外来生物への対応

更新日:2024年04月23日

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セアカゴケグモ

枯れ葉の横にいる全身が光沢のある黒色、細長い脚と腹部の背面の中央にオレンジ色の帯模様があるセアカゴケグモの写真

1.特徴

体長は約1センチメートル程度で、脚を広げると約3センチメートル程度です。全体が光沢のある黒色で、腹部の背面によく目立つ赤色の模様があります。
攻撃性はありませんが、メスのみ毒を持っています。触ると咬まれることがあるので、素手で触れないでください。


2.咬まれた場合は
速やかに医療機関で治療を受けてください。
咬まれた直後は軽い痛みを感じる程度ですが、次第に痛みが増加し、腹痛、胸痛が起こることがあります。頻度はまれですが、重症になると、嘔吐、発熱、高血圧、頻脈などの神経毒による全身症状が現れることがあります。
咬まれた際のご相談は、習志野保健所(047-475-5151)にお願いします。

3.生息場所
日当たりの良い暖かい場所で、地面や人工物の窪みや穴、裏側、隙間に営巣します。例)自動車、プランターの底、室外機の裏、庭に置いた靴の中等
(注意)屋外に置かれていた傘や衣類、おもちゃ等に付着して、屋内に持ち込まれる可能性もあります。
4.見つけた場合は
靴で踏みつぶすか、殺虫剤を使用して駆除してください。(注意)殺虫剤を使用する場合は、周囲環境等に配慮し、特に側溝付近で使用する場合には、魚毒性の高いピレスロイドの使用を避けてください。

このように市内全域で目撃情報があります。生息している可能性のある場所で作業をする場合は、軍手等を着用し咬まれないように気を付けてください。

オオキンケイギク

草むらに咲いている黄色い花びらのオオキンケイギクの写真
  1. 特徴
    オオキンケイギクは、北アメリカ原産のキク科の多年草です。5月から7月頃に、直径5センチメートルから7センチメートルの、コスモスに似た黄色い花を咲かせます。高さは30センチメートルから70センチメートルになります。
  2. 見つけた場合は
    オオキンケイギクは、生きたまま移動させる、保管するなどの行為が禁止されているため、ご自宅の庭で見つけた場合は、根から抜き取り、3日程度天日にさらして枯死させてから、ビニール袋等に密封して可燃ごみに出してください。また、作業の際はけが等を防ぐため、長袖の服や作業用の手袋等を着用するなど、できるだけ肌を露出しないようにしましょう。

ナガミヒナゲシ

茎は直立して、上部で枝分かれし、葉は上面緑色の線型で先は鋭く尖っているアメリカオニアザミの写真

1.特徴
ナガミヒナゲシは、地中海沿岸原産の、ケシ科の一年草または越年生植物です。4月から6月頃に、直径3センチメートル程度の薄いオレンジの花を咲かせます。高さは15センチメートルから60センチメートルになります。根と葉から他の植物の育成を妨げる成分を含んだ物質を出す(アレロパシー)ことから、生態系に影響を与える植物です。
2.見つけた場合は
ご自宅の庭で見つけた場合は、根から抜き取り、ビニール袋等に密封して可燃ごみに出してください。種ができている場合は、種が飛ばないよう御注意ください。また、ナガミヒナゲシにはアルカロイド性の有毒物質を含んでいます。害虫や動物から身を守るための植物毒であるため、素手で茎に触ったり、折ったりすると手がかぶれるおそれがあります。作業の際はけが等を防ぐため、長袖の服や作業用の手袋等を着用するなど、できるだけ肌を露出しないようにしましょう。

アメリカオニアザミ

茎は直立して、上部で枝分かれし、葉は上面緑色の線型で先は鋭く尖っているアメリカオニアザミの写真

1.特徴
アメリカオニアザミは、ヨーロッパ原産のキク科の多年草です。7月から10月頃に、直径3センチメートル程度の薄紫色の花を咲かせます。高さは50センチメートルから100センチメートルになります。葉や茎に鋭いとげがあり、触るとけがをする恐れがあります。また、非常に繁殖力が強く、在来の植物の生育場所を奪うなど、生態系に影響を与える植物です。
2.見つけた場合は
ご自宅の庭や自己所有の敷地内で見つけた場合は、草刈り鎌で刈るか、スコップ等で周辺の土ごと根を掘り出してください。作業をする際はけが防止のため、長袖の作業着、皮手袋や厚手のゴム手袋を着用し、十分注意しながら作業をしてください。また、刈り取った後放置すると種子が飛散することもあるので、早めに可燃ごみとして処分してください。とげがごみ袋を突き破り、収集作業員がけがをする可能性があるため、新聞紙でくるむか、「とげ注意」の張り紙をごみ袋に張るなどのご配慮をお願いいたします。

