平成25年度

更新日:2022年09月29日

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(注意)所属等は掲載当時のものです。

身体も気持ちも軽くなるランニング 高齢者支援課 高齢者企画係長 青野孝幸

平成26年1月24日

ゼッケンをつけてマラソンをしている先頭の青野さんと、他3名の選手の写真

先頭白いランニングが筆者

 こんにちは、高齢者支援課の青野といいます。
 今回は私が取り組んでいるランニングの健康法について、ご紹介します。
 私がランニングに出会ったのは小学校3年に始めた部活で、それから、かれこれ30年になります。
 少し前までは「何で苦しいのに走るの?」とことあるごとに聞かれ、一般的になぜ走りたくなるのか理解されているとは思えませんでしたが、最近は人気の東京マラソンの影響などもあり、走る人も増え、その効果が認知されてきたと思っています。
 ランニングは身体のダイエットができ、結果、健康になれることはもちろん、ストレスが解消されて気持ちが軽くなる効果もあります。
 私はランニングをすると、頭の中が空っぽになったような感覚になりますが、その時、不満や不安などのストレスも一緒に消えてすっきりした気分になっています。走っただけでストレスが解消される自分は「何て単純な人間なんだ」と思いますが、このストレスが解消される感覚が得られるのは実は様々な理由があるようです。

  • 長く走り続けることによって、鎮痛作用のあるホルモン(エンドルフィン)が脳で分泌され、その作用によって快適な気分になれる。(「ランナーズ・ハイ」とも言われています)
  • 単調な動きの結果、瞑想のようにリラックスした意識状態になれる。
  • 体温が上昇し、鎮痛効果が得られる。
  • 不快な認知、感情、行動から気をそらせてくれる。
  • 運動によって体力が高まると、自分自身をコントロールできているという支配感、制御感、充足感を覚える。

 これはランニングをしている人がどれも味わったことのある「気持ちがいい感覚」ではないでしょうか。
ランニングをしていない人がランニングを始めた時は、身体が重かったり、筋力が足りなくて、苦しいだけですが、その身体の状況を乗り越えると「気持ちがいい感覚」が得られ、その後ランニングがやみつきになります。
 ランニンググッズのウエアやシューズなどは、最近おしゃれなものも多くあるので、ランニングは「まずは形から入る人」にもお勧めの健康法です。
身体や気持ちが軽くなって、健康になれるランニングを皆さんも始めてみてはいかがですか。

私の健康法−地域保健第二係は十人十色!ゆく年くる年健康づくりの目標は? 健康支援課主幹 中村晴美

平成25年12月20日

てんてんちゃんのイラスト

てんとうむし体操キャラクター「てんてんちゃん」

 「私の健康づくり」と一口に言っても、その方法や取り組み方は、人それぞれ違うもの。
健康支援課は、事務職、保健師、栄養士、歯科衛生士などの様々な職種が集まっている課です。
 今回は、健康支援課の地域保健第二係のメンバー11人が各自で、普段から取り組んでいる健康づくりを以下に紹介します。

  • 三度の食事に食後の歯みがき。手洗い・うがい・冬場の室内湿度は60%以下にしないように保つ。こんなあたり前のことを続けることで、毎年、インフルエンザやノロウイルス知らずです。
  • 休肝日を設ける。
  • 5年前から、毎朝体重を同じ条件で測っています。体脂肪率も一緒に測れる体重計です。ちょっと増えている時は、食べる量をがんばってセーブしています。来年も続けていきたいです。
  • 毎食、野菜をとるように心がけています。野菜を一番初めに食べています。
  • ホットヨガに行き、体を動かし、汗を流してリフレッシュしています。
  • よく食べ・よく動き・よく寝る。そして、息を引き取る瞬間まで笑っていられるようにと心がけています。
  • 疲れた時には無理をしない。12時までには寝る。
  • 食事は、主食・主菜・副菜をそろえるように心がけています。
  • 早寝・早起き・朝ごはん。
  • 1日1回、リラックスする時間を作り、ココロをリセット、リフレッシュ!!
  • 雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、夏ノ暑サニモ、冬ノ寒サニモ負ケズ、自転車通勤。

