No.110 平成20年10月1日号 市史を食べよう4

更新日:2022年09月29日

ページID : 5296

市史を食べよう ドイツ捕虜編4

食に歴史あり。習志野の歴史の中でどんなものが食べられてきたのか、レシピを調べて歴史を“食べて”みることも、実に興味深いものです。
今回は、大正時代のドイツ捕虜が収容所で食べていた料理を紹介するシリーズの第4弾。
“ケーニヒスベルガー・クロプセ”(ミートボールのホワイトソースがけ)をご紹介します。

  • (注意)習志野市国際交流協会の皆さんのご協力で、当時のレシピの料理を再現していただきました。
  • (注意)本来は時間のかかる料理ですが、電子レンジを使用して短時間で作れる方法をご紹介しています。
ホワイトソースがかけられ、トマトなどが添えられた“ケーニヒスベルガー・クロプセ”(ミートボールのホワイトソースがけ)の写真

ケーニヒスベルガー・クロプセ

ミートボール作り

  • 材料・分量(4人前)
    • 玉ネギ(みじん切り)…100グラム
    • バター…10グラム
    • 食パン…1枚(6枚切り)
    • 牛乳…50ミリリットル
    • 合びき肉…400グラム
    • 以下5品をまとめて【A】とする
      • アンチョビー(あら刻み)…3枚分
      • レモンの皮(すりおろし)…1/2個分
      • 卵… 1個
      • 塩… 小さじ1/2
      • こしょう… 少々
  • 調理方法
    1.  耐熱容器に玉ネギとバターを入れ、ラップでゆったりとふたをして電子レンジ(500ワット)で約3分加熱し、あら熱をとります。
    2.  大きめのボウルにちぎった食パンと牛乳を入れて混ぜ、合びき肉と1.を加えたら、さらに【A】を加えてよく練り混ぜます。
    3.  2.を16等分にして丸め、真ん中を少しくぼませて耐熱容器に並べます。ラップでゆったりとふたをし、電子レンジで約8~9分、よく火が通るまで加熱します。出た肉汁はこして、ホワイトソース作りのブイヨンに使用します。

ホワイトソース作り

  • 材料・分量(4人前)
    • バター…20グラム
    • 小麦粉…大さじ3
    • ブイヨン(固形ブイヨン1個 +肉汁 + 熱湯)…1.5カップ
    • ケイパー(あら刻み)…大さじ1
    • 塩・こしょう…少々
    • 以下3品をまとめて【B】とする
      • 白ワイン…大さじ1/2
      • 生クリーム…大さじ1
      • レモン汁…大さじ1/2
  • 調理方法
    1.  耐熱容器にバターを入れ、ラップでゆったりとふたをし、電子レンジで20~30秒加熱して溶かします。
    2.  1.に小麦粉を加え、泡立て器で混ぜ、温かいブイヨンを少しずつ加えてのばします。
    3.  2.に【B】を加え、ラップでゆったりとふたをし、電子レンジで約2分加熱します。ダマができないように一度取り出して全体を混ぜ、さらに約2分加熱します。塩、こしょうで味を調え、ケイパーを加えます。付け合わせのジャガ芋などをのせた皿にミートボールを盛り、ホワイトソースをかけて仕上げます。

 こうしたドイツ料理が習志野の地で毎日盛んに作られ、1,000人のドイツ兵のおなかを満足させていた─習志野の歴史には、そんな1ページが埋もれているのです。あなたも、歴史の中から「味の発掘」をしてみませんか。

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