2019年4月掲載分
広報まちかど特派員などが、習志野の旬な話題やスポットを紹介します!
(注意)記事内容と掲載時期にズレが生じることがあります。ご了承ください。
緑溢れる散歩道を歩こう 〜藤崎森林公園周辺〜
2019年4月26日
満開の桜が散った後、花菖蒲や藤、ツツジなどが咲く初夏までの間は目に鮮やかな青葉の季節です。
この時期に歩くと快適な、近くの散歩道をご紹介します。
第五中学校正門横の手入れの行き届いた花壇と満開の八重桜を見ながら、企業局へ。



企業局の道路沿いには“ソフトクリームの木”と呼ばれる見事な生垣があります。
企業局の建物の軒下にツバメの巣があり、親鳥がヒナに給餌している姿が毎年見られますが、今年もツバメの親子は見られるでしょうか?

児童の絵が描かれた建物とガスタンクを見ながら左へ曲がってしばらく歩くと、藤崎森林公園に着きます。
名物の藤の花や菖蒲が咲くまでは緑が溢れて、高原の森を散策しているような森林浴も楽しめます。運が良ければカワセミの家族にも会えます。



次に市民農園の畑を眺めながら坂を上ると、藤崎堀込貝塚に着きます。
そこには富士塚もあり、溶岩石を積み上げた“ミニ富士山”に登って参拝することもできます。



この後は藤崎古道に立ち寄ります。昼間も薄暗く鬱蒼(うっそう)とした木々に囲まれた急な坂道ですが、足元の階段がしっかり整備されているため、安心して歩いていくことができます。
次に藤崎古道の坂道を折り返し、子安神社へ向かいます。子安神社は普段は無人の静かな神社ですが、境内には市の名木百選に選ばれた多くの樹木(全75本中8本)をここで見ることができます。
名前の通り地元の安産の神様であり、私も初孫が生まれるまでお参りを続けていました。



最後に第五中学校でゴール。距離は3キロメートル程でゆっくり歩いても1時間かからない手軽なコースです。
なお名所旧跡の詳しい解説については、市ホームページや観光ガイドブック等で確認してください。
取材・写真
広報まちかど特派員 三浦 由久さん
地元住民の大切な「架け橋」が復活。鷺沼西跨線橋
2019年4月12日

鷺沼台1丁目・2丁目地区と鷺沼2丁目を結ぶ鷺沼西跨線橋は、耐震補強工事のため、5月下旬より半年以上通行止めが続いていましたが、ついに1月31日から通れるようになりました。

線路で分断されてしまっている両地区を結ぶこの橋は、特に鷺沼台地区の住民にとっては市役所周辺エリアへ出向くのに重要な「架け橋」として使われてきました。特に鷺沼台地区から鷺沼小に通う子どもたちは、工事期間中は1キロメートル以上もう回しなければならず、スクールバスによる対応も行われるなど、不便な思いをしてきたと思います。
今回の耐震補強工事を経て、これからも地元の足として永く活躍してほしいです。

この鷺沼西跨線橋、電車を見るのにも絶好のスポットで、たくさんの電車好きのちびっ子たちが電車を見に訪れています。良いタイミングで電車に手を振ると、運転手さんがあいさつ代わりに警笛を鳴らしてくれることがあるかもしれません。
跨線橋の鷺沼2丁目側では、橋のすぐ下にある鷺沼2丁目児童遊園に植えられている桜がとても華やかに咲いていました。橋の上から間近に見られる桜の花もとてもステキです。
春の暖かな日に、是非、新しくなった鷺沼西跨線橋を訪れてみてはいかがでしょうか。
(注意)鷺沼西跨線橋は、平成31年度以降もJR総武線の軌道上空の工事となり、1年以上の通行止めが想定されています。
取材・写真
広報まちかど特派員 野崎 健司さん
子どもたちだけのまち「ならしのこまち」
2019年4月11日
「いらっしゃいませ! 折り紙のリボンはいかがですか~?」
時折、みぞれも交じる冷たい雨の中、子どもたちの賑やかな声が響きます。



3月23日(土曜日)谷津奏の杜公園で、NPO法人ならしの子ども劇場主催の「ならしのこまち」が開催されました。
この催しのポイントは「子どもがつくる子どものまち」。
参加したい子どもたちは、まずは「町やくば」で「町民」になります。そして町民になった子どもたちは「こまち」という通貨を使って、お店を作ったり、アルバイトしたりしてお金を稼ぎ、みんなで協力しながらまちを大きくしていくのです。



