ならしのNOW

更新日:2024年07月05日

ページID : 20012

躍進!阿武剋関、十両で好成績

7月5日

最近の大相撲は2場所続けて若手力士が優勝(3月場所は尊富士24歳、5月場所は大の里23歳)する等若手の活躍が著しい。
その大の里と同い年で、同じ日本体育大学出身の阿武剋(おうのかつ)関にインタビューすべく、6月11日に鷺沼5丁目にある阿武松部屋を訪問しました。
稽古場に着いた朝8時、後援会の方々が見守る中、親方指導のもと稽古の真っ最中でした。
親方や他の力士に囲まれて土俵で2人の力士が稽古をする様子

阿武松部屋の稽古風景

見学の人が土俵を見つめる様子

稽古を見守る後援会の方々

阿武剋関は、5月場所は東十両12枚目で13勝2敗と、優勝した若隆景の14勝1敗に次ぐ好成績でした。
出身はモンゴルのオブス県で、サッカーと数学が得意。中学3年生の時に相撲留学のコンテストがあり、70人の参加者から選ばれて15歳で来日。神奈川県小田原市の旭丘高校に留学しました。
本人曰く「高校時代は誰よりも稽古をした」とのことで、平日は朝と午後、金曜の夜から土日は合宿稽古と稽古漬けの日々だったそうです。
日本体育大学に進学して学生横綱となり、昨年9月場所前に阿武松部屋に入門し、11月場所で初土俵、3月場所で十両に昇進しました。
四股名は自分に打ち勝つという意味で剋の字を入れ阿武剋としたそうです。

 

取材当日は、7月場所に向けて阿武咲関、阿武剋関、勇磨関らが気合の入った稽古をしていました。繰り返し稽古をすることで心臓がバクバクするまで体を追い込み、力士からはハーハー、ヒーヒーと声が出て、紅潮した体からは汗が噴き出ていました。

屈伸をする力士

阿武剋関の基礎稽古

組み合う2人の力士

勇磨関と稽古する阿武剋関

阿武剋関は力士同士の申し合い(稽古)の後、消耗した体にむちを打ちながら、親方を相手にぶつかり稽古を繰り返して指導を受けていました。厳しい稽古を見ていると、私も元気をもらいました。

 

稽古相手の力士を力強く押す力士

阿武剋関の申し合い(稽古)

親方から指導を受ける力士

親方から指導を受ける阿武剋関

稽古後に阿武剋関にインタビューができました。

取材翌日の12日には、3年振りに帰省して親に大学卒業と5月場所を報告する予定だそうです。
オブス県はモンゴルのどのあたりですかと聞くと、モンゴルの西部、ロシアとの国境近くに位置し、首都のウランバートルからは国内線で数時間かかるそうです。
阿武松部屋の印象は?と聞くと、みんな優しくしてくれるので居心地が良いとのこと。

座ってこちらを見ている力士

インタビューに応じる阿武剋関

モンゴル出身で手本にしている力士はいますか?と尋ねると、特に誰ということはなく、自分の相撲(四つ相撲)を極めるのが目標だそうです。
河島英五さんの1986年のヒット曲「時代おくれ」が好きだそうで、ぜひ歌ってもらおうと思ったのですが、時間がなくてかなわなかったのが、少し心残りです。
7月場所では、稽古の成果を十分に発揮し、十両優勝を成し遂げることを大いに期待しています。
少し首を傾げて笑顔の力士二人

阿武咲関(左)と阿武剋関(右)

【取材・写真】広報まちかど特派員 江草 弘 さん

東邦大学薬草園で一般公開 生薬から食べ物や健康を考えるきっかけに

5月25日に、東邦大学習志野キャンパスで薬学部付属薬用植物園(薬草園)の一般公開が行われました。

東邦大学薬学部の公開講座

東邦大学薬学部の薬用植物園
東邦大学薬草園ののぼり旗

梅雨入り前で園内を見学しやすく、かつ様々な薬草の開花が見られる時期での開催ということから、今年を含め毎年多くの来園者の方々で賑わっています。

園内では、植物療法研究部(アロマ部)および漢方研究部に所属する総勢100名近くの学生さんたちが部活動の一環として丁寧に解説してくださるので、薬草に対する事前知識の有無に関わらず、薬草に関心がある方であればどなたでも楽しむことができます。