私の健康スポーツ メタボ脱却作戦 取組中! 屋敷公民館長 松本浩史

平成25年12月13日

 今日は!屋敷公民館の松本です。
 先日、「健康なまちづくり条例施行記念シンポジウム」を拝聴しました。その中で屋敷公民館の取り組み、オービックシーガルズの講師を招いての体幹トレーニング講座をとりあげてもらいました。講座は第2回を終え、参加者一同いよいよ熱が入ってきたところです。
 私も第一回より、レポートしていきたいと思っていたので勇んで参加しています。はじめたきっかけは、私自身、3年連続メタボリック症候群の(自慢になりませんが)認定を受け、また生活習慣病(糖尿病境界型)であるにもかかわらず、今日まで無為に過ごしてきた結果、腰痛も気になりだしたからです。今回の屋敷公民館での新企画講座の目的は「体幹を鍛えることで体のバランスをとり、姿勢をよくする。足腰が痛くなる前に自分の体を健康に保つ予防医学の実践の機会とする。」であり、これを機会に猛省し、自らも実施しようと一念発起しました。意思の弱い私ですのでこんな形で宣言し、追い詰めていこうと思いました。講座生の皆さんや担当者と一緒に楽しみながらがんばっていきます。

講座内容を紹介しましょう

 体幹トレーニングを中心に、現代人が日頃使わなくなってきている股関節や肩甲骨まわりを動かす運動、ストレッチの実施。月1回の全5回講座。
 オービックシーガルズ(OBIC)のトレーナーによる実技指導。
 10月12日(土曜)1回目は講座と実技(ストレッチ)、2回目は1回目の復習(ストレッチ)中心で行いました。
 各回1時間ストレッチ、体幹トレーニングを基本講座としています。
 以上のコースの最終日は2月8日(土曜)。約5か月間に体質改善すべく私が課したことは、

  1. OBIC基本4種トレーニング週4回以上
  2. ウオーキング通勤継続
  3. 間食を控える

 1は、OBIC講座のストレッチです。(写真参照、V・A・A・M形の動き)
現代人が日頃行わなくなってしまった動作。

  1. 「V」は腕を上に伸ばし、バンザイの姿勢。(肩甲骨まわりの筋肉)
  2. 「A」は腕の形。肩を回す(肩甲骨まわりの筋肉)
  3. 同じく腕の形「A」は、身体のひねり(体幹及び股関節まわりの筋肉)
  4. 「M」はしゃがんだ脚の形。椅子に座った状態から垂直に立ち上がり、ももの後ろ側の筋肉を鍛える動作、そして反動を使わない腹筋を10回づつ。
床に座ったまま両腕を上に伸ばしているトレーナーの写真

(1)「V」

肩肘をついて横になり反対側の腕を回してストレッチしている参加者の写真

(2)「A」

2人一組になって肩を回すストレッチをしている参加者の写真

(2) 「A」

両ひざをついて座ったまま体をひねってストレッチしている参加者の写真

(3) 「A」

椅子に座っている参加者とMの動きについて指導しているトレーナーの写真

(4) 「M」

仰向けに寝て頭と両足を床につかないように持ち上げて腹筋しているトレーナーの写真

(4) 腹筋

 ちょっとさぼり気味ですが、12月から本腰を入れようと思っています。
 私の目標は、学生時代の体型に少しでも近づけることです。

選手たちが3艇のボートに乗って懸命にオールをこいでいる全日本軽量級選手権大会の競技中の写真

手前左から3人目が筆者!全日本軽量級選手権大会(昭和57年)

