平成17年度第3回習志野市安全で安心なまちづくり協議会

更新日:2022年09月29日

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会議名

平成17年度第3回習志野市安全で安心なまちづくり協議会

開催日時

平成18年2月24日(金曜)午後2時

開催場所

習志野市消防庁舎4階教養室

議題及び会議の概要

議題

  1. 実施計画の進捗状況について
  2. 子どもの安全対策等について
  3. 平成18年度主要事業(案)について

会議の概要

1.実施計画の進捗状況について

市・市民・事業者ごとにわけて表示しています。また、前回の会議において、7月までの状況について説明しています。今回は、11月までの進捗状況のなかで、特に進展した箇所の説明とします。

(1)市・市民・事業者の相互信頼を基にした自主的な連携
  • 市の取り組み部分の保、幼、小、中学校等における安全(防犯)対策の推進です。保護者、地域、関係機関等との連携を充実するため、11月9日に「子どもの安全」をテーマとして、習志野市PTA連絡協議会研修大会のパネルディスカッションに参加し、子どもの防犯対策について認識を深めることができた。また、11月22日(小学校)、25日(中学校)に学校連絡協議会を開催し、子どもの安全対策について学校や警察と共通の方向性を確認した。
  • 市民・事業者の部分の推進体制への参加協力ですが、町会・自治会・関係団体などに参加・協力を依頼し、連絡網等の整備を図っています。
(2)市・市民・事業者の協働意識の醸成
  • 市の取り組みとしては、自主的な防犯活動を全面的に支援しています。10月の「安全で安心なまちづくり月間」の期間中に、チラシ・パンフレット等を7,000部市内各駅で配布し、市民一人ひとりの防犯意識の向上と普及を図っています。また、子どもの安全対策の一環として、12月1日現在、895軒である「子ども110番の家」を各小学校に10軒程度増設を依頼すると共に、通学路の安全についても再確認するよう依頼しています。
  • 市民・事業者ですが、地域防犯活動の実施ということで、パトロールに加えて、各地区のまちづくり会議において、パートナーシップ事業を利用し、防犯マップの作製をしている。

平成17年度:谷津西部、花咲・屋敷2地区で作製

(3)自主・自立の精神の醸成
  • 市の取り組みとしては、主に2項目あります。第一に、知識の普及と啓発活動の推進です。防犯の強化月であります10月の「安全で安心なまちづくり月間」期間中の10月15日第21回青少年健全育成大会及び防犯講演会を実施。講師に千葉紘子さんを招き「子どもたちの心と向き合う為に」ついて講演していただきました。また、「キラット・ジュニア防犯隊」の隊員による、防犯アンケート調査結果を発表し、地域に防犯対策を発信すると共に、このアンケート結果の意見を生かして、10月31日、本市、管理職員による特別防犯パトロールが(午後5時から午後7時まで)開始されました。
    第二は、人材の育成です。防犯指導員等の地域での防犯活動のリーダー的な存在を育成すること、また、更なる活性化を図ることを目的に、本市独自の防犯指導員設置及び活動要領を策定し、指導員は原則として、町会長・自治会長と定め、10月1日防犯指導員:191名、副指導員:114名、計305名に防犯協会会長及び習志野警察署長の連名で委嘱を行い、防犯研修会等を既に開催しています。
  • 市民・事業者につきましては、第21回青少年健全育成大会及び防犯講演会に452名参加し意識の高揚に努めました。また、月間期間中の各駅の街頭啓発キャンペーンに44団体、229名が参加し啓発活動を行いました。
(4)都市環境整備
  • 市の取り組みとしては、2項目です。
    第一に、犯罪防止に配慮した都市環境の整備の道路照明等及び防犯灯の整備です。平成17年度防犯灯の設置要望は、新設:137灯、付替:221灯に対し、決定設置数は新設:99灯72.3%、付替:157灯71.0%となっています。
    第二は、保、幼、小、中学校等における安全(防犯)対策の推進です。侵入者に対する防犯警備機器の活用としまして、平成17年9月に市内全保育所・幼稚園に「緊急通報システム」を配備し、このシステムを活用した防犯訓練を各保育所・幼稚園で実施しました。また、死角の多い、大久保・谷津・向山小学校に防犯カメラを12月に導入し活用しています。 
  • 市民・事業者ですが、私有地及び建物の適正な維持管理について、平成17年4月から12月まで、空き家の管理、施設の管理整備に関する相談が7件寄せられています。また、事業者については、事務所等の管理として、定期的な点検を行うなど維持管理に努めている。

2.子どもの安全対策等について

子どもの安全対策について、各委員から10項目の意見等がありました。

(1)緊急通報システムの使い勝手が悪いように思う。
委員

例えば屋外で遊んでいる時に、不審者が侵入した場合、近くの部屋のブザーを押すようだが、不審者の出た現場が室内なのか屋外なのかがわからない。

事務局

平成17年度に全保育所・幼稚園に導入し、不審者の侵入が職員室でもわかるようになっている。詳細については、担当部でありますこども部に確認し、次回報告しますが、一番の目的は早急な警察への通報です。

(2)地域全体での抑止力に目を向ける必要がある。
委員

現在、47団体の防犯活動団体があるということですが、無理のない形でパトロールを実施した方がいい。ワンワンパトロールは効果的である。市内4団体を知っている。ここに出席している人達が、それぞれの立場で行えばよい。

