日本の風しんの流行の現状はどうなっていますか?

更新日:2022年09月29日

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 かつてはほぼ5年ごとの周期で、大きな流行が発生していましたが、1994年(平成6年)以降は大流行はみられていません。
 しかし、局地的流行や小流行はみられており、予防接種を受けていない場合、発症の可能性は少なくありません。
 特に2002年(平成14年)からは局地的な流行がつづいて報告されており、2003年から2004年には流行地域の数はさらに増加し、例年0~1名であった先天性風疹症候群が10名報告されました。
 これを受けて、厚生労働科学研究班による「緊急提言」が出されました。その後、風疹の流行は一旦抑制されました。
 ところが、2011年から、海外で感染して帰国後発症する輸入例が散見されるようになり、福岡県、大阪府、神奈川県等で地域流行が認められました。事業所での成人男性の集団発生も複数報告されました。
 その後、2012~2013年にかけて大規模な流行となり、この2年間で16,000人を超える全国流行となりました。約90%が成人で、男性が女性の約3倍多くかかりました。この流行の影響で、45人の赤ちゃんが先天性風疹症候群と診断されました。
 2014年以降、風疹の患者報告数は減少し、2017年は年間93人(暫定値)でした。約70%が成人で、男性が女性の2倍多く報告されました。93人中15人(暫定値)は、インドネシア、フィリピン、タイ、インド、モロッコ、イタリア/スイス、ドイツ等、海外で感染し、帰国後発症した輸入例でした。先天性風疹症候群は、2015年以降報告されていません。

出典:国立感染症研究所(風疹Q&A)

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