 ここに漕艇部時代のレースパンフレットがあります。身長170センチメートル、体重70キロと明記されています。当時は身体をいじめ抜き、熱く燃えていた時期ですので、腹筋もきれいに割れ、我ながら鏡をみてうっとり?!するくらい…だったのですが。
 30年の歳月を経て、当時より身長は縮み、体重は10キロオーバー!!ナマコのよう、鏡を見る度にため息ばかり…となりました。
 さて第一目標、2月最終講座修了まで79.8キロ → 77キロ やや控えめに。
 ついでにウエストも92.5センチメートル → 89センチメートルへ
最終目標(平成26年12月まで)は現役時代と同じ70キロです。脱メタボ、そしてまたOBエイトボートレースでオールを握りたいと思っています。適度なロウイングは身体にとてもよいからです。健康器具でも実感できるかと、思います。
 宣言したからには次回2月に結果報告も踏まえ、講座の効果を自らを実験材料にし、今度こそ健康づくりのサクセスストーリーがレポートできるように頑張りたいと思います。
乞、ご期待!

空手道は、精神修養の場であると共に、誰でもできる健康法であり、護身術でもある 障がい福祉課長 斉藤勝雄

平成25年10月25日
 保健福祉部 障がい福祉課長の斉藤です。
 私の健康法である空手道の素晴らしさについてご紹介したいと思います。
 私が、空手を始めてかれこれ10数年になります。引っ越しを機に、親子で地元道場の「体験入門生募集」に応募したのが、きっかけでした。空手を選んだのは、高校時代多少かじったことがあることと、娘の護身術になると思ったからです。最初は、冷やかし半分の軽いノリでした。しかし、時が経ち、技を覚え、恰好も付いてくると段々と空手の魅力に引き込まれていきました。今は、娘は辞めてしまいましたが、ストレス・運動不足の解消と健康維持のために欠かすことのできない大切な趣味となっています。

体育館の床の上に正座をして座っている空手道場の生徒たちを上から全体を写した写真

(礼に始まり、礼に終わる)

 空手というと危険な格闘技といったイメージをお持ちの方も多いと思います。決してそんなことはありません。確かに空手道には、沢山の流派があり、流派によって教える型や訓練法、試合規則も大きく異なります。二人で戦う「組手」中心の実戦派から、技を演武する「型」中心の演習派まで実に様々です。私の流派は、後者に属しています。他流試合はもとより、瓦割りも固く禁じられています。そんなことで、老若男女問わず、無理なく楽しみながら稽古できるのが、我が流派の持ち味です。
私の通う道場では、「礼に始まり、礼に終わる」をモットーに、3つのルールがあります。

  1. 道場に入る時には、履物を揃えること。
  2. 入退場の際には、一礼すること。
  3. 稽古の前後には、全員正座をして、黙想の後に稽古の無事と師範へのお礼の意味を込めて、二度礼をすること。

です
 子ども達にとっては、伝統文化、礼節を学ぶ貴重な機会になっています。

型の練習をしている道着姿の生徒たちの写真

(練習風景)

 稽古では、準備運動、柔軟体操から始まり「基本技」(突き、蹴り、受け)、「型」、そして「組手」(もちろん寸止め)を練習します。「基本技」を磨くことで、護身術が身に付きます。「型」は、全身のバランス運動なので、体幹と呼吸法のトレーニングにもなります。「組手」は、実戦形式ではなく決められた形で行います。多少の痛みを伴いますが、この痛みを通じて、人への労りの心を育みます。それから、寒中稽古や暑中稽古。厳しい状況の中でも、休まず鍛錬を続けることで、精神面を鍛えます。このように礼儀・体力・護身術・精神力などを一気に習得できるというのは、武道ならではの利点ではないでしょうか。
 私は、ここ10年来、大病を患うこともなく、ほとんど風邪も引かなくなりました。心身共に至って健康です。まさに空手効果だと信じています。

