令和2年8月掲載分

更新日:2022年09月29日

ページID : 11415

谷津干潟を一周!〜心を癒す「なつひがた」〜

2020年8月17日

 習志野市を代表する自然遺産は谷津干潟です。
 多くの方と同様に、私も干潟の遊歩道を歩くことが大好きで、月に数回は訪れて四季の景色の変化、水辺に集う鳥たちや多くの種類の樹木を観察して、心を癒やしています。
 最近、テレビ広報「なるほど習志野」8月号「谷津干潟の小さないきものたち」を視聴して、彼らに会いに行きたくなりました。まずは新型コロナウイルス感染症と熱中症の対策を万全に行い、陽が傾きかけた夕刻に谷津干潟を訪れました。

2つの鉢植えの観葉植物を使いナラシド♪の形を表現している写真

ナラシド♪からスタート

 干潟の南側にある谷津干潟自然観察センター前のナラシド♪からスタート、時計回りで一周します。周囲は約3.5キロメートルで、大人がゆっくり歩いて1時間程度のコースです。

台の上に養蜂箱が設置されている様子の写真

干潟で「はち育」 (注意)立入禁止、許可を得て撮影

 谷津干潟自然観察センターの裏には養蜂箱が設置され、スタッフの方がミツバチの世話をされています。採取した蜂蜜はカフェでいただくことができます。

公園の草地に「バッタランド」と書かれた看板が設置された写真

バッタランド

 公園の草地は「バッタランド」という楽しい名前が付いていて、昆虫たちが仲良く住める場所になっています。

 少し歩くと深い森の中に入り、『ピノキオ』と『樫の木モック』みたいな木を見つけました。湾岸道路を走る車の騒音もわずかに聞こえてきますが、大音量のセミの鳴き声で耳の鼓膜が破れそうです。

ピノキオの鼻のような形をした木の写真

ピノキオの鼻!

沢山の枝をつけた樹木の写真

樫の木モック?

枯葉が落ち、多くの木々が立ち並んでいる様子を写した写真

大音量のセミの鳴き声です

 外周道路に出ると巨大なポプラの木がそびえており、足元では真紅のカンナが咲いています。これから先は長い一本道で、干潟ではサギたちがのんびりと食事を取っていました。

多くの葉をつけた巨大ポプラの木を下から写した写真

巨大ポプラとカンナの花

遊歩道の右側をフェンスで囲まれ、後方には水面が広がる様子の写真

干潟を見て歩く

2羽のサギが餌を探している様子の写真

サギの食事風景

フェンス際から顔を出しているタカサゴユリの花の写真

タカサゴユリの花

 干潟の西端は車の渋滞で有名な若松交差点ですが、歩道は高い壁で遮られていて、快適に歩けるように整備されています。フェンス際にはタカサゴユリがたくさん顔を出していました。

周辺に青々とした緑の木々が立ち並んでいる長い緑のトンネルを遊歩道側から写した写真

長い緑のトンネル

 遊歩道の西北端から東へ向かうと、緑のトンネルに入ります。ここは涼しく快適で、しばらく歩くと奥の草むらに谷津三丁目の三角点を発見しました。

国土地理院と書かれた基準点が地表に設置されている写真

三角点を発見

 三角点とは国土の測量時に地表に設置された基準点のことで、経度・緯度の基準になります。

 遊歩道にはさまざまな種類の樹木が植えられ、木の名前を確認しながら歩くと楽しくなります。タブノキ、サルスベリ、スダジイ、ウバメガシ、クス、大島桜、アキニレ、キンシバイ等、多くの種類があり、植物園のようです。

 谷津バラ園前の公園では干潟に向かって松が枝を伸ばしており、昔ここが海岸線だったことを思い出させてくれます。

沢山の緑色の葉をつけた1本のタブノキの写真

タブノキ

樹名板がつけられたサルスベリの木の写真

サルスベリ

長く伸びる沢山の枝を広げている松の枝の写真

干潟へ伸びる松の枝

 遊歩道の東端を歩くと陽が西に傾き始めており、写真撮影には良い時間帯になりました。折しも干潟からやや強めの風が吹いてきて、全身が洗われるような爽快な気持ちになりました。水辺の鳥たちが集まって、ゆうげの相談をしているようにも思えました。

潮の引いた砂泥地を夕日が照らしている写真

夕暮れのビュースポット

水辺を歩く1羽のサギの写真

サギのシルエット

白サギが水辺に集まっている様子の写真

水辺に集うサギの群れ

 これからも依然として猛暑が続きますが、まずはご自分の体調を最優先に考え、新型コロナウイルス感染症と熱中症の対策も行った上で、あらためて干潟の自然に触れてみませんか。

取材・写真

広報まちかど特派員 三浦由久さん

コロナ疲れの皆様に“新しいお散歩様式”のご提案 「習志野版・何これ?珍百景」巡り

2020年8月13日

 世間を騒がす「GoToトラベルキャンペーン」も何のその、予約・キャンセル料一切御無用!「何これ?習志野の珍百景発見!小さな旅」へ…いざ!GoTo!