せっかくの機会ですので、学生さんたちにいろいろとお話をお伺いしました。

植物園に生い茂る薬草

最初にお伺いしたのが、植物療法研究部(アロマ部)のみなさんです。
東邦大学の薬用植物園は、近隣の同様の植物園と比べて敷地面積が広いことが特徴で、その分、植えられている薬草の種類も多いそうです。
生薬に限らず希少な植物の鑑賞も可能ですが、特にこの時期であればアジサイ、ボタンといった、見た目でも楽しく感じられる植物がオススメとのことです。
 

身近なものではハーブ園といったところでしょうか。ちなみに今年は「モモと青色バタフライピー」と「ミントとレモンとライム」の2種類のハーブティーが振る舞われていました。

植物園に生い茂る薬草

続いて、漢方研究部のみなさんにもお伺いしてみました。
生薬の場合、薬草を煎じて実際に飲んでみたら症状が改善されたといった、伝統的な臨床経験の積み重ねによって医薬品の登録がなされているそうです。一般的に「医食同源」と言われるように、こと東洋医学に関しては「食事として」クスリを捉えることも多いのだとか。
確かに、一般的な食品と同じ成分が生薬として処方されているものも少なからずありますね。
 

植物園に咲くアジサイ

一般公開を通じて生薬のことをよりよく知ることが、ひいては自身の健康状態に合った食べ物を選ぶときのヒントになりそうですね。

【取材・写真】広報まちかど特派員  立花浩司さん

オービックシーガルズ アメフトX1リーグ準決勝勝利!

オービックシーガルズは、習志野に本拠を置くアメリカンフットボールX1リーグのクラブチームです。
X1リーグは、社会人アメリカンフットボールのトップリーグです。Xリーグには企業の社員選手のみで構成される実業団チームと、多種多様な職業の選手が集まって構成されるクラブチームが所属していますが、オービックシーガルズは後者のクラブチームに当たります。
私自身も最初勘違いしていましたが、オービックシーガルズはメインスポンサーとしてオービックにスポンサードされた、様々な社会人メンバーによって構成されたクラブチームと言い換えた方がわかりやすいかもしれません。また、試合数は限られていますが、習志野市内では秋津の第一カッターフィールドで観戦できる機会があるようです。

パールボウルトーナメント準決勝のようす

今回取材したのは、5月26日に富士通スタジアム川崎(川崎市川崎区)で行われたパールボウルトーナメント準決勝のノジマ相模原ライズ戦でした。

オービックシーガルズのチケット受付では、習志野ソーセージとチームマスコットのコラボTシャツを着たスタッフのみなさんが、チケットやチームの関連グッズを販売していました。また、飲食ブースでは炭酸飲料やアルコールとともに、習志野ソーセージの販売が行われていました。

会場で販売された習志野ソーセージ

習志野ソーセージを販売していた垣浪利之さんにお聞きしたところ、ご自身は川崎在住で富士通スタジアム川崎で試合があるときにブースを運営されているそうです。さらにオービックシーガルズの試合の時には毎回習志野ソーセージを販売しており、そのために習志野商工会議所にも加盟したとおっしゃっていました。とても気さくで好印象な方でした。

場外のブースに並ぶ人達
オリジナルグッズのガルズソーセージヘッド

ノジマ相模原ライズのブースも訪ねてみました。ライズのグッズを販売していたのは地元相模原とスポーツを愛する市民有志の方々とのことです。各試合会場に出かけていくことから、オービックシーガルズ戦で第一カッターフィールドまで来られることもあるそうです。何よりもアメフトが好きということと、スポーツを通じて地元を盛り上げたいという熱い想いを持ったフレンドリーな方々でした。