大人は原則お手伝いNG。子どもたちはお互いに相談したり、他の子の良いアイディアを上手に取り入れたりしながら工夫して、町民としてたくましく生活していきます。お店を作るための材料も「こまち」を支払って手に入れなければならないので、やりくりの工夫が必要です。



子どもたちの作ったお店に並んでいたのは、手作りのアクセサリーや折り紙の作品はもちろん、余った折り紙や毛糸、サフランテープ等を売る材料屋さんや、お店の看板を作る看板屋さん、中にはアクセサリー作りやゲームの体験をするお店もありました。
お店の業態もさまざまで、段ボールでカウンターを作ったオーソドックスなものから、カゴにいれた商品を売り歩く売り子さんや「自動販売機」を再現したお店もありました。商品を物々交換する姿も見られ、みんなでコミュニケーションを取りながら、とても寒くて冷たい雨の降る中、個性豊かな素敵なまちが出来上がっていきました。
取材・写真
平成30年度広報まちかど特派員 野崎 健司さん
美爆音の音色に乗せて吹き荒れる習高旋風!!習志野高校野球部甲子園観戦記
2019年4月5日
ついに8年ぶりに習志野高校が甲子園に帰ってきました。
3月24日(日曜日)、第91回選抜高校野球大会第2日目、習志野高校野球部の初戦を観戦してきました。
待ちに待った習志野高校の甲子園応援にときめく気持ちを抑えられない特派員ですが、球場の外には習高ベンチ側3塁側アルプススタンドのチケットを求める長蛇の列。私と同じ気持ちで心躍らせるたくさんの習高ファンが大勢詰め掛けています。
相手は強豪揃う秋の九州大会でベスト4に進出した宮崎の日章学園。
試合は初回から習志野高校の打線が爆発。長短4安打を集中して一挙7点の猛攻。近年、あと一歩のところで届かなかった夢舞台で躍動する野球部と日本中が注目する吹奏楽部の「美爆音」に3塁側アルプススタンドは熱狂の渦。広い甲子園球場全体がまるで習高のホームグラウンドのような雰囲気になります。

4回に1点を追加した習志野高校。投げては先発山内投手が緩急をつけた投球で6回まで無失点の好投。この日は特に制球がよかったなぁ。7回に2点を失いますが、8回からはエース飯塚投手がしっかりと締めて見事に勝利!!

おなじみ「美爆音」が甲子園で炸裂!!
やっぱり甲子園での強さは習高の伝統が誇る力ですね。
勢いに乗った習志野高校が歴史に残る大旋風を巻き起こしたことはみなさまご存知のとおりです。
「千葉県勢としては1995年の銚子商業以来の準優勝を果たした」野球部の大活躍は言うまでもありませんが、全国にその名を轟かせた吹奏楽部の「美爆音」とバトン部の美しいチア、まさに習志野市に歓喜の渦が巻き起こった2週間に感極まる特派員でした。

