東習志野・実籾地域バス実証運行の結果をお知らせします。

 東習志野・実籾地域バスは、運行経費のおよそ半分を運賃収入等でまかなうことを運行評価基準として、平成25年11月5日から平成27年9月30日まで実証運行を実施しました。

 地域バスを持続可能なものとして本格運行へ移行するためには、一定の採算性が必要となることから、利用者にも応分の負担を求めることとして運行評価基準を設定しました。この運行評価基準を具体的な数字で表すと、1日平均で165人の乗車が必要ということになります。

 なお、交通弱者の移動手段を確保するために、地域公共交通が「なくては困る」地域を優先して取り組む必要があることから、地域バスの実施地域は公共交通空白・不便地区を対象としました。厳しい財政状況のもとでは、すでに他の公共交通が整備されている地域までカバーすることは難しいのが実情であり、民業圧迫とならないように配慮する必要もあります。

 実証運行全体における1日当たりの平均乗車人数は、約89人（目標達成率 約54パーセント）となります。しかし、運行開始当初と比較して、最終年度は大きく利用者が増加しており、当初と比較して約48人（目標達成率は約29ポイント）増加しました。

•  平成25年度 約66人（目標達成率約40パーセント）
•  平成26年度 約85人（目標達成率約52パーセント）
•  平成27年度 約114人（目標達成率約69パーセント）

 最終3か月間 約125人（目標達成率約75パーセント）

 また、土曜、日曜、祝日の利用者は、平日と比較して約24人少ないという傾向があります。この傾向は、最終3か月間では、約41人と更に拡大しております。

•  平日 約97人（目標達成率約59パーセント）
•  休日 約73人（目標達成率約44パーセント）

•  平日 約140人（目標達成率約85パーセント）
•  休日 約99人（目標達成率約60パーセント）

 東習志野・実籾地域バスは、運行開始から概ね2年が経過した平成27年9月末までの利用状況に基づき、第9回習志野市地域公共交通会議で本格運行の是非を審議しました。会議の結果及び詳細については、下記リンクをご覧ください。