今回、広報まちかど特派員の腕章をつけ、取材用のビブスを着用して現場にいたこともあって、何人かのオービックシーガルズサポーターの方からお声がけいただきました。習志野近辺からお越しの方もいましたが、川崎近辺でオービックシーガルズの試合を見てからファンになったという方もいました。その中から印象に残った話をいくつかピックアップしてみようと思います。

日本において、社会人のアメリカンフットボールは他の競技スポーツと比べるとややマイナーな立ち位置にあると感じます。実際に何らかのきっかけで試合を観るまではXリーグに関心がなかったいう方も複数名いました。私自身がシーガルズを実業団チームと勘違いしていたように、実際にお話を伺ったサポーターの方の中でもオービックのクラブチームと勘違いされていた方がいたくらいです。以前は地上波でライスボウル(毎年お正月に東京ドームで行われるアメリカンフットボール日本選手権)が放映されていましたが、いまは放映されなくなっていますので、Xリーグに触れる機会そのものが限られているということでしょうね。また、トップリーグのX1リーグの中でもチームによってレベル差がかなりあるという話も聞きました。

とはいえ、実際にオービックシーガルズの試合を観に行くと感じることがあります。それは、応援のエンタメ性とプロ登録選手の活躍です。
応援のエンタメ性という点では、特にオービックシーガルズの場合はアメフトの見どころやルールを試合直前や試合中にオービックシーガルズOBの方がわかりやすく解説してくれるだけでなく、チアのレベルが高いということが挙げられそうです。今回お聞きした中では、プロバスケットリーグのBリーグのチアからオービックシーガルズのSEA-Cheer(シーチア)に移籍した方がいること、SEA-CheerからNFL(National Football League:プロアメリカンフットボールリーグ)チアも輩出されていることなどが挙げられていました。また、オービックシーガルズレベルの解説を入れてくるチームは珍しいとも聞きました。
 

シーガルズ対ノジマ相模原ライズ試合中の様子

試合の方は、前半はライズに先制され、押されていましたが、後半にオービックシーガルズがタッチダウンを重ね、ひやひやする試合展開ではありましたが、勝利を収めました。ワンサイドゲームではなかったという点で「今日は良い試合だった」と、私の後ろに座って声援を送っていたサポーターさんが話して帰られました。確かに試合が拮抗すると、見ている側としては面白く感じるでしょうね。
事前に聞いていたイチオシのプレイヤーと、実際に得点源になったプレイヤーがかなり違っていたという点も、個人的には興味深いところでした。
単にひいきチームを応援するというだけでなく、試合のかけひきそのものを楽しむというところがアメリカンフットボールの醍醐味であり奥深さなのかも知れない、と今回の取材を通じて感じた次第です。

【取材・写真】広報まちかど特派員  立花 浩司さん
 

カーボン・オフセットから始まる「ゼロカーボンシティ習志野」

気候変動への適応に向けて、世界規模で脱炭素化の動きが進んでいます。
習志野市においても、2022年6月に宮本市長自ら「ゼロカーボンシティ習志野」を表明、「習志野市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」が地球温暖化対策推進法第21条第1項に基づく実行計画として策定・実施されているところです。さらに本年2024年度から2年をかけて「習志野市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を含む次期「習志野市環境基本計画」の策定及びそれに伴うパブリックコメント等の、市民や市内事業者を巻き込んだ議論・検討が行われる見込みです。よって実運用は2年後からとなりますが、今後官民一体の取り組みが想定されますので、随時注目していきたいところです。
 

習志野市環境政策課に取材インタビューを行ったところ、ゼロカーボンシティ実現の取り組みの一つとして、カーボン・オフセット(日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方(環境省による定義))の考えのもと、2023年3月に南房総市と森林整備事業に関する協定を締結、実際に谷津干潟遊歩道に南房総市産の木材を利用したベンチが置かれるようになったということです。

南房総市の木材を使用したベンチ
南房総市の木材を使用したベンチ
南房総市の木材を使用したベンチ
南房総市の木材を使用したベンチ

(画像提供 環境政策課)

ちょうど6月8日と9日の2日間は、習志野市制施行70周年・谷津干潟自然観察センター開設30周年「谷津干潟の日フェス」で入場無料となっています。この機会に谷津干潟の自然観察と合わせて、カーボン・オフセットや森林保全への取り組み等にも想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

【取材】広報まちかど特派員  立花 浩司さん
 

2回目となるローズフェスタ谷津2024開催

春バラの時季に昨年はじめて開催されたローズフェスタ谷津が今年はさらに進化しました!

