~校長より~

更新日:2024年04月30日

 

不易流行~リアルとデジタルの融合~

不易流行~リアルとデジタルの融合


令和6年4月8日

校長 天田 正弘

 

例年より少し遅めながら温かい春の日差しを浴びて校庭の桜も花開き、皆さんが新年度を迎えることをお祝いしているかのようです。

令和5年度末人事異動で、12名の職員とお別れをいたしましたが、新たに10名の教職員を迎え、新2年生238名、新3年生251名、そして4月10日の入学式で新入生260名を加え、令和6年度のチーム一中のスタートです。

学校の目の前を通る、市道00-124号線が開通して、11年が経ちました。周辺の環境が変化しただけではなく、第一中学校も現在大規模な改修工事が行われ、校舎内外がリニューアルされます。しばらくの辛抱ですが、工事のため学校生活に不便をかけることもありますが、安全第一に進めてまいります。

コロナ禍での本校では、現在の高校3年生世代の先輩たちが、「様々な行事の経験をしているのは自分たちが唯一の学年であり、自分たちが後輩に伝えなければ一中の伝統を継承することができない」と声を上げ、様々な工夫をし、経験を後輩たちに残してくれました。高校2年生世代の先輩たちも同様です。この二つの学年の先輩たちの背中を見て育った高校1年生世代の先輩たちは、アフターコロナの中ですべての行事をやり遂げ、先輩たちの思いを継承してくれました。そんな先輩たちに憧れた人もたくさんいたはずです。

そこで、令和6年度は「不易流行~リアルとデジタルの融合~」を目指して進んでいきたいと考えています。ここまでの様々な取り組みの中で、生徒の心に刻まれる場面の経験こそ我々にとってのリアル(現実に即しているもの)であり不易(いくら世の中が変わっても変わらないもの)なのだと思います。経験は「人の判断力を磨き成長させる。」ものであり、学校生活の中で最も大切なものです。一方、デジタルは流行(世の中の変化とともに変わっていくもの)となります。今まで大切にしてきた不易の部分をデジタルの力を活用して、生徒がより効果的な経験ができる新年度としてまいります。

中学校の三年間は、多感な時期ということもあり、様々な悩みや、壁にぶつかることが多々あると思います。第一中学校教職員一同、寄り添い導いていく努力をしてまいります。

地域の風の行きかう第一中学校として、様々なことに対して、学校、保護者、地域の連携を大切に、第一中学校の生徒たちの成長に携わってまいりますので、今後も今までと変わりのない御支援御協力をよろしくお願いいたします。