習高側アルプススタンドは超満員

勝利に酔いしれるOG・OBのみなさん
取材・写真
平成30年度広報まちかど特派員 平田 省一郎さん
笑顔、輝きのある地域の温かい輪の広がり 〜取材を振り返って〜
2019年3月25日
市民の「笑顔」、「輝き」をキーワードに、これまでさまざまな場所に出向き取材をしてきました。
そして、取材を通して各地域でそれぞれに輝いている多くの人たちと出会いました。
毎年、秋に開催される「市民文化祭」。市民の一年間の活動の成果の発表の場でもあります。訪ねた東部保健福祉センター内芙蓉園では、高齢者の皆さんがサークル活動などを通じ、生きがいやふれあいを楽しんでいました。来場した人たちは、「作品に年配の方々の頑張りが伝わる。感動した」「昭和の名曲を歌うと若き頃を思い出す。そして、みんな笑顔になれる」と皆さん元気で生き生きとしていました。
また、世代を超えた地域交流イベント「マクラメハンギング作り」(芙蓉園)の取材では、高齢者の皆さんと親子で作品作りに挑戦していました。参加した子どもたちからは「高齢者の皆さんが、親切に教えてくれた」「うまく作れたのでうれしい」の声が聞かれ、世代間の交流がみられました。
地域の子どもたちに食事を提供し、交流をはかる「子ども食堂」(東習志野)を訪ねると、子どもを温かく見守る取り組みが伝わってきました。会場には、「おいしい」の声や、元気な会話と笑顔が満ちあふれていました。子どもたちをひとりにさせないコミュニティの場となっている「子ども食堂」は、習志野市内においても広がりをみせているようです。
地元で収穫した農産物・花などを生産者が直接販売する「野菜直売所」(大久保)の取材では、利用者から「生産者と直接対話ができる」「地元産で安心」などの声が聞かれ、市民とのコミュニケーションを大切にし、地元野菜の普及に取り組んでいる人たちと出会うことができ、農産物を通して地域の絆の輪は広がっていました。
地域の自然と文化についても取材をしました。その中で、旧鴇田家住宅の「七夕飾り体験」を見学した女性は「昔は各家庭に七夕飾りが見られた。こうした伝統ある年中行事は大切にしてほしい」と話していました。体験イベントを通して、昔から受け継がれてきた年中行事は「伝統・文化」として、地域に、そして生活に根づいてきていることを改めて感じさせられました。
季節の風景や花の取材で印象深かったのは、大久保の薬師寺に咲いている花、二千年蓮でした。千葉県の弥生時代の遺跡から見つかった種子を発芽させたものと言われ、二千年前の種によって咲いている花の神秘さ、奥深さを感じました。
大久保・実籾エリアを中心とした取材でしたが、市内には、ちょっと立ち寄りたくなる魅力あふれるスポットがいっぱいあり、地域コミュニティのつながりによる市民の笑顔と輝きがみられ、地域の温かい輪の広がりを感じました。
取材・写真
広報まちかど特派員 中島 正夫
春の訪れ 習志野の花を見に行こう
2019年3月14日
日ざしの暖かさが感じられ、人々の会話にお花見の話題が聞かれる季節となりました。
多くの市民が訪れる「鷺沼城址公園」には、園路沿いに見事な桜が咲き誇ります。「谷津バラ園」は、世界各国の800種類のバラを楽しめ、このほか春を彩る鮮やかな花を散策できるスポットが市内各地にあります。
これから見頃を迎える春の花を、実踏取材で巡った中からピックアップして紹介します(写真は昨年のものです)。
咲き誇るピンク色の桜トンネル ~実籾本郷公園~
京成本線実籾駅から徒歩12分に位置する実籾本郷公園には、桜並木があり、咲き誇るピンク色の桜のトンネルに思わず足が止まります。桜の天井となった美しさは見事であり華やかです。
また、公園内にある旧鴇田家住宅を背景に見る桜や水鳥が優雅に泳ぐ池のそばで咲く桜などのコラボレーションも楽しむことができ、写真スポットとしても人気です。
今年2回目を迎えた「実籾本郷公園さくら祭り」は、3月23日(土曜) 午前10時~午後3時30分(雨天の場合 24日に順延)に開催されます。地元小・中学校、高校のみなさんによる演奏などステージイベントも盛りだくさんで、フリーマーケット、模擬店も多数出店されます。
藤の花の優美さを楽しむ ~藤崎森林公園~
小さな紫色の花々が房となって連なり、垂れ下がる姿は美しく見応えがあり、大木に咲く藤の優美さに感動します。一昨年、池の水を抜き、話題となった池畔から見る「フジ」の花は心が癒されること間違いなしです。見頃は4月下旬~5月上旬。
ツツジを見ながら歩くのは楽しい ~ハミングロード~
ハミングロードは、自然とハミングしたくなるような楽しい道と、歩く人のはずむ心が表現されていることからネーミングが採用され、全長11.67キロメートルに及ぶ市の東西を結んだ自転車・歩行者専用道となっています。道路脇には四季折々のさまざまな花木が植栽されています。ゴールデンウィークの頃には、赤紫や白、ピンク色などの色鮮やかなツツジが咲き誇り、市民の目を楽しませてくれます。昨年の取材で、散歩していた60代女性は、「花を見ながら歩くのは楽しい」と話していました。
美しい花々が次々に見頃を迎える季節。カメラを片手に、気軽に楽しめる市内の花散策に出かけてみませんか。
取材・写真
広報まちかど特派員 中島 正夫さん
梅に桜につくしん坊…「春の息吹・草木の芽吹き」ウオッチング!
2019年3月8日
“春の選抜”出場「市立習志野高校・野球部」応援!実籾・自然保護地区で日がな一日「選抜!春の自然“見てある記”」を楽しんだ。
習高の南方に位置し、先月の降雪で一面の“銀世界”となった「実籾本郷公園~ほたる野」一帯。
その雪の下、習志野の植生は寒さに震えながら、「お~い!出番だよ!」の声掛けをさぞや心待ちしていたに違いない。
「三寒四温」やら「春に3日の晴れ無し」の“日替わり天気”に負けず、元気一杯躍り出た「梅・桜・ツクシ」の“春告げ3兄弟”?