 何の変哲もない市内風景も、ほんの僅か視角を変えただけで見えてくる、アララッ!摩訶不思議?“目から鱗の珍光景”の数々。例えば…長年見慣れた「隣家の屋根」が、左に宝永山を従え威風堂々「霊峰・富士山」に変幻。

屋根が富士山のように見え、後方には青空が広がっている写真

 車道に立つ「カーブミラー」の凹み傷が一瞬、「未確認飛行物体(UFO)」に映る瞬間も。

カーブミラーが未確認飛行物体(UFO)のように見える様子を写した写真

 そうだ!「UFO」と言えばもう一つ…
 実籾の林野で見た、鈍い光を放つ「料理用・圧力鍋の蓋」も然り。

圧力鍋の蓋が鋭い光を放っている様子の写真

 さて7月初旬、「習志野市」の名を世界に知らしめる“びっくり仰天ニュース”が地球を駆け巡った。
御存知!命名「習志野隕石」だ。興味津々、“再びの発見”を目論んだ「火球&隕石」探しで偶然見つけた珍光景がこれ。約4キロメートル先にある「商業施設の異形広告塔」だが、さながら大気圏突入後、民家屋根に突き刺さった「オレンジ色の隕石」に見えなくも?否…いささか無理かぁ〜。

住宅街の民家の屋根にオレンジ色の隕石が突き刺さったように見える商業施設の異形広告塔の写真

 某日、出向いた実籾〜津田沼近辺で、習志野“迷木百選”?間違い無し!の奇怪樹木数本を発見。

緑色の葉っぱを付けた木が、千葉県のマスコット「チーバくん」に見える写真

 最初の1本は、木の天辺見上げて、オヤッ?
千葉県のマスコット「チーバくん」じゃありませんかぁ~!

緑色の葉をつけた低木の小枝が、飛翔寸前のトキのように見える写真

 2本目、某神社の境内で、低木の小枝に「国の特別天然記念物・トキ」が今、飛翔寸前のポーズ。

ガードレールの横に妖怪顔した木が立っている街路樹の写真

 最後は、車道脇のガードレールにガブリ!
喰らいつく街路樹。妖怪顔した“ゲゲゲのプラタナス”?
これぞ「迷木百選」の真骨頂!

 梅雨の晴れ間の某日、民家の外壁や石垣の剥がれ、舗装道路修繕痕から浮かび上がる「鯨親子の遊泳」や「疾走!アスリート」「街行く相撲力士」「カンガルー」他、英国の“謎の路上落書き画家”と呼ばれる「バンクシー作品」を彷彿とさせる謎画?の数々が日頃の「コロナ・ダメージ」をひと時、忘れさせてくれた。

舗装道路修繕痕から浮かび上がる謎画の4枚の写真

街中の作品たち

 「珍百景・探索散歩」もかれこれ一週間。
 詣でた神社の「狛犬の足爪」に“疫病退治のショベルカー”を想い浮かべ、寺院の仏殿屋根両端に鎮座する「大仏そっくり鴟(し)尾(び)」には、鎌倉旅行の気分だけを味わった。尾(び)」には、鎌倉旅行の気分だけを味わった。

狛犬の足爪をアップで写した写真
寺院の瓦屋根をアップで写した写真

 或る日は、池で滾々(こんこん)と湧き出る岩清水が「巨大な滝」に見えて…千変万化のイメージ散歩で「巣籠り生活」の疲れも吹っ飛んだ“ウイズ・コロナ”の7日間ではあった。

巨大な滝のように見える湧き水をアップで写した写真

 「珍百景探索」のフィナーレは、古(いにしえ)の人々も眺めたであろう、林野に沈む「茜色の巨大太陽」と「ポツンと一軒家」…心洗われる“習志野の原風景”に何とも言えぬ懐かしさを覚えた。

林野と後方の茜色の巨大な太陽を写した写真
周辺に木々が立つ一軒家に日が沈み茜色に染まる空を写した原風景写真
カルガモが大きく羽を広げ飛び立つ様子を後方から写した写真

 帰り際、草むらから突如「さあ!付いておいで!」とでも言いたげに飛び立った「カルガモの後ろ姿」は、さながら次なる珍百景発見への誘いざないに見えた。

取材・写真

広報まちかど特派員 坂田薫さん

この記事に関するお問い合わせ先

このページは広報課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎3階
電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
キャッチボールメールを送る


この記事に気になることはありましたか?

市ホームページをより使いやすくわかりやすいものにするために、皆様のご意見をお聞かせください。

感想をお聞かせください