旧大沢家住宅

更新日:2024年04月19日

ページID : 10236

旧大沢家住宅は、寛文4年(1664年)に建築されてから、350年以上がたちます。
旧大沢家住宅を訪れ、長い歴史の重みを感じてみませんか。

茅葺屋根で平屋寄棟造りの古い旧大沢家住宅の外観写真

旧大沢家住宅外観

季節の風景

このコーナーでは、旧大沢家住宅と隣接する藤崎森林公園の四季折々の様子をお知らせします。
旧大沢家住宅では、アジサイ、椿、藤崎森林公園内では、サクラ、アジサイ、花ショウブなどの四季折々の花々の自然の風景が一年を通じて鑑賞できます。
森林公園の池では、カモや亀、稀に訪れることがあるカワセミも観察できます。

旧大沢家住宅では令和5年12月15日(金曜日)から令和6年3月31日(日曜日)まで、北東部と北西部の屋根の茅と竹を新しくする工事を実施しました。工事期間中は皆様の安全を確保する為、見学をお断りしておりましたが、このコーナーでは、工事の様子をちょっとだけご紹介します。北東部と北西部の屋根は裏側である為、お客様からは見えづらいのですが、新しくなった屋根を是非、見に来てください。
(写真は令和6年1月23日と2月15日に撮影したものです。)

こちらは屋根に補充する茅です

こちらは屋根に補充する茅です

こちらは、色が黒くなった古い茅と、色が白い新しい茅の比較がよく分かる作業風景です

こちらは、色が黒くなった古い茅と、色が白い新しい茅の比較がよく分かる作業風景です

こちらは、色が黒くなった古い竹と、色が白い新しい竹の比較がよく分かる作業風景です

こちらは、色が黒くなった古い竹と、色が白い新しい竹の比較がよく分かる作業風景です

また、旧大沢家住宅がある藤崎森林公園では、毎年、春頃になると桜が咲きます。桜と共演する古民家の雰囲気を楽しみに是非遊びに来てください。
(写真は令和6年4月12日現在のものです。)

旧大沢家住宅と桜

 

旧大沢家住宅と桜

御利用案内

開館時間

午前9時30分〜午後4時30分(注意:11月〜3月は午後4時閉館)

休館日

毎週月曜日(休日の場合は翌平日)
毎月第2金曜日(休日の場合は前日)
12月29日〜1月4日

入場料

無料

所在地

〒275-0017 千葉県習志野市藤崎1丁目14番43号(藤崎森林公園内)

交通アクセス

  • 「京成津田沼駅」から徒歩20分
  • バスのご利用
  • ハッピーバス(習志野市コミュニティバス)
    「京成津田沼駅」南口から「京成津田沼駅内陸ルート」、または新京成線「新津田沼駅」北口から「京成大久保駅ルート」で「企業局西」下車徒歩10分
  • 京成バス
    •  JR総武線「津田沼駅」北口から、「三山車庫行き(津01)」・「二宮神社行き(津02)」・「八千代台駅西口行き(津21)」・「日大実籾行き(津03)」・「八千代台駅行き(津31)」で「藤崎森林公園入口」下車徒歩8分
    •  JR総武線「津田沼駅」北口から、「習志野企業局行き(津32)」で「習志野企業局」下車徒歩8分

 駐車場有 (注意)藤崎森林公園駐車場を御利用ください。

旧大沢家住宅への案内図

連絡先

社会教育課 文化財係
電話:047-451-1151(代表)(内線:462)

旧大沢家住宅の概要

旧大沢家住宅リーフレット

旧大沢家住宅のリーフレット

以下のリンクをクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。

リーフレット配布場所

旧大沢家住宅・旧鴇田家住宅
市庁舎受付・社会教育課窓口

旧大沢家住宅リーフレットのダウンロードは下記ファイルをご覧ください。

建物の規模・規格

旧大沢家住宅の間取り図

旧大沢家住宅の間取り

茅葺平屋寄棟造(かやぶきひらやよせむねづくり)

  • 床面積 144.7平方メートル(廂(ひさし)部分を含まず)
  • 桁行(けたゆき) 17.9メートル(廂部分を含む)
  • 梁間(はりま) 9.5メートル(廂部分を含む)
  • 棟高さ 7.1メートル

千葉県指定有形文化財(昭和50年12月12日指定)
 旧大沢家住宅は、寛文(かんぶん)4年(1664年)に建築された東日本最古級の古民家です。江戸時代に上総国長柄郡宮成村(かずさのくにながらぐんみやなりむら)(現在の千葉県長生郡長生村)の名主(なぬし)をつとめた大沢家の住居として、昭和48年(1973年)まで使用されていました。昭和51年、建築当初の姿に移築復原され、同年11月に開館しました。
 この住宅は、江戸時代中期までの典型的な房総民家の形式を今に伝えています。その特徴として、開口部が少なく「デイ(出居)」の戸口が格子窓と壁だけで構成されていること、差鴨居(さしがもい)が少ないこと、大黒柱が使われておらず床(とこ)の間(ま)もないことなどがあげられます。
 「ドマ(土間)」では民具を展示し、午前中はカマドで火を焚たいております。古民家ならではの落ち着いた雰囲気と趣をお楽しみください。
(注意)天候により、カマドで火を焚かない日があります。