県立実籾高校前で、今を盛りと咲き誇る白梅の蜜を求めて枝から枝へ“乱飛”するメジロの姿が微笑ましい。
“桜の真打”ソメイヨシノ登場!まで、“前座”を務めるのは、御存知「河津桜」など早咲き桜の面々。公園内「児童遊園」、「民話の広場」に植わる早咲き種は鮮やかな“ピンク色の装い”で来園者の目を楽しませている。


一方、漢字で「土筆」と書く「ツクシ」。昔は“春の使者”と呼ばれ、田圃(たんぼ)の畦道(あぜみち)、川の土手等々、至る所で群生していたものの、今ではほとんど目にすることの無い山菜の一つ。園内を東奔西走、ようやく土手斜面で撮影できた“ツクシの御一家・記念写真”?は、「平成・最後の春」の貴重なワンショットとなった。
ツクシ発見!でホッと一息…の後、樹皮にあの怪人・フランケンシュタイン顔?が浮かぶ“人面樹”や大きな洞窟?を宿した古木が立ち並ぶ“何コレ?珍樹景”の小路を駆け抜けた先の「旧鴇田家」前では早、無数の芽吹きをつけた柳が風になびき、刀刃に似た菖蒲の葉の新緑が目に眩しい。




帰路、日本水仙よりやや遅れて開花した淡黄色の「西洋水仙」に目をやりつつ登坂すれば、眼下の「ほたる野の田園」には、植生の春の目覚めを感じさせる、 宛 (さなが)ら“草木のパッチワーク”が拡がった。


取材・写真
広報まちかど特派員 坂田 薫さん
雪景色点描〜実籾エリアを散歩〜
2019年3月1日
上空の寒気や低気圧の影響により、3連休初日の2月9日、習志野地域でも雪となりました。
厳しい寒さながら晴天となった翌朝、実籾エリアを中心に散歩し、普段見られない雪景色をカメラに収めました。
最初に訪れた実籾本郷公園は、木々も雪に包まれ、幻想的な世界が広がっていました。まるで北国の森を思わせるような美しい風景に感動し、シャッターを切りました。東屋付近には、低い生垣に植栽されたサザンカが咲いていますが、色鮮やかな紅色の花も雪の帽子をかぶっていました。
公園内にある旧鴇田家住宅(千葉県指定有形文化財)には、庭園に植えられている牡丹があり、霜や雪などを防ぐため、わらに包まれ、地面にはうっすらと雪が残っていました。そんな中、咲き始めた紅梅が寒さに負けず彩り豊かに咲いていました。
公園内にある旧鴇田家住宅(千葉県指定有形文化財)には、庭園に植えられている牡丹があり、霜や雪などを防ぐため、わらに包まれ、地面にはうっすらと雪が残っていました。そんな中、咲き始めた紅梅が寒さに負けず彩り豊かに咲いていました。
東部保健福祉センターに隣接した屋敷近隣公園では、園内所々で大小さまざまな雪だるまを目にし、子どもたちは、雪合戦をしたりして楽しそうに遊んでいました。そして、雪の中をはしゃぎまわる愛犬を連れて散歩を楽しむ人たちの光景も見られました
東部保健福祉センターに隣接した屋敷近隣公園では、園内所々で大小さまざまな雪だるまを目にし、子どもたちは、雪合戦をしたりして楽しそうに遊んでいました。そして、雪の中をはしゃぎまわる愛犬を連れて散歩を楽しむ人たちの光景も見られました。
線路沿いの広大な畑は一面雪に埋もれていました。積雪は3~4センチくらいあり、真っ白な風景となっていました。この地域では、市の特産で濃厚な甘さが特徴である人参「彩誉(あやほまれ)」の生産が盛んで、春には緑一色に広がった畑を見ることができます。
見慣れたスポットも雪に包まれ、いつもとは違った風景を見せていました。目にするものすべてが新鮮に感じられ、非日常の世界を味わうことができた冬の散歩となりました。
取材・写真
広報まちかど特派員 中島 正夫さん
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更新日:2022年09月29日