No.42 60年ぶりの1年を振り返って【2015年12月1日号】

更新日:2022年09月29日

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 習志野市内からも多くの地域が参加する「下総三山の七年祭り」(千葉県指定無形民俗文化財)が、10月31日から11月3日にかけて盛大に行われました。実際は6年に一度ですが、数えで7年目ということでこう名付けられています。室町時代から続く伝統と歴史があり、二宮神社(船橋市三山)を中心に、千葉、船橋、八千代、習志野の4市から9つもの神社が参加する壮大な祭りです。各地域の神輿と人々が久々の再会を果たし、6年後へ想いをはせながら、その時代の特色が一回ごとに刻まれる記念の機会です。本市からは、藤崎子安神社(藤崎)の皆さんが二宮神社の神輿の主たる舁かき夫ふ(担ぎ手)として参加し、菊田神社(津田沼)と大宮大原神社(実籾)の神輿がそれぞれ二宮神社に参進し、また根神社(鷺沼)も祭典に協力しました。

 期間中、それぞれの神社周辺は多くの人であふれ、その中心には6年分の熱い想いが詰まった神輿があり、圧倒的なエネルギーを放っていました。自分の住む地域にこんなに素晴らしい伝統が息づいていることは大きな誇りであり、未来永劫続いていって欲しいと心から願っています。

 私は今回、9月〜11月の3カ月間に、七年祭りも含めて市内5つの神社の神輿を担がせていただきました。脈々と引き継がれてきた伝統の重量を感じながら、幸せな時間を過ごさせていただきました。時の奔流の中にあっても、着実に「つないでいく」という情熱を感じ取りました。

 今年1年を振り返ると、4月には4年に一度の統一地方選挙、10月には5年に一度の国勢調査、そして11月には6年に一度の七年祭りが同じ年の中にまとまった、60年に一度の1年でした。昨年、市制施行60周年という一つの節目を迎えた本市にとって、もう一つの新たなスタートでもあったのです。今年もさまざまな動きがありましたが、全ての関係者の皆様のご理解・ご支援・ご協力に心から感謝申し上げます。

 師走、冷めやらぬ七年祭りの余韻に浸りながら、自分自身も振り返り、充実の1年を締めくくり新年を展望したいと思います。

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