令和元年5月掲載分

更新日:2022年09月29日

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「三役呼出し 次郎」 〜西出和夫さん〜

2019年5月31日

羽織袴姿で白い扇子を持っている西出氏の写真

 連日満員御礼の垂れ幕がかかる大相撲を支える裏方の一つが、「呼出し」。「三役呼出し」を務める西出和夫(59)さんは、生粋の習志野人です。
中学時代から相撲が好きで、本場所を生で見てから将来仕事として関わっていきたいと思ったとのこと。自ら相撲協会に問い合わせをして部屋を紹介してもらったそうです。
 18才で三保ヶ関部屋に入門(現在は春日野部屋に所属)。9年間住み込みで力士達と寝食をともにし、呼出しの修業に励みました。途中で転職する仲間も多い中で、西出さんは呼出しに人生を賭けてきました。

土俵際で膝を曲げて上体を下ろし、柏子木を打つ西出氏の写真

 呼出しの三大業務は、「土俵上での力士の呼び上げ」、「土俵づくり」、「太鼓叩き」。その他にも、取り組み前の土俵の掃除、懸賞旗の持ち歩き、懸賞金を行司に渡す、力士への水つけ、審判の世話など多岐に渡ります。
 現在「三役呼出し」という重要なポジションの西出さんの仕事は、結び前二番の土俵上での呼び上げ、結びに柏子木を打つ、横綱の土俵入りの拍子木打ち、弓取り式の弓を渡す、結びの後に柏子木を打つなどがあります。

 西出さんは相撲の魅力について、「勝ち負けがはっきりしていて誰にでも分かりやすい」、「立ち会いの迫力や横綱の土俵入りの素晴らしさなど伝統美がある」、「体重による階級分けがないため、100キログラムの力士と200キログラムの力士の対戦があること」と話してくれました。一瞬で勝負が決まることもありますが、その一瞬のために、師匠のもとで日々厳しい稽古に励み努力を積み重ねている力士のことを思い浮かべてほしいそうです。

ブレザー姿の西出氏の写真

 西出さんは、「全国各地の名所旧跡や美術館、博物館を訪ねるのが趣味」とのことです。家を離れることが多いため、奥さんに出先から毎日電話するなど、ご家族を大切にしているそうです。穏やかで柔和な印象の西出さんですが、呼出しの時に見せる凛とした姿には様式美を感じます。
 今や押しも押されぬ「三役呼出し 次郎」こと西出和夫さん。ますますのご活躍を祈っています。

取材

 平成30年度広報まちかど特派員 三橋 美智子さん

「令和元年」初日・奉祝ムードのまちかどを探訪 市民カレッジOB有志会の皆さん

2019年5月27日

 「令和」の時代となり、天皇陛下ご即位で国民の祝日となった「大安」の5月1日、習志野市民カレッジOB有志会の皆さんが当市の市役所を見学後、市内の神社で「令和」新時代を奉祝し、当市の繁栄と家内・交通安全・健康長寿等を祈りながら、まちかどを探訪しました。

習志野市役所前で4人の市民カレッジOB有志会の皆さんが並んで写っている記念写真

習志野市役所前出発

「優勝 入魂の練習 闘魂の試合」と書かれた習高甲子園優勝記念碑の写真

習高甲子園優勝記念碑

 当日の車両交通量は少なめでしたが、人出は多くファミリーレストランなどはほぼ満席の状況でした。

 初めに訪れたのは、下総三山の七年祭りの一社である菊田神社です。菊田神社の神職伯耆田ほうきたさんに伺ったところ、かなり混雑しているとのことで、御朱印を求める長い行列が続いていました。有志会も菊田神社の御朱印を賜った後、健康長寿などを祈願し、神社を後にしました。

拝殿前で参拝している方と参拝する為に大奥の参拝者が並んでいる様子の写真

菊田神社奉祝者の行列

拝殿前で、神職伯耆田氏と市民カレッジOB有志会の皆さん6名が並んで写っている記念写真

伯耆田氏と市民カレッジOB有志会の皆さん

金太郎と鯉のぼりの絵が描かれている御朱印の写真

令和元年5月に授かった御朱印

狛犬の絵が描かれている御朱印の写真

平成31年に授かった御朱印

大きな狛犬の前に4人の市民カレッジOB有志会の皆さんが並んで写っている記念写真

誉田八幡神社境内

次に大久保の誉田こんだ八幡神社を参拝しました。ここでも一般奉祝者の姿が見られました。

 その後、大久保の習志野騎兵旅団発祥の地を見学し、歴史小説「坂の上の雲」の主人公 秋山旅団長や昔の広大な習志野原などを想像しながら、現在の「住んでみたい 住み続けたいまち 習志野」の安寧な毎日をこれからも大切にできるように祈りました。下総三山七年祭りの一社として有名な大原神社でも「令和元年」初日の奉祝者の長い行列が続いていました。

