞」で千葉県内で初の総務大臣賞

防災に関する優れた取り組みをしている組織や団体を表彰する総務省消防庁の「防災まちづくり大賞」に、本大久保ホームタウン自治会自主防災会の「IT技術を活用した実践的自主防災活動」が、平成26年2月6日に、千葉県で初めて総務大臣賞を受賞しました。

「防災まちづくり大賞」とは?

犬と猫が描かれた防災まちづくり大賞のロゴ

防災まちづくり大賞のロゴ

「防災まちづくり大賞」は、地方公共団体や自主防災組織などで、防災に関する優れた取り組み、工夫・アイデアなど、防災や住宅防火に関する幅広い視点からの効果的な取り組みを表彰・紹介することによって地域での災害に強いまちづくりの推進につながることを目的として、平成8年より実施されています。
総務省消防庁が主催し、表彰の種類は、「総務大臣賞」「消防庁長官賞」「一般財団法人日本防火・防災協会長賞」などがあります。
本大久保ホームタウン自治会自主防災会は平成25年度の「第18回防災まちづくり大賞」で総務大臣賞を受賞しました。

「防災まちづくり大賞」の詳細については、総務省消防庁のページにてご確認下さい。

「千葉県地域防災力向上知事表彰」の受賞

千葉県が主催する、地域防災活動に特に貢献した団体を表彰し、より一層の地域防災力の向上を図ることを目的とした「千葉県地域防災力向上知事表彰」の被受賞者として本大久保ホームタウン自治会自主防災会が選ばれ、平成26年3月25日に受賞しました。

「千葉県地域防災力向上知事表彰」は自主防災組織や学校を表彰の対象として、平成24年度に創設されました。
詳しくは、千葉県のページにてご確認ください。

「防災功労者内閣総理大臣表彰」の受賞

防災功労者内閣総理大臣表彰」は、『「防災の日」及び「防災週間」について』(昭和57年5月11日閣議了解)に基づき、災害時における人命救助や被害の拡大防止等の防災活動の実施、平時における防災思想の普及又は防災体制の整備の面で貢献し、特にその功績が顕著であると認められる団体又は個人を対象として行われるものです。
平成26年9月10日に、本大久保ホームタウン自治会自主防災会が選ばれ、表彰されました。

本大久保ホームタウン自治会自主防災会の取り組み

日頃の取り組みや活動のポイントなどをご紹介します。
市内各自主防災組織の活動のご参考にしてください。

組織の変遷

  • 本大久保ホームタウン自治会は、昭和55年より入居が始まった約420戸の一戸建てで構成されていて、自治会員は約1,200人です。
  • 平成10年に、自治会と役員の兼務(任期1年)での自主防災会が設立されました。
  • 平成20年には、任期3年の専任の防災委員(平成25年度現在27人)で再組織化され、継続性を重視しました。

 また、女性や多忙な人も活動できるように協力委員制度(現在37人)を新設し、日常的な負担を減らしながら災害発生時には活動ができるように工夫しています。

取り組みの特徴

自治会内を4つのブロックに分割して管理

テーブルに地図を広げ簡易無線で話をしている男性の写真

簡易無線機を使った通信訓練

 自治会内を4分割する地域ブロック制を導入し、ブロック担当を通して、情報の集約・伝達をする体制を整えました。
 災害発生時には自治会館内に防災センターを設置し、自治会内の情報は全てここの集約されます。

IT機器の活用

 災害時の情報の伝達手段として、自主防災会で独自に配備した簡易無線機6台、自治会専用の掲示板、携帯電話やスマートフォンのメーリングリスト(緊急メール)といったIT機器を積極的に活用しています。
 災害時には、習志野市の災害対策本部や、地区対策支部(情報の集約の拠点)との連携が期待されます。
 また、防災センターには発電機が整備されているので、停電になった際も機器を使用することができます。