 修行にゴールはありません。これからも空手道を通じて、健康づくりはもとより、子どもたちの健全育成のため、微力ながら貢献していきたいと思います。
 皆さんも目的に応じた形でチャレンジしてみてはいかがでしょう。

私の健康法について 農業委員会 事務局長 常田幸雄

平成25年10月25日

 聞き慣れないスポーツ「インディアカ」と知り合い、今では土曜日の午前中は小学校の体育館で3時間程、仲間と共に汗を流しています。

赤い羽根がついているインディアカのボールを手のひらにのせている写真

(インディアカのボール)

 生涯スポーツとして取り組んでいますが、かなりハードな運動量で夏場の練習では3キロほど体重が減ります。ハード過ぎて健康に良くないかもしれませんが仲間と共に和気藹々と楽しむことでストレスを発散し、試合の後の一杯を楽しみに、振り返れば25年以上経過いたしました。
 「インディアカ」は、羽の付いたボールを手で打つスポーツで、バドミントンのダブルスのコートに1チーム4名で2チームによる対戦となり、バレーボールのルールによく似たスポーツです。
 ネットの高さは215センチ(一般男子・混合)200センチ(女子・シニア混合)で、誰にでもアタックできる高さだと思います。
 以前は、千葉県大会での優勝や関東大会で上位の成績を残したことも有りますが、年齢と共にシニア部門に出場し楽しんでいます。
 日本インディアカ協会を主に、都道府県協会と各市町村にも協会が存在しており、千葉県は特に盛んな地域で、近隣市(千葉市・八千代市・船橋市・市川市)に協会があり地域での親睦大会も頻繁に行われています。
 他には、無心な気持ちで釣糸・釣竿を通して手に伝わる魚との会話を楽しむとともに、最近始めた家庭菜園で野菜の栽培や畑の管理をすることで、健康管理を行なっています。

「ならしの健康ラジオ体操クラブ」 ひまわり発達相談センター 所長 芹澤佐知子

平成25年10月21日

 習志野市では、「ならしの健康ラジオ体操クラブ」の趣旨に賛同するクラブ員が、平成25年9月2日より毎週月曜日午前8時15分から(月曜日が祝日の場合、翌日の火曜日)、ラジオ体操を行っています。
 「ならしの健康ラジオ体操クラブ」は、「習志野市からだ・心・歯の健康づくりを推進し、地域社会全体で個人の健康を支え守るための社会環境の整備に取り組むまちづくり条例(通称:習志野市健康なまちづくり条例)」の施行(平成25年4月1日)に伴い、市職員として率先して健康づくりに取り組み、市民の模範となるべく設立されました。
 年々、基礎代謝量が減り、徐々に中年太りが気になり始める年齢だったので、職場で体を動かす機会をつくれば継続的に運動できると考え、クラブ員になることに決めました。

 クラブ員は企業局も含めると、平成25年10月16日現在で129名となっています。私は多くの方にラジオ体操の良さをわかっていただき、クラブ員になっていただきたいと思っています。その理由は、以下の3点です。

両腕を大きく横に伸ばして体操をしている4名のクラブ員の写真

(体操風景)

 第一に、「週始めの心地よい爽やかさ」です。
 クラブ員になる前には、休み明けの週始めというと「気持ちも体も『だるおも』」で、冴えない気分状態のまま自席に座り、執務をしていました。
 クラブ活動の前夜、私は「明日は少し早く起きて、早く出勤しなくちゃ。」と気持ちを引き締めます。ラジオ体操を始めた9月からは、「明日はラジオ体操だ!」という心地よい緊張感があり、朝、爽やかな気分で出勤しています。この緊張感は、なかなか楽しいものです。

