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習志野市 未来のために〜みんながやさしさでつながるまち〜習志野
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障がいの有無に関わらず、誰もが当たり前に心や気持ちを通わせ、理解し合える地域社会を目指す条例づくりを進めています 【8月1日更新】

更新日:2015年8月1日

「(仮称)習志野市手話や点字等の利用をすすめて、障がいのある人もない人も絆を深め、互いに心をかよわせるまちづくり条例」の試案が条例策定協議会から市長に提出されました

 甲子園をかけた全国高校野球選手権大会千葉大会の決勝戦、習志野高校は惜しくも専修大学松戸高校に敗れて夢はかないませんでした。決勝戦が行われた3万人収容のQVCマリンフィールドは高校野球では珍しい満員札止め、炎天下にもかかわらず外野席まで立錐の余地もないほどに詰めかけた観客が両校の熱戦に声援を送りました。
 習志野高校の応援は、吹奏楽部の応援バンドに合わせて応援席側が一体となります。習志野高校の活躍がこれだけ多くの人に一体感をもたらしてくれることに心から感動を憶えました。

 さて今回は、市民の皆さんが障がいの有無に関わらず共に暮らしていける、そんな一体感のある地域社会にしていくための条例制定に向けた話をさせていただきます。

 私たちが人と人どうしで心や気持ちを通わせるには、共通の言語を基盤とした充分な情報の取得や、コミュニケーションをとるための手段が必要です。しかし、聴覚や視覚、認知機能の障がい等により、生活の様々な場面において、日本語の音声や文字をそのまま受け取ることに困難を抱えている人もおられますので、このような障がいをお持ちの方に対する必要な情報へのアクセスやコミュニケーションを保障する施策が求められます。
 例えば、聴覚に障がいのある方が会議や講演会に参加する場合は、手話通訳や、話の内容を要約して書き伝える要約筆記、あるいはマイクで話されている言葉だけを拾って補聴器に明確におくる磁気ループなどの情報伝達手段や機器が必要です。
 また、視覚に障がいのある方に印刷物を配布する場合には、点字に直したり、代読を付けたりする必要があります。映画や舞台を鑑賞するときには、FMラジオによる音声ガイドを付けることが有効です。
 さらに、知的な障がいや発達の障がいの方でも、漢字に振り仮名をつけたり、イラストや記号、絵カード等を用いてわかりやすい表記にしたりすることによって、理解がしやすくなるといったことがあります。

 中でも手話は、ろう者にとって物事を考えたり、互いの感情を伝えあったり、知識を蓄えたり、文化を創造したりする大切な言語です。しかし手話は、2013年12月1日付のこのコーナーにも書かせていただいたように、長年言語として認められず、手話を使いやすい社会環境が整ってきませんでした。
 このようなことから本市では、障がい者の情報保障とコミュニケーション保障をするとともに、言語として手話を自由に使える環境の整備を図ることを目的として、今条例の策定を進めています。
 条例案は、障がい者団体や市民等で構成された「(仮称)習志野市手話を広めるとともに障がいのある人もない人も絆を深め、互いに心をかよわせるまちづくり条例策定協議会」で3か月にわたって熱心な議論が交わされ、まとめられた条例試案が先月21日に協議会会長から市長へ手渡されました。

手話コミュニケーションその1

様々な立場から意見が交わされた条例策定協議会

 この条例策定協議会には、ろうの方3名をはじめとして、市内の様々な障がい当事者団体や障がい者の家族の会、障がい者を支援する団体やボランティア団体それぞれの代表の方に加え、連合町会の方や商工会議所の代表の方、学識経験者など様々な立場の方20名に参画をしていただきました。

 協議会の会長をお勤めいただいたのは、一般財団法人全日本ろうあ連盟事務局長の久松三二さん。久松さんはろうの方ですので手話通訳を介して議事進行がなされましたが、ろうの方が会議の議長となって議事を進めるのは、本市の協議会ではおそらく初めてのことだったと思います。
 議論の中で、手話言語だけでなく、情報コミュニケーション保障全体の必要性を前面に打ち出すべきとの主張を展開されたのは千葉聴覚障害者センターの植野所長さん。この委員さんもろうの方であり、手話言語が強いられてきた差別的な歴史や現状を身をもって体験されているにもかかわらず、この条例の主体はろう者だけでなく、障がい者全体であるべきだとの広い視点からご意見をいただきました。この点については、他の障がい者団体の方からも厳しい意見がありました。
 また、障がい者の家族の団体の委員さんからは、重い知的障がい等により言葉を発することができない方もおり、そのような場合には人と人のかかわりの中での心のコミュニケーションが重要だとの指摘もありました。まさに人と人とのコミュニケーションとはなんなのか、その本質をついたご意見でした。
 連合町会代表の委員さんからは、市民が読んでわかりやすい条文にすることへのご意見を再三にわたっていただきました。条例の主旨を少しでもわかりやすく市民に伝え広めていきたい、そんな委員さんの熱意が伝わってきました。
 その他様々に展開された議論は枚挙にいとまがありません。私もこれまで多くの協議会に参加してきましたが、これほど多面的に議論が交わされた協議会は初めてでした。国レベル、県レベル、そして市民の目線からも、この条例を全国に誇れるいいものにしていきたいという期待感を感じずにはいられませんでした。

条例案では共生社会の実現に向けた基本理念や施策の方向性が示されています

 条例策定協議会から提出された条例案は、「前文」と9条からなる条文とで構成されています。
 「前文」では、障がい者に対する情報保障とコミュニケーション保障、及び手話を自由に使える環境整備の必要性が謳われており、すべての市民が支えあいながら生きる共生社会の実現を図ろうとする本市の決意宣言ともいえるものになっています。
 第1条から第3条は、条例の目的、基本理念など。
 第4条は連携及び協働を旨として施策を進めること、第5条から第7条には市、市民、市民活動団体及び事業者の責務が挙げられています。
 そして、第8条、第9条には、情報保障とコミュニケーション保障、及び手話の普及にかかる施策の方向性が示されています。
 この条例案は、この後8月20日から約1か月間パブリックコメントに付しますので、みなさんからの多くのご意見をお待ち申し上げます。

 手話を言語と認め、手話の普及を進める条例は全国で17県市町が定めています(平成27年6月22日現在)。また、兵庫県明石市は、手話とその他の障がい者のコミュニケーション手段の利用促進を図る条例を制定しており、本市の条例案もこの明石市のタイプの条例になります。
 この全国で2番目となる条例の成立をきっかけとして、ぜひ皆さんとともに、誰もが地域で安心して暮らせるまちづくりをまた一歩前へ進めたいと思います。よろしくお願いします。

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