絆とやさしさでつながる発達支援「習志野方式」

更新日:2023年04月01日

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習志野市では、習志野市長期計画(基本構想・基本計画)の分野別総合計画として位置づけられる「習志野市地域福祉計画(推進期間、平成26年度から平成31年度)」において、習志野市の地域福祉に関する基本理念として「ソーシャルインクルージョン(社会的包容)」を掲げています。
ひまわり発達相談センターは、障がいの有無に関わらず、全てのお子さまが大切に育まれるソーシャルインクルージョン(社会的包容)を推進する、地域の中核的な専門拠点として位置づけられます。

習志野方式

このひまわり発達相談センターの取り組みは、平成25年度に「発達障害者支援開発事業(発達障害者等支援都市システム事業)」に選定されました。
発達障害者支援開発事業は、自閉症・アスペルガー症候群等の広汎性発達障害、学習障害及び注意欠陥多動性障害等の発達障害児や発達障害者への支援について、各ライフステージに応じて保健医療、福祉、教育、労働等の様々な関係機関が連携し、発達障害者等施策を複合的かつ総合的に実施している先進的な市町村を推奨モデル都市として選定し、実践した成果をマニュアル等として取りまとめ、これを全国に普及させることにより、地域における発達障害者等支援の推進を図ることとしています。
習志野市では、ひまわり発達相談センターが中心となって推進している発達支援施策の内容をまとめて、他の市町村においても実践できるように「絆とやさしさでつながる発達支援『習志野方式』」(以下、「習志野方式」)として、マニュアル化しました。

ひまわり発達相談センターの特徴

ひまわり発達相談センターは、ソーシャルインクルージョン(社会的包容または、社会的包摂)を核として、4つの特徴があります。

ひまわり発達相談センターの4つの特徴をまとめた図

ひまわり発達相談センターの特徴

訪問型支援(アウトリーチ型支援)の充実

駐車場に2台並んで停まっている白の軽自動車の写真

訪問車の写真

ひまわり発達相談センターは、お子さまたちの生活実態に即した訪問型支援(アウトリーチ型支援)を重視しています。
市内の幼稚園、保育所、保育園、こども園、あじさい療育支援センター等に赴き、これらの施設に在籍(または利用)する成長・発達に心配のある乳幼児の状態を観察し、助言を行う「巡回相談」を行っています。

個別支援計画を活用した支援と連携

習志野市では、平成20年度より、乳幼児に対する個別支援計画の作成事業を推進しています。保健、医療、福祉、教育等の連携を確保し、保護者やお子さまの意向を尊重しながら、適切な支援や配慮すべき点を把握して、その成長・発達を支援するとともに、乳幼児期から小学校に向け、一貫して継続的な支援を実施するために作成しています。

多彩な専門職による相談支援と研修

心理判定員、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、保健師、保育士、ケースワーカーがチームを組み、18歳未満(主に就学前児童)の相談支援・評価等と、就学前児童に対する個別指導、グループ指導を実施しています。
また、保健、医療、福祉、教育、保育等の分野における関係者へ発達支援の基礎的な知識、技術の習得を目的とした専門的な研修等を実施しています。

パートナーシップ・協働の重視

地域住民に対する啓発活動を重視

子どもの成長、発達、子育てをテーマに外部講師を招き、発達支援に携わる関係者や市民を対象とする「発達支援研修(公開講座)」を年1回開催しています。

また、秋津まちづくり会議等で、習志野市の発達支援施策に関する情報を発信するなど、地域とのつながりを重視した取り組みも行っていきます。

発達支援施策に関する会議の推進

ホワイトボードの前に半円状にいすを並べて座り話し合いをする方々の写真

会議の様子

全てのお子さまが大切に育まれる地域社会の実現を目指す「市民協働こども発達支援推進協議会」を設置し、市民、障がいのあるお子さまの保護者、民間の障がい福祉サービス事業所、障がい団体関係者、町会、まちづくり会議関係者、発達支援に関わる関係部署の職員とともに、協働とパートナーシップを重視した発達支援施策の推進に取り組んでいます。

この記事に関するお問い合わせ先

このページはひまわり発達相談センターが担当しています。
所在地:〒275-0025 千葉県習志野市秋津3丁目5番1号
電話:047-451-2922 ファックス:047-451-2002
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