日鉄SGワイヤ株式会社(旧 鈴木金属工業株式会社)の地下水調査結果と今後の対策について

更新日:2022年09月29日

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平成18年6月2日

 平成18年4月26日鈴木金属工業 株式会社は、同社習志野工場(東習志野7丁目5番1号)における地下水水質調査の結果とその対策を公表しました。
 結果から、工場敷地内の調査井戸水から、3.4ミリグラム毎リットル~200ミリグラム毎リットルのトリクロロエチレンが検出されました。これは地下水の環境基準0.03ミリグラム毎リットルを大きく超える値です。

 これを受け、鈴木金属工業 株式会社習志野工場では、工場敷地内の地下水浄化と敷地外への広がりを防ぐことを目的に、工場敷地境界部分に井戸を設置し、平成18年9月から浄化作業を開始するものです。

 トリクロロエチレンは、主に昭和30年代から金属製品の製造工程で溶剤及び洗浄剤として用いられてきたものです。健康への影響として、環境基準以上のトリクロロエチレンを含んだ地下水を、長期間生水のまま飲用した場合、発ガンの可能性があるとされています。このことから、平成元年には、トリクロロエチレンの地下浸透の禁止、平成9年には地下水の環境基準が定められました。

 鈴木金属工業 株式会社習志野工場においては、平成6年に、千葉県及び習志野市の指導により、敷地内の土壌調査を行い、その結果トリクロロエチレンの汚染が認められたので、平成9年から平成15年の間、土壌浄化対策を実施し改善が確認されました。次の段階として地下水の水質調査を実施したところ、今回の公表にいたった次第です。今回の浄化対策についても千葉県と協力し、鈴木金属工業 株式会社に対し引き続き指導を行ってまいります。

 なお、習志野市は東習志野を含む全市域の民間井戸について、平成元年から井戸水の水質調査を現在まで継続して行っており、その結果を井戸所有者にお知らせし、千葉県健康福祉センターと協力し飲用指導をしてまいりました。なお、過去には井戸所有者の方のご要望により、健康審査を実施しましたが、現在にいたるまで健康被害は発生しておりません。

 また、習志野市企業局が供給する水道水についても、法律に基づく検査の結果から汚染は確認されておりません。

詳細は日鉄SGワイヤ株式会社(旧 鈴木金属工業株式会社)ホームページのトピックス(2006年4月26日)をご覧ください。

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