受動喫煙(二次喫煙・三次喫煙)とは

更新日:2022年09月29日

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二次喫煙は、いわゆる受動喫煙

二次喫煙は、英語ではsecond-hand smoke(SHS)と言い、いわゆる“受動喫煙”のことを指します。
少し難しい表現になりますが、「他者の喫煙により生じた『副流煙(ふくりゅうえん)』(たばこの先から出る煙)及び『呼出煙(こしゅつえん)』(喫煙者が吐き出した煙)によって周囲に拡散される『環境たばこ煙』(有害物質を多量に含んだ気体/ETS)に曝露(ばくろ)され、それを吸入すること」と言えるでしょう。

FCTC第8条の実施のためのガイドライン(注釈)では、「受動喫煙」「非自発的にたばこ煙にさらされること」などの用語は避けるべきであり、この「二次喫煙」または「環境たばこ煙」を用いることが望ましいとしています。

なお、健康増進法第25条や労働安全衛生法第68条の2が規定する受動喫煙は、「室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされること」ですから、まさにこの二次喫煙を想定したものであると言えます。

(注釈)たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(FCTC)及び同第8条実施のためのガイドラインについては、「受動喫煙防止と法律の話」を御覧ください。

三次喫煙は、たばこが無くても…

三次喫煙は、残留受動喫煙とも呼ばれ、英語ではthird-hand smokeと言います。
環境たばこ煙そのものに曝露される二次喫煙とは異なり、たばこの火が消された後も周囲に残留する化学物質に曝露され、それを吸入することを指します。
“服や部屋についた臭い”と言うとイメージしやすいかもしれません。

たばこ由来の化学物質は、喫煙者の毛髪や衣類、カーテンやソファなどに付着し、長く残留することが知られており、それが揮発することで第三者が化学物質に曝露され、三次喫煙が発生すると考えられています。
近年の研究で明らかになったものであり、まだ十分な研究はなされておらず、健康影響についてもまだ明らかになっていませんが、部屋で過ごす時間が長い乳幼児などでは三次喫煙による影響が懸念されます。

一般的に言う“受動喫煙”は二次喫煙だけですが、受動喫煙防止に取り組む際には、三次喫煙も意識することが大切です。

三次喫煙|e-ヘルスネット(厚生労働省)

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