バランスシート探検隊活動報告(11月17日)

更新日:2022年09月29日

ページID : 11115
平成29年度習志野市バランスシート探検隊 市内公共施設現地視察・第3回協働学習
開催日時 平成29年11月17日金曜日
9時から16時30分
場所 現地視察:新習志野公民館、谷津コミュニティセンター、屋敷公民館
勉強会:市庁舎グランドフロア会議室
参加者
  • 政府会計学会理事
    千葉大学大学院教授 大塚 成男 隊長
  • 大学生隊員 千葉大学学生7名
  • 市職員隊員 障がい福祉課 社会教育課 会計課
  • 日本公認会計士協会千葉会 公認会計士3名
  • 事務局 会計課

複合施設などの現地視察および第3回協働学習を行いました

複合施設についての理解を深めるために、市内公共施設の現地視察を行いました。
また、視察後には最後の勉強会を行い、隊員たちは今回の活動のまとめを発表しました。
発表後には、公認会計士および大塚隊長より総評がありました。
現地視察の詳しい様子や発表の内容は、平成30年3月発行予定の「習志野市の財務報告書」に掲載されます(ホームページに掲載します)。
また、広報番組「なるほど習志野」においても、本活動の様子が放送されます。

現地視察

今回視察をしたのは、複合施設である新習志野公民館と谷津コミュニティセンター、単独施設である屋敷公民館です。

現地視察

貸切バスに「習志野市バランスシート探検隊」を書かれているのをアップで撮影した写真

施設が点在しているため貸切バスで移動しました

スーツ姿の男性から調理室内で説明を受ける参加者の写真

新習志野公民館 調理室

谷津コミュニティセンターの廊下に一列に立って説明を受けている参加者の写真

谷津コミュニティセンター 和室前

屋敷公民館の室内で耐震化の説明を受けている参加者の写真

屋敷公民館 壁の中が耐震化されています

隊員たちは実際に施設を見て回り、「財務書類の数値と施設の実態」の違いや、複合施設・単独施設それぞれの状況に興味深々でした。
また、施設の担当者への質問の声も多数挙がり、とても有意義な視察となりました。

第3回協働学習

現地視察後、グループディスカッションを行い、視察をして分かった施設の特徴、財務書類や各種指標の数字と実物を比べてわかったこと、探検隊の活動を通じて施設の複合化についてわかったことなどを発表しました。

参加者がグループごとに分かれテーブルに設置された椅子に座り話し合っている様子の写真

グループディスカッションの様子

新習志野公民館グループの発表

壁に映し出された資料の左側に立っている5名の参加者が発表を行っている様子の写真

新習志野公民館グループ 発表の様子

  • 新習志野公民館は、高齢者層のニーズはある程度満たせるものの、学生の利用が少ないのではないかと感じた。利用率向上を目標とするなら、学生の利用増進を図れるような仕組みを取り入れたほうがよい。
  • 新習志野公民館と新習志野図書館・市民課連絡所では営業時間が違う。図書館、連絡所営業時間が終了しても、公民館のために1階部分を開けていなければならない。このことは防犯上の複合化のデメリットとして考えられる。
  • 複合化して、維持管理費用などはメリットを感じられるが、施設の使い方としては「複数の施設が1つの建物に同居している」というイメージで、複合施設のメリットが感じづらかった。それぞれの施設管理者が情報を交換し合い、建物について、複合施設ならではの活用方法を提案してほしい(部屋の相互利用など)。 など

谷津コミュニティセンターグループの発表

壁に映し出された資料の右側に立っている5名の参加者が発表を行っている様子の写真

谷津コミュニティセンターグループ 発表の様子

  • 施設の特徴として、明るい内装、高い利用率、地域ニーズの取り込み(奏の杜の家族層の利用)があげられる。ただし、掲示物については、コミュニティセンターと図書館では別々に管理をしており、一体管理が望ましいと考える。
  • 財務書類の面、実際に施設を視察した際の施設管理者の話、双方から考えて、谷津コミュニティセンターは施設の複合化のメリットを享受していると考えられる。
  • 財務書類からわかる面、実際の施設の状況、これらを組み合わせて分析することで、複合化のメリットをより感じられるような(相乗効果)施設づくりができるようになるのではないか。 など

総評

吉田公認会計士より(習志野市在住の市民目線として)

施設の在り方を考える際には、市民需要の的確な把握が必要である。両グループとも学生の利用増進を課題に挙げていたが、「その施設にそのサービスの需要があるのか」ということを議論することもよりよい施設運営には欠かせない。
次のステップとしては、「その施設の運営を市のお金(公金)を投じてまで行う必要があるか」を考える視点を持つと、よりよい分析ができるのではないか。民間資本との棲み分けも今後は重要となってくる。

大塚隊長より(今回の活動を総括して)

一般的に、「複合化」といいながら、複数施設の同居に過ぎないケースもある。相乗効果が生まれてきて初めて複合化をする意味がある。
自治体の抱える大きな問題に、施設の維持管理費用がある。複合化して「本当に維持管理費用が削減できているのか」ということを分析することが必要。
また、複合化とは、まず建物を一つにすることから始まるが、一番大切なのは「その施設を市民にどのように利用してもらえるか」である。複合化した施設ならではの使い方を積極的に、継続的にPRしていくことが重要。

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