令和3年7月掲載分
袖ケ浦公民館で教養講座が開催されました
2021年7月21日

6月30日(水曜日)袖ケ浦公民館において、公民館地区学習圏会議 フレンドシップ袖ケ浦主催の教養講座「幕末・明治の西洋医と房総」が開催されました。
講師は千葉県文書館 県史・古文書課の中川和明(なかがわかずあき)さん。
講座のあらましは、まず、日本における西洋医学の先駆者で佐倉の順天堂を開設した佐藤泰然(たいぜん)と、明治期の医学の発展に貢献した泰然の子(養嗣子)の佐藤尚中(たかなか)の親子の生涯と偉大なる功績の紹介を通して、房総・佐倉が西洋の医学の先進地域であったことを述べられました。
続いて、幕末、天然痘(てんねんとう)の予防接種“種痘(しゅとう)”を広めた変遷と、明治期には種痘医の免許制への移行や、千葉県における公立病院の設置について説明がされました。
さらには、明治初頭に流行したコレラ対策、最後は医師養成の近代化が詳しく解説されました。

講座を受けた感想として、講師のご専門である古文書からの資料に基づく丁寧な解説で千葉県ならびに習志野市に関わる医学の発展を垣間見ることが出来ました。現在蔓延している新型コロナウイルスの収束が見えない中、先人たちがウイルスと真剣に戦った歴史を知ることで、感染予防対策の重要性を理解することができました。
写真・取材
令和3年度広報まちかど特派員 酒井 正廣さん
鷺沼温泉ノスタルジー
2021年7月16日

鷺沼温泉看板
習志野市内にもかつては、リーズナブルで気軽に利用できる“銭湯”があちらこちらにありました。
銭湯の良さは、高い天井や広い湯船でゆっくりと温まり、心身ともに気分転換したり、周りの人とのコミュニケーションが楽しめるなど様々あります。
昭和の香りがするレトロな鷺沼温泉をエピソードをまじえてご紹介します。
現在は休業中
鷺沼温泉は、国道14号線沿いにあり、昭和25年(1950年)創業です。地下深くから汲み上げたラジウム含有の黒湯の天然温泉で、「熱くて温まる」と評判。県内外からの利用者も多くいたようです。
現在は、昨年から休業中で、関係者の許可を得て撮影させていただきました。
中に入ると、昭和の映画そのままに番台や板張りの脱衣場、竹の大きな脱衣かご、大型扇風機があります。風呂場入り口には料金表や入浴のしかたの掲示板がありました。男湯の脱衣場には、木村拓哉さん主演ドラマ「南極大陸」(2011年)のロケ写真が。木村さんもお湯の熱さに驚いたのでしょうか?

入口

脱衣場
風呂場には、熱い黒湯用と普通のお湯用の2つの浴槽。壁には温泉ペンキ絵とタイル画。ペンキ絵は男湯には勇壮な富士山、女湯には駒ヶ岳が描かれていました。銭湯ならではですね。

男湯のペンキ絵

男湯のタイル画

女湯のペンキ絵

女湯のタイル画
常連さん他に聞く 鷺沼温泉エピソード
- (80代女性)
昔は日本式の庭園があって池には鯉が泳いでいたのよ。
番台のおばさんは面倒見のいい人。黒いお風呂に入ると調子がいいと実籾から何年も通っている人がいたわ。お風呂のあと、近所のみんなとおしゃべりするのが楽しみだったわね~。 - (70代女性)
50年前にお嫁にきて始めの頃は何年も通ったの。お湯に入った後は寒い日でも家まで10分歩いても体がポカポカしていたわ。懐かしいね。 - (70代男性)
昔は大勢の客で混んでいたよ。風呂上がりのコーヒー牛乳がうまかったね。 - (50代女性)
とにかく熱いのなんの。水の蛇口のそばにいても、ものの数分で出ました。アトピーに効くと聞いて子どもを連れて通ったことを思い出します。 - (60代女性)
銭湯好きで、家にお風呂があっても1日おきに通っていました。番台のおばさんと仲良しでした。お湯で肌がすべすべになりましたよ。ポカポカして気持ちいいし、知り合いもできて世間話をしたり、気分転換ができました。リーズナブルなのも良かったです。

今も高くそびえる煙突
庶民の喜怒哀楽をずっと見守ってきた鷺沼温泉。
誰もが通り過ぎた懐かしい日々。それぞれの心の中のあの日の思い出が、ふと甦ってきたようでした。
鷺沼温泉の煙突は今もひっそりと空高くそびえています。
写真・取材
広報まちかど特派員 三橋 美智子さん
散歩途中に迷い込んだ?習志野“奇界・謎界・町内界?”モノクロ写真で綴る「ここ何処?!体験」の記
2021年7月7日
え〜っ!何?この蛸入道(たこにゅうどう)?!
5月某日の昼下がり、大久保界隈へ“コロナのストレス解消散歩”に出かけた道すがら、「眼光鋭い巨大蛸(タコ)看板」の異様な光景に眼が吸い付いた。「蛸」だけに…。
吃驚仰天も束の間、「真っ赤な蛸の絵」が見る見るうちに昔懐かしい「モノクロ(白黒)写真」に変幻したのは?…まさか!ここがあの”異次元への入り口”か?と眩暈を覚えた。

大久保
な〜んて、下手な“小説ごっこ”はさて置き、後日の市内散歩途中、再び見えない力?に引き込まれた、“奇界・謎界・町内界?”。
其処で遭遇した「不思議な光景」の数々を、多分「ならしのNOW欄」史上初?の試みであろう「全点・モノクロ写真」で構成し、余計な色彩や写真説明抜きで「撮影地・町名」のみを記載。
憂鬱な“コロナ・巣籠り生活”真っ只中であろう皆様の叡智・想像力を結集され、御家族揃って「ちょっと!これ何処?」「あっ!ここ知ってる!」等と明るく賑やかに気分転換なさって頂ければ幸いです。

大久保

大久保

大久保

谷津

谷津

津田沼

津田沼

津田沼

藤崎

藤崎

藤崎

鷺沼

鷺沼

実籾本郷

実籾本郷

実籾本郷

実籾本郷

実籾本郷

実籾

実籾



写真・取材
広報まちかど特派員 坂田 薫さん
この記事に関するお問い合わせ先
このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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更新日:2022年09月29日