市長からのメッセージ

更新日:2022年09月29日

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新たな4年間の任期に臨む市長の所信表明(令和元年5月31日)

 令和元年習志野市議会第2回定例会が、5月31日に招集されました。市議会初日に宮本泰介市長が述べた所信です。

 4年間の任期に臨み、今後のまちづくりに対する基本的な考えを議員の皆様、市民の皆様にお示しし、共有させていただくために、私の所信をここに述べさせていただきます。

 現在、我が国は人口減少社会に突入し、生産年齢人口の減少による労働力の低下や税収の減少という局面を迎えております。今後もこの傾向は進み、市制施行から人口増加を続けてきた本市におきましても、近い将来、総人口の減少に始まり、国と同様の局面を迎えることを予測しております。一方で、本市も含む全国的な課題である少子超高齢社会への対応、多様化社会におけるニーズへの対応、そして本市の長期的な課題である、学校施設を中心とした公共施設の老朽化対策を着実に実行していかなければなりません。まさに取り組むべき課題は、必要な財源を確保しなければならない課題とともに山積しており、本市の行財政運営は極めて慎重な対応が求められる局面を迎えております。

 このような状況の中にあっても、文教住宅都市としての本市の誇るべき伝統を次の世代に確実に継承していくことが、現世を担う私たち、そして市内で最も人口が多い世代の私に課せられた大いなる責務であると心得ております。

 ただし、このまま全ての行政サービスを維持していくことには、未来を担う子どもたちに多大な負担を残してしまう危惧を抱いだいております。したがいまして、この困難な時代を乗り越えていくために、徹底した選択と集中による行財政の高効率化と、新たな税収をもたらすにぎわいの創造の、歳入・歳出双方からの財源確保施策を実行してまいります。

 そして、17万市民の全てが役割を自覚し、社会に貢献できる、総活躍に導いていくことを念頭に、より高水準な教育の実現、にぎわいのある都市空間の創造、互いを認め合い、支え合う共生社会の実現を初め、各種施策に全力をもって取り組んでまいります。

 本年は、平成26年から12年間を期間といたします習志野市基本構想の折り返し点に当たり、今後6年間を期間とする後期基本計画において、本市が基本構想に掲げる将来都市像「未来のために~みんながやさしさでつながるまち~習志野」を具現化するための実効性ある施策を実行してまいります。

 その過程において克服すべき課題や未来への展望を市民の皆様と行政が正確に共有し、ともに考え、ともに悩み、それぞれの立場から知恵を出し合っていくことが肝要です。行政が一方向的いちほうこうてきにサービスの提供者となるのではなく、まちづくりの主役である市民の皆様が十分に力を発揮していただけるよう、引き続き、顔見知りの仲を育み、協力関係を深めてまいります。

 小さな市域に多様性に富んだ人口を有し、高い親密度と結束力を誇る、「あしたのハーモニーが響くまち 習志野市」は、多くの魅力と発展の可能性に満ちています。私は、これまでの市民としての生活、市議会議員としての12年間、そして市長として2期8年間、そして今後の数多くの市民や関係者の皆様との出会いを生かし、ともに手を携え、本市の輝かしい未来に向けて邁進することを三みたび、お誓い申し上げます。

 市民の皆様、市議会議員の皆様におかれましては、より一層御理解、御協力をいただきますことを心からお願い申し上げ、私の所信といたします。

就任のごあいさつ(令和元年5月15日)

 4月21日に執行されました習志野市長選挙におきまして、多くの皆様のご信任をいただき、三たび市政を担わせていただくことになりました。今、新時代の幕開けとともに4年間の任期に臨むにあたり、皆様の期待に全力で応えるべく決意を新たにしております。

 現在わが国は、生産年齢人口の減少による労働力の低下や納税義務者数の減少、高齢化に伴う社会保障費の急速な増加という困難な局面にあります。本市においても、市制施行以来初めての人口減少社会の到来を予想しており、長期的課題である公共施設再生にも引き続き取り組んでいかなければなりません。

 このような状況にありながらも、数々の輝かしい伝統とともに「文教住宅都市」として歴史を紡いできた習志野市が、将来を担う子どもたちに大きな負担を残すことなく、希望に満ちた未来へと歩みを進めていくことは、現代を生きる私たちの重要な責務であります。

 あらゆる変化に対応し社会の持続性・安定性を高めていくためには、「選択と集中」に基づく行財政の高効率化・財源確保はもとより、それぞれが役割を自覚し活躍できる「総活躍社会」の構築が必要不可欠です。

 私は、市民の皆様と心を一つにし、英知を結集しながら、高水準な教育の実現、賑わいある都市空間の創造、そして誰もが支え合い互いを認め合う共生社会の実現をはじめとした施策に全力で取り組み、20年後、40年後を見据えた習志野市の持続的成長を実現してまいります。

 小さな市域に多様性に富んだ人口を有し、高い親密度と結束力を誇る「あしたのハーモニーが響くまち 習志野市」は、多くの魅力と発展の可能性に満ちています。

 これまで培った経験のもと、市民の方々、本市で活動する方々と「共感」し、揺るぎない「信頼」を築くことで、未来への「希望」あふれる「みんながやさしさでつながるまち」へと邁進することを再びお誓い申し上げ、就任のあいさつといたします。

 皆様におかれましては、今後ともご協力・ご支援をお願い申し上げます。

笑顔で花束を受け取る市長が初登庁の様子の写真

市長選挙後初登庁の様子

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