令和2年8月掲載分
谷津干潟を一周!〜心を癒す「なつひがた」〜
2020年8月17日
習志野市を代表する自然遺産は谷津干潟です。
多くの方と同様に、私も干潟の遊歩道を歩くことが大好きで、月に数回は訪れて四季の景色の変化、水辺に集う鳥たちや多くの種類の樹木を観察して、心を癒やしています。
最近、テレビ広報「なるほど習志野」8月号「谷津干潟の小さないきものたち」を視聴して、彼らに会いに行きたくなりました。まずは新型コロナウイルス感染症と熱中症の対策を万全に行い、陽が傾きかけた夕刻に谷津干潟を訪れました。

ナラシド♪からスタート
干潟の南側にある谷津干潟自然観察センター前のナラシド♪からスタート、時計回りで一周します。周囲は約3.5キロメートルで、大人がゆっくり歩いて1時間程度のコースです。

干潟で「はち育」 (注意)立入禁止、許可を得て撮影
谷津干潟自然観察センターの裏には養蜂箱が設置され、スタッフの方がミツバチの世話をされています。採取した蜂蜜はカフェでいただくことができます。

バッタランド
公園の草地は「バッタランド」という楽しい名前が付いていて、昆虫たちが仲良く住める場所になっています。
少し歩くと深い森の中に入り、『ピノキオ』と『樫の木モック』みたいな木を見つけました。湾岸道路を走る車の騒音もわずかに聞こえてきますが、大音量のセミの鳴き声で耳の鼓膜が破れそうです。

ピノキオの鼻!

樫の木モック?

大音量のセミの鳴き声です
外周道路に出ると巨大なポプラの木がそびえており、足元では真紅のカンナが咲いています。これから先は長い一本道で、干潟ではサギたちがのんびりと食事を取っていました。

巨大ポプラとカンナの花

干潟を見て歩く

サギの食事風景

タカサゴユリの花
干潟の西端は車の渋滞で有名な若松交差点ですが、歩道は高い壁で遮られていて、快適に歩けるように整備されています。フェンス際にはタカサゴユリがたくさん顔を出していました。

長い緑のトンネル
遊歩道の西北端から東へ向かうと、緑のトンネルに入ります。ここは涼しく快適で、しばらく歩くと奥の草むらに谷津三丁目の三角点を発見しました。

三角点を発見
三角点とは国土の測量時に地表に設置された基準点のことで、経度・緯度の基準になります。
遊歩道にはさまざまな種類の樹木が植えられ、木の名前を確認しながら歩くと楽しくなります。タブノキ、サルスベリ、スダジイ、ウバメガシ、クス、大島桜、アキニレ、キンシバイ等、多くの種類があり、植物園のようです。
谷津バラ園前の公園では干潟に向かって松が枝を伸ばしており、昔ここが海岸線だったことを思い出させてくれます。

タブノキ

サルスベリ

干潟へ伸びる松の枝
遊歩道の東端を歩くと陽が西に傾き始めており、写真撮影には良い時間帯になりました。折しも干潟からやや強めの風が吹いてきて、全身が洗われるような爽快な気持ちになりました。水辺の鳥たちが集まって、ゆうげの相談をしているようにも思えました。

夕暮れのビュースポット

サギのシルエット

水辺に集うサギの群れ
これからも依然として猛暑が続きますが、まずはご自分の体調を最優先に考え、新型コロナウイルス感染症と熱中症の対策も行った上で、あらためて干潟の自然に触れてみませんか。
取材・写真
広報まちかど特派員 三浦由久さん
コロナ疲れの皆様に“新しいお散歩様式”のご提案 「習志野版・何これ?珍百景」巡り
2020年8月13日
世間を騒がす「GoToトラベルキャンペーン」も何のその、予約・キャンセル料一切御無用!「何これ?習志野の珍百景発見!小さな旅」へ…いざ!GoTo!
何の変哲もない市内風景も、ほんの僅か視角を変えただけで見えてくる、アララッ!摩訶不思議?“目から鱗の珍光景”の数々。例えば…長年見慣れた「隣家の屋根」が、左に宝永山を従え威風堂々「霊峰・富士山」に変幻。

車道に立つ「カーブミラー」の凹み傷が一瞬、「未確認飛行物体(UFO)」に映る瞬間も。

そうだ!「UFO」と言えばもう一つ…
実籾の林野で見た、鈍い光を放つ「料理用・圧力鍋の蓋」も然り。

さて7月初旬、「習志野市」の名を世界に知らしめる“びっくり仰天ニュース”が地球を駆け巡った。
御存知!命名「習志野隕石」だ。興味津々、“再びの発見”を目論んだ「火球&隕石」探しで偶然見つけた珍光景がこれ。約4キロメートル先にある「商業施設の異形広告塔」だが、さながら大気圏突入後、民家屋根に突き刺さった「オレンジ色の隕石」に見えなくも?否…いささか無理かぁ〜。

某日、出向いた実籾〜津田沼近辺で、習志野“迷木百選”?間違い無し!の奇怪樹木数本を発見。

最初の1本は、木の天辺見上げて、オヤッ?
千葉県のマスコット「チーバくん」じゃありませんかぁ~!

2本目、某神社の境内で、低木の小枝に「国の特別天然記念物・トキ」が今、飛翔寸前のポーズ。

最後は、車道脇のガードレールにガブリ!
喰らいつく街路樹。妖怪顔した“ゲゲゲのプラタナス”?
これぞ「迷木百選」の真骨頂!
梅雨の晴れ間の某日、民家の外壁や石垣の剥がれ、舗装道路修繕痕から浮かび上がる「鯨親子の遊泳」や「疾走!アスリート」「街行く相撲力士」「カンガルー」他、英国の“謎の路上落書き画家”と呼ばれる「バンクシー作品」を彷彿とさせる謎画?の数々が日頃の「コロナ・ダメージ」をひと時、忘れさせてくれた。

街中の作品たち
「珍百景・探索散歩」もかれこれ一週間。
詣でた神社の「狛犬の足爪」に“疫病退治のショベルカー”を想い浮かべ、寺院の仏殿屋根両端に鎮座する「大仏そっくり鴟(し)尾(び)」には、鎌倉旅行の気分だけを味わった。尾(び)」には、鎌倉旅行の気分だけを味わった。


或る日は、池で滾々(こんこん)と湧き出る岩清水が「巨大な滝」に見えて…千変万化のイメージ散歩で「巣籠り生活」の疲れも吹っ飛んだ“ウイズ・コロナ”の7日間ではあった。

「珍百景探索」のフィナーレは、古(いにしえ)の人々も眺めたであろう、林野に沈む「茜色の巨大太陽」と「ポツンと一軒家」…心洗われる“習志野の原風景”に何とも言えぬ懐かしさを覚えた。



帰り際、草むらから突如「さあ!付いておいで!」とでも言いたげに飛び立った「カルガモの後ろ姿」は、さながら次なる珍百景発見への誘いざないに見えた。
取材・写真
広報まちかど特派員 坂田薫さん
この記事に関するお問い合わせ先
このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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更新日:2022年09月29日