~校長より~

更新日:2025年04月17日

 

一期一会を大切に

「一期一会」を大切に


令和7年4月7日

校長 野村 健一

桜を始めとする校内の花々が、春を豊かに彩り、新年度を迎える皆さんをお祝いしているかのようです。令和7年度、習志野市教育委員会より、伝統ある習志野市立第一中学校長として着任いたしました、野村 健一(のむら けんいち)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

令和7年度は、新入生277名、新2年生262名、新3年生238名と着任教職員15名を迎え、全校生徒777名、教職員53名で、スタートしました。

本校は、今年度で創立78年目を迎えます。学校教育目標にあるように、「知徳体のバランスのとれた未来を拓く生徒の育成」を目指し、これまでの伝統を継承しつつ、生徒・教職員・保護者・地域の方々と団結し、日々取り組んでいきたいと思います。

さて、4月は出会いの季節です。人は一生涯の中で平均すると3,000人の人と出会うと言われています。中学校生活での新しい仲間や先生方との出会いはその一部と言えるでしょう。そうして出会った仲間や先生方とは、これから一日の多くの時間を一緒に過ごします。もしかすると家族より多くの時間を一緒に過ごすかもしれません。そうした一緒の時間を、どのように過ごしたかが大切になってくると思います。

さて、その取り組みの第一歩として、始業式の中で、在校生へ向け、次のような話をさせてもらいました。

『皆さんがよく耳にする、一期一会。意味は、「出会いは、一生涯ただ一度会うかどうかわからないほどの縁であり、出会いを大切にすること」とあります。もちろん、出会いは今年だけに限らず、今後も大切にしてほしいと思います。

しかし、見方を変えると出会いがあるということは別れもあります。人は別れのたびにつらい気持ちになります。それを乗り越えて、進んでいきます。多くの場合、3月が別れ、4月が出会いの時期となります。まさに今のこの時期です。

私は、こう考えます。3月の別れでつらさを乗り越えて人は強くなり、4月の出会いで喜びとともに人は大きくなります。人は、こうして成長していくと。ぜひ、3月の別れで強くなった自分を、4月の出会いでさらに大きく成長させてほしいと思います。これから置かれていく状況を、決してマイナスに考えずに、プラスに考えていってほしいと思います。そうすることで、人との接し方や言葉使い、相手への思いやりや感謝の心が自ずと変わってくると思います。』

生徒たちは、それぞれの思いの中で話を聞いてくれたと思います。「よし頑張ろう」とか「負けないぞ」という気持ちを持った生徒が増えてくれば、生徒同士の関係・生活に変化が生まれます。我々教職員は、そんな小さな変化に喜びを感じながら寄り添い、共に学校生活を送れることを楽しみにしています。そして、ともに成長していけたらと思います。

保護者の皆さまにおかれましては、お子様のご入学、進級、誠におめでとうございます。一中学区が大きく変化する中、生徒たちのためにできることを常に念頭に置きながら、教職員一同、尽力してまいりたいと思います。

今年度も学校、保護者、地域の方々とともに手を携えて取り組んでまいりたいと考えております。御理解・御協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。