事務局

市で把握しているワンワンパトロール団体は、3団体であるが、今後、藤崎・秋津地区でも組織化に向けて、前向きに話を進めている。来年度は、犬の散歩時に使用するリード標の物品貸与も考えており、支援の充実を図っていく予定であります。また、長続きが必要ということから、ある地域では、パトロールの参加以外で、例えば、登下校時にあわせて、家の前を掃除しながらとか、洗濯物を干すときなどに子ども達を見守っている。

(3)商工会議所として事業所を巻き込むことが課題である。
委員

いろいろなメニューを作り働きかけていきたい。今後、事業所に対して、啓蒙していく予定です。また、防犯カメラの設置はいいが、誰が映像を見ているのかという、運用面での問題があると思う。小学校の防犯カメラにスピーカーを一緒に取り付けるとより効果的である。

(4)「子ども110番の家」をやっていて感激しました。
委員

何十年も表示板を取り付けているが、今回初めて学校からあいさつにみえ、感激した。再認識と責任感を改めて感じた。全市的に広げて欲しい。

事務局

担当課であります、青少年センターに報告します。

(5)警察としての取り組み
委員

地域警察官が12月より登下校時にパトカーで巡回している。実のある警戒活動を行っている。情報発信の面で、前兆事案(不審者・露出・声かけ)として、市の携帯メール、ホームページ、ケーブルテレビで個人情報に注意しながら発信している。

事務局

船橋市の携帯メール登録者は、習志野市より遅く始めたのに9,000件以上です。人口が50万人であるが(習志野市人口16万人、登録者2,100件)どうして増えたかというと、学校の校長先生からアピールをしたということです。行政より学校を通じた方が、自分の子どもを守れるという関心度が高いということです。

(6)谷津小学校の取り組み
委員

地域でできることを考えた時、高齢者の方に協力を仰ぐことにきがついた。「無理のない、自然に出来るもの」をスタンスに地域の子どもに声かけをお願いする。子ども自身が地域の人に守られていると感じることが大切である。変な人に間違われないよう腕章を身につける。下校は、一斉に学年で行っていて、職員が送って行く。また、「子ども110番の家」については、家に人がいるか実際にまわっている。

(7)行政に頼らず地域で出来ることをやって行きたい。
委員

「子ども110番の家」の御礼の件は、持ち帰りたい。ワンワンパトロールは、社宅・アパート等では無理だが、門扉や塀に注意啓発の看板(見てますよの目玉入りの絵とか)、自転車の前かごに「パトロール中」のステッカーを付けた方がいい。また、携帯メールは、子どもとの会話にもつながる、広め方を今一度考えて欲しい。

事務局

担当課に報告し検討いたします。

(8)地域の人が情報提供できる場所があるといい。
委員

ただ怪しいというだけで、警察に通報していると警察が対応できなくなるので、どこか情報提供ができる場所があればいいと思う。防犯カメラの設置については、プライバシー等に配慮し、必要な場所に設置するのは、やむをえないと思う。

(9)総合的に
委員

この実施計画は、よく作られており、これだけのことを実施すれば、子どもを守れるかなと思う。高齢化社会なので65歳以上の方に、協力をしてもらうことは、効果的である。ボランティア活動に対して、感謝の還元が出来ればと思う。

(10)情報提供されたものを有効活用できるシステムづくり
委員

警察・市等から犯罪情報が提供されるが、受ける側も受けたままではいけない。受けた情報をすぐ対応できるシステムづくりが必要である。例えば、自分の地域で発生した事件について、掲示板にはり注意を促すなどが必要だと思う。

3.平成18年度主要事業(案)について

事務局

平成18年度の主な事業としては、5事業あります。

(1)「キラット・ジュニア防犯隊」の育成と拡充
主な活動
  • 啓発活動の充実…平成18年度に意識を高めるため隊旗を作製予定
  • 防犯マップの作製及び調査…防犯講演会で結果を発表する予定
  • 自校での啓発活動
(2)防犯活動を行う地域住民団体の拡充
  • 安全活動掲示板の設置:市役所一階ロビーに、市域の各地区において、「いつ」「どこで」「どの団体が」「どのような安全活動」を展開しているか、一目で確認できるような掲示板です。また、この図には、「ひったくり」「車上狙い」「空き巣」「部品盗」等の身近な犯罪の発生状況を表示し、地域の活動状況が同時に確認できる。そして、この掲示板を通じて、地域の安全対策が連携の中で促進できるような情報を表示することが目的です。
  • 防犯貸与物品の更なる充実…平成18年度は、現在貸与している6物品に加え、犬の散歩時に使用する「防犯パトロール中」のリード標を追加する予定です。
  • 相互連携が図れる仕組みづくり…既存団体の代表者による連絡会
  • 人材の育成…研修会・講演会等の実施
  • 防犯活動団体の紹介…市ホームページ等での紹介
(3)防犯活動の中心となる人材の育成
  • 防犯指導員等の育成及び活用…防犯マップの作製等
  • 防犯研修会等の開催
(4)犯罪発生状況等、防犯情報の提供
  • あらゆる媒体を利用し、迅速かつ的確に情報提供を行う。
  • 安全対策情報ネットワーク等の情報伝達網の更なる充実及び活用
(5)防犯パトロールの充実
  • 防犯協会所有のパトロールカーの貸し出し充実
  • 市の青色回転灯装備車両による参加支援の強化
  • 各種啓発活動等です。
事務局

平成18年度は、基本計画・実施計画の具体的施策の活動支援・協力依頼・施策に対する意見を反映して行く事が中心になります。平成18年度の協議会の開催は、年2回、7月と2月を予定していますので、よろしくお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

このページは防犯安全課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎4階
電話:047-453-9304 ファックス:047-453-5578
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