バランスシート探検隊活動報告(11月19日)

更新日:2022年09月29日

ページID : 11120
平成27年度習志野市バランスシート探検隊 1.市民会館・菊田公民館視察 2.第3回勉強会
開催日時 平成27年11月19日木曜日
  1. 9時30分-12時
  2. 13時-15時
場所 (視察)市民会館・菊田公民館
(勉強会)サンロード庁舎分室6階大会議室
参加者
  • 千葉大学教授 大塚 成男 隊長
  • 大学生隊員 千葉大学学生10名
  • 市民隊員 東邦大学管弦楽団員 3名
  • 市職員隊員 社会教育課 会計課
  • 事務局 会計課

市民会館・菊田公民館の視察を行いました

 11月12日の習志野文化ホールに続き、市民会館・菊田公民館を視察しました。
 各施設の対比ができるように視察コースを周ったため、隊員は施設規模や老朽化具合の違いを見ることができました。
 また、前回同様、各隊員からは質問が多数挙がりました。

ステージ上で、右側のスーツ姿の男性と参加者が向かい合って立ち説明を受けている写真

市民会館:舞台上で館長からの説明を受けました。

コンクリートの地下室で説明を受けている参加者の写真

市民会館:普段は入れない地下にも行きました。

コンクリートの天井にヒビが入っている写真

市民会館:舞台裏の天井には、老朽化によるヒビ割れがありました

グランドピアノと壇上の間に立っている男性が幕を上げている写真

菊田公民館:講堂で館長からの説明を受けました。

機械やなどが設置されているコンクリートの部屋で説明を受けている参加者の写真

菊田公民館:吸収式冷温水機は平成20年度に資産として計上されています。

屋上に上がった参加者が散らばって立っている写真

菊田公民館:屋上には一部、雨漏り対策として補修がしてあり、その工事に掛かった金額も資産として計上されています。

視察に引き続き、第3回勉強会を行いました

 前回までの勉強会で(建物の)帳簿上の金額や負担するコストを学びました。また、習志野文化ホール・市民会館・菊田公民館の現地視察も行いました。
 勉強会で学んだことと、実際に施設を目の当たりにしてわかったことを、グループに分かれて意見交換し、それぞれ発表しました。
 また、最後には大塚隊長からの総括がありました。

習志野文化ホールグループから

  • 建物や設備は立派であるが、パイプオルガンや音響設備など、利用頻度が低いものもある。パイプオルガンなどの貴重な設備があるということは、他のホールにはない強みでなので、有効活用できるような施策を考える必要があるのではないかと思った。
  • 設備の維持には費用(コスト)が掛かることが財務書類上の数字でわかったが、費用は「何に使ったかが重要である(費用を掛けることにより何を生み出したか)」ということを念頭に置いて施設を見ることによって、より理解を深めることができた。 など

市民会館グループから

  • 維持費・修繕費が思ったよりも掛かっていた。建物を建設するときは、建築費用だけではなく、維持補修に係るコストも考慮する必要があるということが分かった。
  • 公民館エントランスから市民会館の中に入るためには、階段を使うしかなく、高齢化が進む時代のニーズに合っていない。建て替えを行う際には、市民に使いやすいように施設を整備する必要があると思った。 など

菊田公民館(講堂)グループから

  • 講堂はスペースが広く、借りる金額が安い。民間で同規模のスペースを借りるとなると、何倍も金額が掛かってしまう。講堂の存在をPRすることにより、より多くの市民に使用してもらえるのではないかと思った。PRに係る費用と利用者増による収支差額を考えた場合、赤字になることも想定されるが、公の施設であるということを考えると、市民のニーズを満たすことも考慮し、総合的に判断する必要があるのではないか。
  • 帳簿上の老朽化比率(建物本体81%)のイメージよりも、外見上はまだ良好な感じであると感じたが、内面を見ると、ひび割れや雨漏りなど、老朽化具合を見られた。施設の老朽化を適切に把握するためには、帳簿上の金額を見るだけでなく、実際に目で見る必要があると改めて感じた。 など

大塚隊長からの総括

 どの施設も老朽化が進んでいたが、多くの市民の方に使われており、一定の稼働率があった。使われている施設が老朽化が進むと、施設の今後について考える必要がある。施設の今後を議論するときに、現在稼働している施設から何を学ぶかが重要である。
 従来、公共施設を建設するときには、将来負担するコストを重要視していなかったかもしれない。建設当初は最新・特徴的な設備でも、時の経過とともに負担を生じさせる要因となる。今後施設を建設するときは、長期的な視点で、将来負担するコストも踏まえて議論する必要がある
 また、公会計上の数字を行政の活動に生かすためには、どのようにすればよいかということも、今後の課題になると思う。

スクリーンの前で8名の習志野文化ホールグループの参加者が横一列に並んでいる集合写真

習志野文化ホールグループ

スクリーンの前で5名の市民会館グループの参加者が横一列に並んでいる集合写真

市民会館グループ

スクリーンの前で5名の菊田公民館(講堂)グループの参加者が横一列に並んでいる集合写真

菊田公民館(講堂)グループ

平成27年度バランスシート探検隊の今後について

 今回をもちまして勉強会及び視察の日程は終了いたしました。
 今後、各隊員からの報告等を、「習志野市の財務報告書(平成28年3月発行予定)」 に掲載します。
 また、今回の活動内容については、習志野市テレビ広報「なるほど習志野」(平成28年3月7日〜13日、21日〜27日)で放送します。

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