習志野市緑の基本計画【令和4年度（2022年度）改訂版】

1．緑の基本計画策定の目的と背景

緑の基本計画は、都市緑地法第4条に基づき、住民に身近な地方公共団体である市町村が中長期的な観点に立って策定する、「市町村の緑地の保全及び緑化の推進に関する基本計画」です。

都市の緑地に関する計画については、「緑のマスタープラン」により進められてきました。しかし、近年の環境問題や自然とのふれあい、レクリエーションに対する市民の関心の高まりに応え、豊かな緑とうるおいのあるまちづくりを進めるため、この計画を強化し、一定の目標下に、都市の緑地の保全及び緑化の推進に関する諸施策を総合的・計画的に推進していく必要があります。このような観点から、平成6年6月の都市緑地保全法（現在の都市緑地法）の改正に伴い「緑の基本計画」が創設されました。

このようなことから、本計画では、公園緑地の適正な配置や自然環境の保全、都市緑化の推進、緑化の体制づくり等、緑に関する様々な施策をとりまとめ、市・市民・事業者が一体となった体系的・総合的な施策を展開することで緑豊かなまちづくりの推進を図ることを目的としています。

2．計画の策定にあたって

平成19（2007）年3月に「習志野市緑の基本計画」が策定されてから、15年が経過し、令和7（2025）年度には計画の最終年度を迎えます。平成26（2014）年度には、地球温暖化問題の顕在化や、少子高齢化の進行等の社会情勢の変化、東日本大震災の発生などを踏まえ、計画のテーマや基本方針、目標年次は継承しつつ、計画の改訂を図りました。一方、近年では、平成29（2017）～30（2018）年にかけて、民間活力を活かした緑・オープンスペースの整備・保全を効果的に推進し、緑豊かで魅力的なまちづくりに向けた市街地開発など、本市を取り巻く自然環境も変わりつつあります。

このようなことから、改めて緑の現在量を把握・解析し、新たな目標を設定すべく、計画の改訂を行うものです。なお、計画のテーマや基本方針、目標年次は継承します。