 第二に、「職場のメンタルヘルスの維持・向上」です。
 私の勤務するひまわり発達相談センターには、11名のクラブ員がいます。週始めの8時15分にはクラブ員は動きやすい服装に着替え、ラジオ体操を行っている当センター活動室に集まります。音楽が鳴り始めると、皆、照れ笑いをしながら、ラジオ体操を始めます。
 いい歳になった11人の大人が輪になり、音楽に合わせて体操することは、少々、気恥ずかしいものです。しかし輪になり、それとなく顔をちらちら見合わせてラジオ体操をやるのは、メンタルヘルスの面でよい効果があります。
 8時15分を少し過ぎてバタバタと入室し、体操に参加する職員の顔を見ると「昨日はさぞ楽しい休日を満喫して、今朝は慌てて出勤したのだろうな。」と心の中でニヤニヤします。その職員の休日の出来事について思いを巡らし、密かに楽しい気分になるのです。おそらく体操をしているクラブ員は、ほとんど同じことを考えているように思います。これは職場のメンタルヘルスの面からみても、よい効果があると考えます。

ハンコが押してあるたくさんの参加カードの写真

(参加したらハンコを押します)

 第三に「仕事の生産性の向上」です。
 以前は少し憂鬱な気分で始まった週始めの月曜日が、ラジオ体操で体をほぐす習慣ができると、がぜん清々しい気分に変わることが不思議です。ラジオ体操をすると、心身ともに心地よく、スムーズに仕事に取りかかることができます。仕事前の適度な運動は、血液循環がよくなり、脳内に十分な酸素を供給するので、職務の生産性の面もよい影響を及ぼしていると思います。
 「(通称)習志野市健康なまちづくり条例」は、「市民一人ひとりが健康に対する意識を高め、主体的に行動するとともに、いきいきと安心して幸せな生活を送ることができる地域をつくること」を謳っています。
 「いきいきと幸せな生活を送ることができる地域」をつくることが、市民一人ひとりに課せられる役割であることと同じように、職員一人ひとりも「職務に対する意識を高め、生産性を高めるとともに、いきいきと安心して『いい仕事』ができる職場環境をつくること」が大切です。職場ぐるみで健康づくりを楽しむ環境をつくると、職員間でさりげなくお互いの健康を気づかう雰囲気が生まれます。相互に助け合うことで、生産性を高め、『いい仕事』ができる職場環境に一役買っているのではないでしょうか。

 「大人は、時に思い切って羽目を外すことも必要だ。」
 これは私の尊敬する上司が、かつて発言した名セリフです。
 これから空気が一段と冷え、寒さで身も心も一層かたくなる季節になります。
 頭(理屈)で考えるより、ひとまずラジオ体操の音楽に身をゆだねて、からだを動かす爽快感を味わってみてはいかがでしょうか。
 まずは、職場のメンタルヘルス及び生産性の向上の一貫として、管理職が率先してラジオ体操に取組み、職場ぐるみで体を動かす習慣をつくることをお勧めします。

乗馬はふれあいのスポーツ 保健福祉部長 眞殿弘一

平成25年8月1日

乗馬は心の健康にとても良いスポーツです

乗馬服を着た真殿さんが市原市の長谷川ライディングフォームでシラユキ号に騎乗している写真

(市原市の長谷川ライディングファームでシラユキ号に騎乗する筆者)

 こんにちは。保健福祉部長の真殿です。「私の健康づくり」として、10数年続けてきている乗馬の魅力をお伝えします。
 馬の大きな瞳をご覧になったことがありますか?馬の瞳は小宇宙のようであり、その輝きと深遠は吸い込まれそうな感覚を覚えます。
 このところ、年齢、性別、体力に関係なくできるスポーツとして、乗馬を楽しむ方が増えてきました。2008年の北京オリンピックと2012年ロンドンオリンピックの馬術競技に、67歳と71歳で連続出場した法華津寛さんの影響があるかもしれません。
 乗馬の最大の魅力は、大きな瞳と豊かな感情を持った生き物をパートナーとするスポーツだということです。オリンピック競技においても、人間以外の生き物が参加するスポーツは、馬術競技以外ありません。
 「馬は人の鏡」といわれています。馬は、やさしい人にはやさしくこたえ、せっかちなひとにはせっかちにこたえます。このように、馬は、わたしたちに、やさしさとは何か、コミュニケーションとは何か、といったことを言葉なしに教えてくれるのです。
 乗馬をすると、このような馬の素直さ、あたたかさと触れ合えて、心がリラックスできるとともに、馬との信頼関係が生まれたとき、まさに「人馬一体」となった素晴らしい乗馬ができるようになります。

