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No. 8 平成8年1月15日号 庶民の信仰と旅2 出羽三山講

更新日:2007年8月22日

 …雪渓の残る新緑の山腹を、雪のような白い装束で進む一群の人々…
 今でも見られる山形県月山〔がっさん〕への参詣の旅の姿です。この月山・月山神社を始め、羽黒山・出羽神社、湯殿山・湯殿山神社をめぐる「三山駆け」〔さんざんがけ〕は、古くから豊作や大漁、祖霊安鎮〔それいあんちん〕を祈願するものとして、多くの庶民の信仰を集めていました。羽黒山の宿坊に残されている参拝者の記録である「関東檀那場御祈祷帳」〔かんとうだんなばごきとうちょう〕には、元禄期(1688年〜)以前から市域の人々が参拝に訪れた記録が残っています。市域の各所にも三山詣記念の石塔が各所に見られ、盛んに行われていた様子が伺い知れます。特に屋敷の天津神社には元治2年(1865年)3月を最古とし、新しいものでは昭和58年の出羽三山詣記念塔が8基ならんで建てられています。屋敷の人々の出羽三山に対する信仰の厚さを感じます。

 江戸時代の出羽三山への旅のルートは、直接出羽三山へ向かうのではなく、筑波山・加波山神社〔かばさんじんじゃ〕や松島・塩釜・牡鹿半島など各地の名所・神社仏閣を巡りながら、20日ぐらいをかけて旅をしました。
 羽黒山に到着すると、谷津村は養清坊〔ようせいぼう〕に、久々田村・鷺沼村・藤崎村・大久保新田は庚申坊〔こうしんぼう〕、実籾村・屋敷新田は一明坊と市域の村ごとに決まっていた手向〔とうげ〕集落の宿坊に逗留〔とうりゅう〕しました。そして翌日身を清めた後、宿坊の修験者の先達〔せんだつ〕に案内されながら、月山山頂付近の山小屋に一泊しつつ「三山駆け」を行いました。
 月山、湯殿山は深山のため冬は雪に閉ざされ、実際に三山を巡れるのは初夏から初秋にかけての3か月という制約がありました。しかし、羽黒山にある出羽三山神社に詣でれば、三山に詣でたのと同じ御利益があるといわれ、冬季の参拝者を集めました。また、ここだけは女人禁制が解かれ、女性の参拝の姿も見られたようです。
 参拝後は、米沢・会津若松などを経て、往路とは違う道を通って各々の村に帰ったようです。しめて40日あまりの旅は、出羽三山への強い信仰心を満足させるとともに、道中の名所・旧跡、温泉を巡る楽しい旅であったことでしょう。(社会教育課)

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