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習志野市 未来のために〜みんながやさしさでつながるまち〜習志野
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ならしのには富士山がある 【2月2日更新】

更新日:2018年2月2日

江戸時代の富士山への道のり

 先月のこのコラムで、富士山信仰の始まりに関するエピソードをご紹介しましたが、鎌倉時代から室町時代あたりにかけては、富士山は山岳修験者が多く入山修行を行う山となり、その後江戸時代には庶民にとっても信仰の旅の目的地として、盛んに富士登山が行われるようになっていきました。

 実籾の鴇田家に残された古文書の中に、文化11年(1814年)、当時の実籾村から富士山に登り、帰ってくるまでの旅の記録を綴った「富士山道中日記帳」という資料があります。この時代、庶民は自由に旅行をすることを禁じられていましたが、信仰を目的とする旅は許されていたため、人々は「富士講」という信仰団体組織を作って、旅費を出し合いながら富士山に登っていました。
 このような旅は、制約の多い日常を離れて道中の名所を訪ねることができるまたとない慰安の機会であり、今も昔も変わらない旅の楽しさは、「富士山道中日記帳」にも随所に記されています。習志野市域近辺には高い山がありませんから、日記の筆者は生まれて初めて見る山中の風景に興味津々で、「杉、松其外諸木多し」「不思議成る岩、間々有」といった記述がみられます。

 このように、習志野市域の村々からは、甲州街道を4日ほどかけて大月宿から現在の富士吉田市の上吉田宿に入り、一泊して翌朝富士浅間神社に詣でた後、山頂を目指していました。
 この時に、参詣者の宿泊や道案内などの世話をしてくれたのが、「御師」と呼ばれる人々です。「冨士講」はいずれかの御師に属しており、「富士山道中日記帳」の一行は「浅間坊」という御師のところに泊まりましたが、習志野市域の富士講の場合は「小佐野坊」という御師のところに泊まることが多かったようで、小佐野坊には久々田村(今の津田沼の一部)の富士講が奉納した石灯籠が残っています。

 慣れない山中を歩き続けてようやくたどり着いた参詣者にとって、登山と参拝の一切の面倒を見てくれた御師はとても頼もしい存在であったでしょう。
 御師の制度はその後明治政府によって廃止されてしまいましたが、今もなお習志野市民にとって、富士山の現在の御師ともいうべき施設が上吉田宿からほど近いところに存在しています。それが「習志野市立富士吉田青年の家」です。

習志野市民の現代の御師 “富士吉田青年の家”

 富士吉田青年の家は、富士山北麓の大自然の中で、仲間と合宿をしながら各種研修や野外活動を行うことを目的として、昭和48年11月に開設した習志野市直営の市外施設です。

 海抜875メートルのカラマツ林の中を切り開くように宿泊棟、野外炊事場、体育館等が配置されていて、こども会やボーイスカウト、ガールスカウトなどをはじめとした青少年育成団体の宿泊研修や、市内中学校の自然体験学習の場として活用されているほか、多くの市民の皆様にもご利用いただいています。

 ご存じでない方もおられるかもしれませんが、青年の家は青少年団体に限らず、4人以上の団体やご家族連れでも利用が可能ですので、富士登山、東海自然歩道のハイキングやサイクリング、近くのスキー場でのウインタースポーツ等に出かける拠点として、仲間同士で青年の家を利用することができます。

 周辺には、河口湖温泉をはじめとしてたくさんの温泉施設があり、日帰り温泉も充実しています。特に、青年の家から車で15分ほどのところにある山中湖村村営の「紅富士の湯」では、今月末までの土日祝日の早朝6時から営業していて、日の出とともに文字通りの紅富士を湯けむりの向こうに見ながら入浴することができます。

 そして、青年の家では、市民の皆さんに四季折々の富士の自然に触れてもらえるよう、年5回の主催事業を計画しています。
 今年は、山菜の採集と試食を中心とした「春の自然を食べるつどい」が5月12日から13日、テント生活や野外炊事を体験する「サマーキャンプ入門編」が7月14日から16日、実りの秋を実感できる「ブドウ狩り体験」が9月29日から30日、富士山麓にキノコ狩りに出かける「秋の自然を食べるつどい」が10月13日から14日、東海自然歩道や樹海を散策する「紅葉探勝in樹海探検!!」が11月3日から4日に予定されています。
 内容が変更になる場合がありますので、各行事の1か月前の広報習志野でご確認の上、多くの皆さんのご応募をお待ちしています。

 「ならしのには富士山がある」。これは、青年の家開設以来のキャッチフレーズです。そう、まさに富士吉田青年の家は、習志野市民にとって頼もしい富士山の案内人、御師のような存在なのです。
 昨年7月から、習志野市と富士吉田市を結ぶ高速バスが毎日運行されるようになりました。「第三中学校」「京成津田沼駅」「JR津田沼駅」のバス停から乗車すると、約3時間半で青年の家にほど近い富士吉田市内の「西原上(にしはらかみ)」というバス停に到着します。
 冬の日は雄大な富士山がすそ野までくっきりと見える日が多くあります。いっそう近くなった富士吉田青年の家へ、ぜひお出かけください。

青年の家交通案内

問い合わせ先

このページは各部局長が担当しています。
所在地:〒275-8601 千葉県習志野市鷺沼2丁目1番1号
電話:047-451-1151 FAX:047-453-9313

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