乗馬は水泳やウオーキングと同じ有酸素運動です

 馬に上手に乗るには、頭から足の先まで全身の筋肉と関節がバランスよく動いていなければなりません。関節を曲げすぎず伸ばし過ぎず、柔らかく保つことで、揺れる馬の背の上でも上手にバランスを取ることができます。
 このような動きのなかで、無意識にバランスを取り、背筋や腹筋、大腿筋を中心に全身の筋肉を動かしていることによって、乗馬はエアロビクスなどと同じくらいの運動量になるといわれています。
 ふつう乗馬は1クールは30分から45分程度ですが、馬にしっかりとした動きをさせようとすれば、この1クールで冬場の乗馬でも人馬とも汗びっちょりになります。競技会などの場面ではなおさらで、6分程度の演技時間でも終わってみれば全身から汗がしたたり落ちてきます。

馬は心も身体も癒してくれる最高のパートナー

草原に立つ白い馬と茶色い馬の写真

 最近はさすがに以前のように競技会に出たりすることはなくなりましたが、富士山裾野の山中や、九十九里海岸といった大自然の中を、馬上で楽しむことができるホーストレッキングは、まさに心と身体が共に癒される至福の瞬間です。
 また、たとえ馬に上手にのることができなくても、馬の体にブラシをかけたり、愛撫してやったり、人参を食べさせてやったりすると、馬はとても気持ちよさそうな表情をして、人なつっこく甘えてきます。
 私が通っている乗馬クラブでコンビを組ませていただいた馬は、今はもうすっかりおばあちゃんになってしまいましたが、この10年余り、仕事がうまくいかないときや、つらいことがあったときなど、いつも私を乗せてしっかりとした足取りで馬場の中を駈けてくれた素晴らしいパートナーです。
 みなさんも、このような素敵なパートナーに巡り合える乗馬で、心と身体の健康づくりを始めてみませんか。

山歩(さんぽ)のススメ 保健福祉部次長 松岡秀善

平成25年8月1日

地平線から太陽が昇りオレンジ色に輝いている富士山8合目でのご来光の写真

(富士山8合目でのご来光)

 私が定期的に山を歩きはじめてそろそろ10年になろうとしています。
 当初、「健康のため」などという大義名分があるわけでもなく、以前の職場で親交を深めたボランティア仲間から誘われて始めたのがきっかけです。
 始めた当初は、業務が忙しかったことを口実に(休日であるにもかかわらず)参加しないことも何度かありましたが、今では月1回の山歩きを心待ちにしている日々です。
 非日常的な空間で、自然を直接肌で感じ、うまい空気をフルに吸って歩く山歩きは健康に良いとは誰でも感じているとは思いますが、では、具体的にはどのように良いのか少し考えてみました。

斜面に少し雪が残っている八ヶ岳の写真

(山開きした八ヶ岳)

  1. 歩く効果として
    1. 内臓の強化(特に心肺機能)
    2. 有酸素運動によるエアロビクス効果
    3. 体力(特に持続力)の増強
    4. 足腰の筋肉の増強
    5. 血液の循環の活性化(腰痛、肩こり解消)
    6. メタボ対策(皮下脂肪が程よく燃焼する)
    7. 血圧の安定、だるさの解消
    8. 脳の活性化(疲れた脳を回復させる)
      • 記憶力を高める
      • 思考力を高める
      • ひらめきが増える
      • 集中力を高める
      • 認知症防止になる
      • (注意)がんに対する免疫力を高める効果があるという説もあります。
  2. 森林浴として
    1. 精神安定作用(ストレス解消)
    2. 除菌・消臭作用