安否確認プレートの配布

柵に緑色の台紙の安否確認プレートが紐で下げられている写真

安否確認プレート

 災害発生時に自分の安否を知らせるために「安否確認プレート」を独自で作成し、全戸配布しました。
 災害発生時に、安全が確認できた時に門扉に掲示されるこのプレートを班長などがこれを確認し、短時間で防災センターに情報を集約する仕組みを構築しました。
 なお、平成25年度の習志野市総合防災訓練では約8割の世帯がこれを掲示し、自治会内に浸透していることが確認できました。

活発な組織作り

 女性や多忙や方の活躍の場として協力委員制度を新設し、その協力委員を対象として、救援・救護訓練、備蓄食品利用訓練などを実施し、災害時に現場対応できるようにしています。
 また、専任の防災委員が高齢者に片寄らないように、若年層や転入者も積極的に受け入れて、世代間の広がりと活気ある組織の継続性を目指しています。

主な活動内容

ブルーシートの上に防災訓練に参加した方々が集まっている写真

参加者体験型防災訓練

  • 防災訓練 (年に2回・全自治会員対象)
  • 防災講習会 (年に1回・全自治会員対象)
  • 防災IT講習会(年に1回・全自治会員対象)
  • 定例会 (年に8回・防災委員対象)
  • 災害図上演習(年に2回・防災委員対象)

その他、習志野市が主催する防災リーダー研修会に積極的に参加するなど、多様な活動を数多く行っています。

また、平成26年5月に日本大学生産工学部で行われた「防災講座2014」で事例発表を行うなど、地域防災力の向上につながる活動にも尽力されています。

自主防災会長の長谷川さんから一言

演台の前で長谷川会長が「防災まちづくり大賞」を受賞している表彰式の写真

「防災まちづくり大賞」の表彰式の様子。右が会長の長谷川さん。

今回の受賞は、本大久保ホームタウン自治会全体の防災意識が高く、自主防災会の活動に対し、予算の面から講習会・訓練等への参加に至るまで理解と協力をしていただいたことが最大の要因と思います。
"自分の家は自分で、自分たちの街は自分たちで守る"をモットーに、自助・共助の啓発から始め、実戦的な訓練、図上演習、講習の反復実施で、活動はかなり軌道に乗ってきています。
また、できるだけ多くの住民に参加してもらうために、年間を通じてさまざまなメニューを工夫しています。
東日本大震災では、日頃の訓練や無線機・IT技術による情報集約・伝達の仕組みの効果を実証できました。
迅速な現場対応と状況報告で自治会員からの信頼が増したことが励みになりました。
今回の受賞を契機として、新しい課題に取り組み、安全・安心のまちづくりの期待に応えたいと思います。

「防災まちづくり大賞」の受賞に関する市長報告の様子

平成26年2月10日、会長の長谷川さんを含む5名の自主防災会の方々が、受賞の報告に、市長のもとへ訪れられました。

椅子に座った宮本市長と長谷川さんが賞状と盾を持ち、その後方に関係者の方が立ち記念撮影している写真

市長、副市長と自主防災会の皆さん

机の上に賞状や盾、活動の資料を並べ宮本市長に報告している写真

活動の資料を見ながらの報告

長谷川さんと自主防災会の方々が宮本市長に報告に訪れている様子を報道関係者が取材している写真

報道関係者も取材に来ていました

「千葉県地域防災力向上知事表彰」の受賞等の様子

千葉県知事と表彰された方々が賞状を手に記念撮影している写真

知事表彰の受賞式

額に入った賞状を手に宮本市長と関係者の方々と記念撮影している写真

メンバーを変えて、6名がお見えになりました

椅子に座りながら額に入った賞状を見ている宮本市長と受賞報告に来られた2名の男性の写真

2度目の受賞に御祝いをする宮本市長

「防災功労者内閣総理大臣表彰」の受賞等の様子

防災功労者内閣総理大臣表彰に参加された方々が記念撮影している写真

前列の一番右が長谷川さん

宮本市長を真ん中に受賞された方々が賞状などを手に持ち記念撮影している写真

今回も市長報告においでくださいました

宮本市長に防災功労者内閣総理大臣表彰式の様子を報告している受賞者の方々の写真

官邸での式の様子を報告する長谷川さん

この記事に関するお問い合わせ先

このページは危機管理課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9211 ファックス:047-453-9386
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