5月18日(土曜日)・19日(日曜日)に谷津駅北口サンプラザ太陽の広場を中心に、習志野市市制施行70周年冠事業として開催されました。
2日間天候に恵まれ、昨年より多い4000人強の来場者があり、大盛況となりました。
テーマは前回と同じく「バラを通じて地域の絆を深める」でしたが、今回は次のような盛りだくさんの進化が見られました。
 

・オープンガーデンへの参加が前回の3軒から今回は5軒に。
・「道路から眺める庭」の新規実施が3軒。これは、バラを楽しみながら、会場のある京成谷津駅からJR津田沼駅の間を回遊できるよう考えられました。
・バラを愛でるイベントは、前回のバラのお絵描きコーナーに加え、バラの花びらを蒸留して香りを楽しめるような企画がありました。
・音楽ステージは前回1日のみで7グループでしたが、今回は両日開催で11グループに。
・マルシェとキッチンカ―の店舗数が、前回の延べ36店から今回は延べ39店に。
・習志野市が本拠地のサッカーチーム「習志野シティFC」(前回参加)に加え、今年はアメリカンフットボールチーム「オービックシーガルズ」のチアリーダーが初参加。
・前回参加者アンケートで希望のあったバラ苗販売を実施。
 

ローズへフェスタ2024マップのチラシ

オープンガーデンと回遊ルート

今回の進化について、順にご紹介します。
まず、京成谷津駅とJR津田沼駅間の回遊ルートですが、イラストマップのようにオープンガーデンと道路から眺める庭の8つを結ぶルートが設定され、バラを見ながらの回遊が提案されました。このマップを片手に、谷津地区と奏の杜地区の街歩きを楽しんだ方がたくさんいらっしゃいました。
 

庭先のバラを見学する一般客

庭先には美しいバラがたくさん

賑わうオープンガーデンのようす

賑わうオープンガーデン

オープンガーデン訪問者は前回の約1.5 倍程度と、徐々に認知度が上がっているのではないかと思われます。オープンガーデンに初参加のお宅からは、「見学者との会話が楽しかった」や、「この2日間で1年分の会話をした」などの感想を伺いました。

奏の杜1丁目からの新たに参加者したお家

奏の杜1丁目からの新たな参加

8 つの庭のうち7 つは会場のある谷津5丁目ですが、今回新たにJR津田沼駅近くの奏の杜1丁目からの参加がありました。
主催者は、さらなる新規参加者を求めています。
 

バラを愛でるイベントでは、新たにバラの花びらを蒸留し香りを抽出するイベントが行
われました。バラの花びらを入れた水を加熱して出来た蒸気を冷やすと、バラの香りを含んだ水がとれます。この水はリフレッシャーとして部屋などでバラの香りを楽しむことができるとのこと。
また、バラのお絵かきコーナーは前回同様子ども達で盛況で、2 日間で約50人の参加がありました。リピーターのお子さんもいらっしゃったようです。
 

バラの蒸留水作りを見学するようす

バラの花びらを蒸留して香りを楽しむ

バラのお絵かきコーナーに集まる子ども達

バラのお絵描きコーナー

次に音楽ステージでは、2日間で11グループが歌や演奏、踊りなどを披露しました。お囃子、太鼓、沖縄三線の演奏、オービックシーガルズチア、昭和歌謡、Jポップ、フラダンス、バイオリン演奏等、バラの花色の数のようにバリエーション豊富でした。マイク真木の「バラが咲いた」などバラにちなんだ歌や演奏もあり、会場は盛り上がりました。なお、出演者はすべて習志野市にゆかりのある個人と団体でした。