ハクビシン

生態

  • 食肉目ジャコウネコ科。原産地は東南アジア。
  • 外来種か在来種かについては諸説あり、未だ断定されていません。
  • 頭胴長(頭の先から尾の付け根までの長さ)60センチメートル前後、尾の長さ40センチメートル前後で、体型は細長く尾が長い。鼻から額にかけて白い筋があります。
  • 雑食性で果物や野菜等の農作物、小動物、昆虫、鳥類やその卵を食べます。好物は果物です。

被害状況

  • 民家の屋根裏や床下、物置といった場所に棲みつき糞尿を排泄する等の被害
  • 農作物被害
  • 金魚やコイ、亀などペットへの加害
  • 生態系への影響など

対策

  • 市では、農家における農作物被害以外のハクビシンの駆除は行っておりません。鳥獣保護管理法上、敷地内にいる等だけでは捕獲ができません。
  • 千葉県害虫防除協同組合(043-221-0064)にて民間駆除業者の紹介をしています。(費用は自己負担となります。)

棲みつかせない工夫や対応

  • 侵入口になる隙間をふさぐ。(縁の下、換気口、軒下、戸袋など)
  • 物置の中などに保存食などがある場合は出入口を開けっ放しにしない。
  • 屋根に届く枝を切り、庭に置いたものなどを整理する。
  • ペットフードの残りや採り残しの果実を放置しない。
  • 池に金網を設置し、鳥小屋などは金網を丈夫にして鍵をかける。
  • 獣の臭い(体臭、フン尿))を消す。木酢液や漂白剤の臭いが効いた例もあります。
  • 追い出しには、煙の出るタイプの殺虫剤を焚く。

アライグマ

柵に入っているアライグマの写真

ハクビシンによく似た被害で、アライグマによるものがあります。
アライグマは外来生物法により「特定外来生物」に指定されており、「千葉県アライグマ防除実施計画」に基づき防除に取り組んでいます。

生態

  • 食肉目アライグマ科。原産地は北アメリカ。
  • 頭胴長(頭の先から尾の付け根までの長さ)55センチメートル前後、尾の長さ30センチメートル前後。尾に5から10本の縞々模様があります。
  • 元々はペットとして日本に持ち込まれ、野生化しました。

被害状況

  • 民家の屋根裏や床下、物置といった場所に棲みつき糞尿を排泄する等の被害
  • 農作物被害
  • 金魚やコイ、亀などペットへの加害
  • 生態系への影響など

対策

  • 生活被害でお困りの方を対象に箱わなの貸し出しを行っていますので、環境政策課(電話:047-453-9291)へご相談ください。ハクビシンやタヌキなど、間違えやすい動物がいますので、お気をつけください。

注意

  • けっして餌付けはしないでください。
  • 可愛いからといって触ったりしないでください。

問い合わせ先

市内の公共施設や街路樹などにねぐらがあったり、野生動物からの被害がありましたら、各施設管理者までお問い合わせください。

問い合わせ先の詳細
発生、発見場所、状況 担当 連絡先
公園・街路樹 習志野市公園緑地課 047-453-9298
公立学校敷地内 習志野市教育委員会教育総務課 047-451-1122
電柱・送電線 東京電力パワーグリッド 0120-995-007(フリーダイヤル)
03-6375-9803(有料)
民有地 土地の所有者または管理者
((注意)鳥獣保護管理法により許可のないものが野生鳥獣を駆除することはできません)
千葉県害虫防除協同組合(043-221-0064)にて民間業者の紹介をしています。(費用は自己負担となります。)
公道等に動物の死骸がある場合 習志野市クリーンセンター業務課 047-453-5374
判断がつかない場合 習志野市環境政策課 047-453-9291

この記事に関するお問い合わせ先

このページは環境政策課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎4階
電話:047-453-9291 ファックス:047-453-9311
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