囲炉裏の周りに藁で出来たような座布団が置かれ、部屋の奥の角には明かりが灯った行燈が置かれている旧大沢家住宅の内部の写真

旧大沢家住宅の内部(デイ)

火の入ったカマドの写真

風の穏やかな日の午前中はカマドで火を焚いています。

畳が敷かれた和室が2間続いている旧大沢家住宅の内部の写真

旧大沢家住宅の内部(ヨジョー・ザシキ・オクノマ)

木製の蓋が付いた窯のような物、竹ざる、桶、お神酒入れなどの民具が展示されている写真

ドマでは民具を展示しています。

主催行事

七夕飾り

例年7月7日から約2週間前から来館者の皆様に、短冊に願い事を書いていただいたり、折り紙を折っていただいたりして、笹に飾り付けています。

令和5年度は6月23日から7月7日まで開催いたしました。

また、令和5年度は、屋敷小学校放課後子供教室の皆様に折り紙で七夕飾りを作っていただきました。例年は、7月7日の約2週間前の時点ではまだ願い事を書いた短冊が飾り付けられていないのですが、屋敷小学校放課後子供教室の皆様が思い思いの願い事を短冊に書いてくれましたので、とてもにぎやかになりました。

大戸口前の柱の両側に七夕飾りが飾られた旧大沢家住宅の外観写真
大戸口の左側に短冊や折り紙で飾られた七夕飾りの写真
大戸口の右側に短冊や折り紙で飾られた七夕飾りの写真

旧大沢家住宅おはなし会

子ども達におはなし会を開催しています。
令和3年10月に開催したおはなし会では、子ども達は中央図書館職員の読む絵本に集中し、特に絵本を使わない素話では、お月様のお話しを聞き逃さないように子ども達が真剣に聞き入っている姿が印象的でした。
また、おはなし会が始まる前後には、民具や建物を見学したり、風が通り抜ける古民家の雰囲気を楽しんでいただけたようです。
おはなし会で使用された絵本
「おひゃくしょうとえんまさま(中国民話)」 君島久子/再話 佐藤忠良/画 福音館書店
「ねずみのすもう」 樋口淳/ぶん 二俣英五郎/え ほるぷ出版
「お月さまの話」(「おはなしのろうそく 25」より) ニクレビチョバ/作 内田莉莎子/訳 東京子ども図書館

令和4年度及び令和5年度は、改修工事などのため開催していません。

座布団に座っている親子が読み聞かせのお話を聞いている写真
旧大沢家住宅の和室の部屋で女性が椅子に座り本を持ってお話会を開催している写真

旧木曽王滝森林鉄道

旧大沢家住宅が所在する森林公園では、「旧木曽王滝森林鉄道」を静態保存し、展示しております。
全体が薄い水色をした酒井工作所製ディーゼル機関車92号のエンジン部分をアップで写した写真

酒井工作所製ディーゼル機関車92号

  • 酒井工作所製ディーゼル機関車92号
    GB4形、重量5トン、最高速度30キロメートル/時
  • 運材台車6号・7号
    2つの台車を木材の両端に取り付けて、ヒノキなどの木材を運搬しました。
  • B型客車
    定員15名。木材の運搬だけでなく、林業関係者や地元住民の足としても活躍しました。
縦格子のフェンスの奥に展示されているディーゼル機関車92号全体を写した写真

旧木曽王滝森林鉄道

 木曽王滝森林鉄道は、かつて長野県の木曽谷に存在した全長48.4キロメートルの鉄道です。主に木曽谷の国有林で伐採した木材(ヒノキなど)の運搬を担っていました。また、地元の人々の要望により、生活必需品の輸送として、また、林業関係者や地元住民の足としても活躍していました。
 しかし、道路の整備によりトラック輸送が主流になったことや、鉄道沿線全体において伐採量が減少したことにより、昭和50年(1975年)3月に廃線となり、51年の歴史を閉じました。
 現在、森林公園に展示されているディーゼル機関車は、昭和15年(1940年)に製造され、木曽王滝森林鉄道が廃止されるまで使われていたものです。その翌年の11月に習志野市が譲り受け、現地に移設されました。
 ディーゼル機関車・運材台車・客車を連結した状態で展示し、王滝村中心部の最寄り駅であった「田島停車場」を再現しています。レール及び枕木も木曽王滝森林鉄道で使用されていたものです。

関連リンク:

運材台車6号・7号部分を写した写真

運材台車6号・7号

木製で窓が付いた薄いピンク色のB型客車の写真

B型客車

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

このページは社会教育課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎2階
電話:047-453-9382 ファックス:047-453-9384
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