マルシェとキッチンカ―は、両日とも20件近くの出店がありました。色々な種類のお店が広場いっぱいに並び、ステージの音楽を楽しみながら広場のテーブルで食べている方が大勢いました。

今回初登場のオービックシーガルズチアでは、アメリカンフットボール応援のテンポの良い曲にあわせた踊りで会場が盛り上がり、お酒がよく売れたようです。ステージ後には、チアメンバーと一緒に写真を撮る列ができていました。
舞台の周りには、実行委員会メンバーが一年間手入れしてきたコンテナ植えのバラが置かれ、舞台に華を添えていました。
 

オービックシーガルズのパワフルなチア

オービックシーガルズチア

バイオリン演奏に沸く会場

バイオリン演奏に大きな拍手

バラ園の販売コーナーに集まる人々

バラ園の販売コーナー

前回開催時に、「ローズフェスタなのでバラの苗販売があってもよいのでは」という声があったため、今回は26種類の苗200株が準備されました。毎月この駅前広場のバラを手入れしている実行委員会メンバーが、真剣に品種選びをしている愛好家とバラについて熱心に話をしていたのが印象的でした。

ローズフェスタを象徴する絵

ローズフェスタを象徴する絵

また、前回同様、ローズフェスタを象徴する大きな絵が描かれました。女性がバラと音楽を楽しんでいる風景は会場の雰囲気を盛り上げていて、この絵の前で写真を撮っている方もいました。

ローズフェスタ会場の風景

ローズフェスタ会場風景

会場では、来場者同志、出店者同志、出演者同志、またそれらの相互間での会話が弾んで、新たな出会いが生まれたり、絆が深まったりしているようでした。来年も開催を望む声が多くありました。

【取材・写真】広報まちかど特派員 江草 弘さん

香澄公園 花菖蒲園

子どもを連れて香澄公園に行ったところ、花菖蒲が咲いていました!

紫色の花菖蒲が咲いている写真
うすい紫色の花菖蒲が咲いている写真
淡い紫色の花菖蒲が咲いている写真

青い空に紫のお花が映えて美しかったです♪
つぼみが沢山あったので、まだまだ楽しめると思います。

紫の菖蒲の花の中央に黄色い模様が見える写真
菖蒲の咲いているなかに木の通路が右下から中央辺りに伸びている写真

じゃぶじゃぶ池や遊具、バーベキュー場など家族で楽しめる公園です。

【取材・写真】広報まちかど特派員 土田 桃子

今が見頃!極彩色の世界でバラの香りに癒されよう 〜新緑の谷津バラ園〜

谷津バラ園入口の風景


5月18日、この日は朝から晴天。まるで夏が来たような暑い日でした。
谷津バラ園のバラが満開という噂を聞きつけ、久しぶりに谷津まで出掛けました。

暑さがピークにならないよう、午前のうちに家を出て谷津駅で降りると、何やら賑わっています。
駅前で「ローズフェスタ谷津2024」が開催されていました。
 

ローズフェスタ会場風景
ローズフェスタ谷津看板

コンサート会場の手作りのアートボードが目を惹きます。
バラの蒸留水作りやバラのお菓子の物販、音楽コンサートや屋台などがあり、すでに多くの人で賑わっていました。
後で行くぞ〜。
 

11時頃バラ園に到着すると、すでに入場を待つ長蛇の列。場外からもカラフルなバラが見え、期待が高まります。

色とりどりのバラが咲くバラ園

見てください、この色とりどり。今日行って正解でした。
白赤黄ピンク、オレンジに緑。青い空に白い雲。多くの来場者が満開のバラを楽しんでいました。

こんなに見事な景色が実現したのは、日ごろの職員の方々の努力の賜物です。
なるほど習志野では、まだ肌寒い3月に行われていたバラのお世話を取材しています。
 

谷津バラ園園内図

谷津バラ園は、入り口からほぼ一目で見渡せてしまう程こぢんまりとした敷地ではあるものの、その空間にぎっしりとバラが植えられています(約800種7500株!)。
いくつかの区画に分かれており、そのバラの名前から特色を垣間見ることができます。
たとえば世界の王室コーナーだと、「プリンセス」「クイーン」と名付けられたバラが多く、日本が誇るバラの育種家「ミスターローズ」こと、鈴木省三氏のコーナーでは、「栄光」「胡蝶」「天の川」など、どこか日本らしい名前のバラが咲いていました。

