津田沼地区に図書館を設置してほしい。または、予約した本を市役所で受け取れるようにしてほしい。

津田沼地区に図書館を設置してほしい。または、予約した本を市役所で受け取れるようにしてほしい。

 初めに「津田沼地区に図書館を設置してほしい」につきまして回答いたします。
 国や都道府県・市町村が行う施策や事業(行政)は、民間企業では成り立ちにくいサービスを中心に直接または間接的に実施しています。そして、その費用は働く職員の分も含めて、主に社会活動を通じて皆さんから納めていただいている税金と、この先も使うであろう方々からの債務（借金）で賄われています。
 このような中、全国的に「少子超高齢化」と「公共施設の老朽化」の課題に直面しています。「少子超高齢化」は生まれてくる子どもが少ないことから人口の世代が偏り、毎年高齢化し続ける状況のことです。このことは、将来にわたって社会活動を支える人が減り、従事する人も税収も減る一方、医療や介護を受ける人も費用も増え続ける状況を示しており、すでに顕在しています。「公共施設の老朽化」は本市の人口が急激に増えた40年〜50年前に建てられた多くの公共施設が一斉に老朽化している状況のことです。建物や道路・橋などの目に見える物から、下水道管など地下に埋設しているものなど多くの施設を計画的に修理し、利用する方の安全や利便を守っていかなければなりません。
 こうした状況により、習志野市の財政は臨機応変な対応が難しい状況が続いているため、新たな施設を建設することについてはその必要性を慎重に検討しており、今のところ新しい図書館の建設計画はありません。
 将来においても持続可能な都市経営を果たしていくためでもありますので、ぜひともご理解いただきますようお願い申し上げます。

 次に「予約した本を市役所で受け取れるようにしてほしい」とのご要望につきまして、回答いたします。
 ご要望を受け、あらためてブックポストの貸出資料の返却数を確認しましたところ、市役所に設置しているブックポストの返却数は、他の場所と比べて多いことがわかりました。このことから、市役所での予約資料の受け取りについてもニーズが高いと考えております。
 そこで、予約資料を市役所で受け取れるようにするために、受け渡し場所や対応する人をどうするか、図書館情報システムの改修などの課題を解決し、今年の7月ごろまでに実現してまいります。