喫煙環境表示をしましょう ~事業者による健康なまちづくり~

更新日:2022年09月29日

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事業者による“健康なまちづくり”

平成25年4月1日に施行した(通称)習志野市健康なまちづくり条例では、市、市民、市民活動団体、事業者及び健康づくり関係者の責務を定め、それぞれが連携・協働して健康なまちづくりに取り組むことを明記しています。

このうち「事業者の責務」の項(第8条)では、自らの活動(事業)を通して健康なまちづくりに寄与することはもちろん、「従業員及びその家族の健康づくりのための職場環境の整備」や「他者が行う健康なまちづくりに関する活動・施策に協力」することを求めています。

受動喫煙防止対策の一環として、喫煙環境表示にご協力をお願いします。

喫煙環境表示とは

店頭の目立つ場所に、その店舗の喫煙環境(禁煙、分煙等)を表示することで、できるだけ利用者がお店を選びやすくし、予期しない受動喫煙被害を防止しようという取り組みです。

千葉県では、受動喫煙防止対策の一環として、オリジナルの喫煙環境表示ステッカーを作成・配布し、飲食店等の多数の方が利用する施設における喫煙環境表示を推進しています。
ステッカーの配布を受けるには申し込みが必要ですが、PDF版は自由にダウンロードして使用することが可能です。詳細は県ホームページをご覧ください。

禁煙ステッカー

店内全面禁煙

分煙ステッカー

空間分煙(喫煙室の設置)

時間禁煙ステッカー

時間分煙(喫煙・禁煙時間の設定)

実施のメリット

お店にとっては、全面禁煙などの取り組みをPRポイントとして打ち出すことにつながります。
また、利用者があらかじめ店内の喫煙環境を把握できることから、入店後の喫煙トラブルを予防する効果にも期待できます。

千葉県が平成27年度に行った「生活習慣に関するアンケート調査」では、約75%の人が「飲食店選択時に禁煙・分煙表示を参考(一応参考)にする」と回答しているほか、喫煙者を含む8割超が「飲食店内の完全禁煙に賛成」と回答したという民間事業者のアンケート結果も報告されています。
こうしたことから、「受動喫煙防止対策に積極的に取り組んでいる」という姿勢が、顧客の獲得につながるものと予想されます。

アンケート調査結果のグラフ

平成27年度「生活習慣に関するアンケート調査」(千葉県)より

対策による違い

千葉県では、「禁煙」(店内完全禁煙)、「分煙」(空間分煙)、「時間禁煙」(時間分煙)のほか、「喫煙可」、「指定日禁煙」と全5種類のステッカーデザインを用意していますが、対策によって、必要な費用や受動喫煙防止効果が異なります。
受動喫煙防止の観点から、市では1.禁煙(店内全面禁煙)による対策をお勧めします。3・4については、将来的な全面禁煙化を見据えた上で導入しましょう。

  1. 禁煙(店内全面禁煙)
    WHO(世界保健機関)が、受動喫煙防止対策として唯一有効と認めている方法です。
    利用者はもちろん、従業員の受動喫煙も防止することができます。
    対策にかかる費用は無く、店舗のメンテナンス費用が軽減されるというメリットもあります。
  2. 分煙(空間分煙)
    WHOでは認められていませんが、国が例示している方法の一つです。
    喫煙可能エリア・禁煙エリアを区切るだけでなく、喫煙可能エリアから煙等が漏れ出さないような対策をとる必要があります。
    利用者の受動喫煙を完全に防ぐことができない上、従業員の受動喫煙は全く防ぐことができません。
    また、少なからず設備投資が必要となるため、対策にかかる費用は大きくなります
  3. 時間禁煙(時間分煙)
    喫煙可能時間帯と禁煙時間帯を分ける方法です。(例 ランチタイムは禁煙)
    対策にかかる費用が無く、比較的導入しやすい方法ですが、受動喫煙防止効果には期待ができないため、国も例示していません。
  4. 指定日禁煙
    喫煙可能日と禁煙日を分ける方法です。(例 土曜日・日曜日は禁煙)
    時間禁煙と同様、比較的導入しやすい方法ですが、受動喫煙防止効果には期待ができないため、国も例示していません。

健康日本21(第二次)での目標(抜粋)

受動喫煙防止

現在、飲食店において月1回以上、受動喫煙にあっている人の割合は41.4%となっています。
国では、これを平成34年度までに15%まで低下させることを目標に掲げています。

また、現在、職場において月1回以上、受動喫煙にあっている人の割合は30.9%となっています。
国では、平成32年度までに受動喫煙の無い職場の実現を目標に掲げています。

成人喫煙率

現在、国内の成人喫煙率は18.2%と、全体の2割を下回っています。
国では、これを平成34年度までに12%まで低下させることを目標に掲げています。

健康なまち習志野計画での目標(抜粋)

受動喫煙防止

平成25年度現在、飲食店において月1回以上、受動喫煙にあっている人の割合は46.1%となっています。
習志野市では、これを平成31年度までに34.3%まで低下させることを目標に掲げています。

また、平成25年度現在、職場において月1回以上、受動喫煙にあっている人の割合は17.3%となっています。
習志野市では、平成31年度までに受動喫煙の無い職場の実現を目標に掲げています。

成人喫煙率

平成25年度現在、市内の成人喫煙率は11.3%と、全体の1割を近くとなっています。
習志野市では、これを平成31年度までに8.4%まで低下させることを目標に掲げています。

この記事に関するお問い合わせ先

このページは健康支援課が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号 市庁舎1階
電話:047-453-9302 ファックス:047-454-2030
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