 

中でも長居したのが「香りの庭」。花の香りが強い品種を集め、大きく分けて6テーマの香りを楽しむことができます。

香りの庭のようす
フレンチパフュームの写真

中でもフレンチパフュームという品種は香りが強く、花に顔を近づけると「うわぁ~」と言ってしまう程バラの良い香りがしました。

園内には休憩ができるよう、各箇所にベンチが置かれています。また道幅も広く、斜面もなだらかなので、ベビーカーや車いすでも安心です。

赤いバラが広がる谷津バラ園の風景
レンガがしきつめられた地面

ただし、やはり屋外なので晴れた日は熱中症対策を十分にしてください!
日傘や帽子があるといいです。
 

谷津バラ園噴水付近
バラのアーチ

また、駅から向かう途中の薬局やコンビニで水を買うといいと思います(園内にも自動販売機はあります)。
お手洗いは、人数に対してどうしても限りがあるので、お気をつけください。

谷津バラ園銅像の写真

「晴れてて気持ちがいいお天気なんだけど、暑いわねぇ〜。誰か私にお水をくださらないかしら」

コンパクトな敷地でありながら、ここまで多くの品種を見たことがありませんでした。

ローズ・50ならしの

名前も形もユニーク、習志野市制50周年の際に生まれた「ローズ・50ならしの」もありました。オレンジが鮮やかな大きなバラです。

朝からとても気持ちの良い時間を過ごせました。皆さんもぜひ訪れてみてください。

天気の影響もあってか駐車場は混んでおり、警備員の方々がひっきりなしに交通誘導を行っていました。最寄り駅の谷津駅からは歩いて10分ほどなので、電車で行くこともおすすめします。
また、園内になんとなく潮の香りが漂ってくるほどの近い距離に、谷津干潟もあります。様々な色を楽しんだあとは、静かな干潟でボーっと目を休めるのもいいかもしれません。
 

谷津バラ園駐車場案内看板
谷津干潟の風景

バラのピークは少しずつ落ち着いてきますが、これからの谷津はこんなイベントが楽しめます。
■6月1日(土曜日)…谷津遊路アートフリーマーケット(谷津遊路商店街)
■6月8日(土曜日)・9日(日曜日)…谷津干潟の日フェス

谷津駅前の商店街には美味しい食べ物屋さんも多いです。
海鮮丼、お好み焼きに海苔巻き、インドカレー、老舗の喫茶店に和菓子屋さん、中華にパスタ。バラ以外にも楽しめるスポットがたくさんあるので、合わせてお楽しみください。
ちなみに私はこの日は、習志野初のブルワリーパブ「むぎのいえ」さんでクラフトビールを飲みました。
 

ならしのクラフトビールむぎのいえ看板

るさと産品にもなっている「谷津マドレーヌ」を販売する「金のうさぎ」さんでは、バラ味のかわいいお菓子を発見しました。

金のうさぎ店構え
バラ味のお菓子「うさぎのしっぽ」

駅前に戻り、ようやくローズフェスタ谷津をぶらり。
船橋市・習志野市を拠点に活動されている三線教室の「あやぐ会」さんによる沖縄民謡に癒されながら、谷津をあとにしました。

皆さんも楽しい週末を!

【取材・写真】広報まちかど特派員 週末はミーナさん
 

この記事に関するお問い合わせ先

このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
キャッチボールメールを送る


この記事に気になることはありましたか?

市ホームページをより使いやすくわかりやすいものにするために、皆様のご意見をお聞かせください。

感想をお聞かせください