 これだけ並べると、とても健康にいいことだらけの山歩きですが、健康であればそれだけでよいのでしょうか?
 そこで、ある方の言葉を引用してみました。(出典:山歩きの効果・健康効果・健康の目的)
 「私は山歩きで得た健康に満足するだけでなく、その健康を生かして何をなすべきかが最も大切な事だと思うのです。健康は目的ではなく、手段や条件に過ぎません。健康の最終目的は、自分の人生を充実させるための条件であり、ひいては家族のため、世のため、人のため、何をなすべきか、だと思うのですが?
 ただ、健康だけで満足するのはもったいないのです。健康は何事かをするための手段や条件なのです。」

富士山8合目でたくさんの登山者の方が座っている近くで松岡秀善さんがご来光に照らされ笑顔でカメラを見ている写真

(富士山8合目でご来光を背に浴びる筆者)

 (通称)習志野市健康なまちづくり条例では、健康は個人のものとして捉えるだけでなく、社会全体で支え守るものとしています。
 皆さんも、健康と、さらにその一歩先にあるものも想い描きながら山歩きを楽しんでみませんか?

生涯スポーツ卓球 保健福祉部 健康支援課長 上岡充直

卓球は年齢問わず楽しめるスポーツです

平成25年8月1日

ラケットを振って練習をしている上岡充直さんの写真

(練習中の筆者)

 こんにちは。保健福祉部 健康支援課の上岡です。小学校の頃から現在も続けている卓球について紹介させていただきます。
 3歳の頃から話題になり、愛称「泣き虫愛ちゃん」から、今は立派な日本のエースとして活躍している福原愛選手や日本のトップ選手の頑張りで、ここ数年、日本の卓球界は、知名度が上がってきています。
 また、障がい者の種目でも日本代表は世界的な活躍をみせています。
 卓球は、愛ちゃんのように、3歳から90歳代のお年寄りまで年齢を問わず、様々な年齢層の方々に親しまれているスポーツです。最近では温泉地でのスリッパ卓球も話題になっています。
 競技としてはトップ選手のように激しい打撃戦を展開し、相手選手の打球を受けた場合、重さ僅か2.7グラムのボールが、その回転量によっては鉛玉のように重く感じられ、時速約130キロメートルで唸りを上げて飛んでくる。それを瞬時に判断し、時折緩いボールを駆使しながらラリー戦を繰り返すという競技です。

市民大会会場で撮影した上岡充直さんの写真

(市民大会にて)

 第3代国際卓球連盟会長を務められ、世界選手権で12個の金メダルを獲得した(故人・萩村伊知朗氏)が、「卓球はチェスをしながら100メートル走をするようなもの」と言葉を残されています。
 私は、トップ選手のような活躍はできませんでしたが、過去にはインターハイ・国体・全日本選手権等に出場した経験があります。その経験を活かして、地域の子どもたちや一般の愛好者を対象にボランティアで指導したり、一緒に大会に出たりと健康づくりに励んでいます。
 今年は50歳代の仲間とチームを作り、北海道での全国大会に出場する予定です。
 なんといっても、卓球の練習後や大会後の一杯が至福のひと時となっていて、そのためにやっている部分もあります。
 今後も卓球を通して、地域の皆さんや、子どもたちとの交流を深めながら、その人たちの健康づくりに貢献していきたいと考えています。私には私のやり方がありますが、皆さんも健康づくりのために、何か継続できるようなことを見つけてみてはいかがでしょうか。

この記事に関するお問い合わせ先

このページは健康支援課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎1階
電話:047-453-9302 ファックス:047-454-2030
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