健康食品で健康になれるの?

更新日:2022年09月29日

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相談

健康食品を試してみたい。広告には良いことがいろいろ書いてあるが本当にそうなのか。

アドバイス

いろいろな健康食品が出回っていますが、食品については、病気が治る、症状が改善するという広告はできません。お悩みの症状が大きく書かれ、ある成分の有効性の説明、「しっかりサポートします」のような表現、「元気いっぱい」という体験談から、その食品を食べることで一気に解消できると思わせるような広告がよく見られます。その中で、特定保健用食品(以下、トクホ)だけは、例えば脂肪の吸収を抑えるなどの一定の効果の表示が認められています。昨年、届出などの手続きにより、トクホのような保健効果を表示できる機能性表示食品(以下、機能性食品)が新設されました。トクホは消費者庁が個別に審査し許可されますが、機能性食品は学術論文などを根拠に成分の有効性を企業の責任で判断するものの、第3者の審査はされないという大きな違いがあります。トクホでも効果は限定的で、実際以上に効果を期待させる広告だと、消費者庁の勧告を受けた例もあります。

健康食品を「食品だから安全、薬と違って副作用がない」と考え、医薬品に代わるもの、あるいは医薬品よりも良いものと思い、治療中の人が治療を怠ってしまうことが一番の問題です。治療と並行する場合は、薬の効果に影響を与える恐れもあります。薬であれば飲み合わせは医療機関でチェックされますが、食品と薬との成分の相乗効果は医師に相談しないとわかりません。「良い成分がたくさん」という広告も見受けられます。持病のない人でも、複数の健康食品摂取による、成分間の相乗効果にも注意が必要です。このようなリスクがある一方、広告でアピールするほどの効果があなた自身にあるのか誰にもわかりません。広告をうのみにせずにバランスの良い食事、適度な運動と休養を心掛けてはいかがでしょうか。

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