大きな岩の石碑がたっており、2人の男性が石碑を見ている習志野騎兵旅団発祥の地碑の写真

習志野騎兵旅団発祥の地碑

大原神社の前に沢山の参列者が並んで待っている様子の写真

大原神社参拝者の列

5人の男性が横に並んで写っている市民カレッジ9期OB有志会の皆さんの写真

市民カレッジ9期OB有志会

 約3時間にわたる令和元年初日の市内探訪で、歴史と伝統の深いわがまちの様子がより深く理解できたように感じました。
2年間の市民カレッジ生活で培った「郷土愛」と「市民同士の仲間意識」を大切にしながら、強い絆を益々深め、これからも元気に頑張ろうと誓い合い、清々しい気持ちで解散となりました。

取材・写真

 広報まちかど特派員 佐藤 清志さん

習志野のウオーターフロント〜茜浜の風景〜

2019年5月17日

習志野のウオーターフロント茜浜は有名企業が連なる企業団地が並び、海岸沿いの堤防に沿ってランニングコース、その内側に一段高い遊歩道(ハミングロード)が続いている。
好天の日はハミングロードを散歩する人が多くみられ、広大な眺望と様々な鳥類を発見でき、市民の憩いのスポットとなっている。

水辺の岩にとまっている頭から翼にかけてのダークブルーの色をしたいそひよどりの写真

習志野市発行の「ぶらっと習志野観光ガイドブック」を持参し、ハミングロードを散策中、耳を澄ませると“ツツピーコ、ピー”と透き通ったソプラノの音色。
堤防わきのテトラポットに止まり囀さえずる「イソヒヨドリ」(ブルー・ロック・スラッシュ)を発見。時には「つがい」で歓迎してくれることもある。

地元で名付けられたという「茜浜(あかねはま)」は、その名の通り茜色の夕日が美しい。

茜色に染まった海の向こうに沈んでいる茜浜の夕日と白い外壁のクリーンセンターの写真

クリーンセンターが夕日に映えて、日中の忙しい作業を労わるように、静かな佇(たたず)まいを見せる。
茜色に染まる空と海のグラデーションが絶景。夜間は暗く、人通りは少ない。

「関東富士見百景」と書かれた石碑の写真
手前には海が広がり、市街地のビルの奥に見える雪化粧をした富士山の写真
富士山頂に太陽が重なる瞬間、あかね色の太陽が光を放っているダイヤモンド富士の写真

ハミングロードの終点には「関東富士見百景」のポイントがある。晴天には富士山がくっきりと浮かび、年2回ほど「ダイヤモンド富士」が見られるのが楽しみ。

緑の芝生が一面に広がっているハミングロードのエントランス付近の丘
高齢者がパークゴルフ場を楽しんでいる様子の写真

好天の日には遊歩道のエントランス付近で、家族連れの姿が見られる。また、少し進むとパークゴルフ場がある。

世界地図に茜浜緑道東経140度通過が記されているモニュメントの写真

ハミングロードを進むと「茜浜緑道東経140度通過線」のモニュメントがある。同じ子午線の「世界の国々との恒久の親和を願って建立した。」と記され、未だ見ぬ世界中の人々との遠いロマンを感じさせる。
春の晴れたある日、初めて訪れたらしいお孫さん連れのお祖母ちゃんに、お孫さんが「砂浜はないの、あっちへ行ってみようよ。」などと嬉しそうにはしゃいで歩く姿が見られた。

海の向こうに見える建物の間から明るい日が差し込んでいる茜浜初日の出の写真、海上を進んでいる大きな船の写真

習志野市発行の「習志野駅からマップ」Bコース、(ルート2)では今日ご紹介した内容も含め、JR新習志野駅からの魅力的な散策スポットが満喫できるので、皆様お散歩にどうぞ。

取材・写真

広報まちかど特派員 佐藤 清志さん

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電話:047-453-9220 ファックス:047-453-9313
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