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No.82 平成17年9月1日号 習志野の教育3 金八先生の日記―大正時代の教師

更新日:2007年8月23日

新ならしの散策 No.82

習志野の教育3 金八先生の日記―大正時代の教師

 「人は心棒(辛抱)だ!その心棒は金の心棒でなくては駄目だ。木の心棒ではすぐに折れてしまう。」
 これは大正時代に活躍した鷺沼出身の広瀬金八先生が、よく生徒に語っていた言葉です。この言葉のあとに、金八先生はこう付け加えたそうです。「金の心棒。それは努力をするということだ!」
 菊田小や幕張小の校長を歴任した金八先生は昭和2年(1927年)、隣町の二宮小を最後に退職しますが、この教員生活最後の3か月の日記が、先生の生家に残されています。そこには校長先生の日常が細々と書かれています。

 1月8日の始業式の日、金八先生は「何となく生活の緊張した気分である」と感想を綴っています。また、児童文庫の寄付金がたくさん集まったことに「父兄が教育に目覚めた結果と思はれてうれしい」と、気分を良くしています。

 1月22日、時々新校舎の屋上に登る者がいるというので、その犯人(学校の給仕(注釈))を見つけた金八先生は「梯子をはずしてこらしめてやった。」と得意そうに書いています。梯子をはずされた給仕も、さぞ困ったことでしょう。

 2月4日、事件が起こりました。分教場の生徒が「先生が酔っぱらって居て困る」といいに来たので、金八先生は自転車をこぎ慌てて駆けつけます。すると、分教場の先生は泥酔し寝ており、生徒は校庭に立って呆然としています。生徒を校舎に入れ、先生を起こし事情を聞くと、何かに悩んでいる様子で「退職したい」と言い出す始末。先生をなだめて学校に帰れば臨時職員会議。家に帰れば息子が歯痛と、実に多忙な1日です。

 生徒思いで優しい金八先生でも、時には怒ることがあります。2月19日、社会事業講習会に出かけた先生は、教員が自分のほかは1人しか出席していないことに「学校の先生は社会の指導者とならねばならぬのに何たることだ。」と教師の自覚の無さを嘆いています。

 金八日記を読んでいくと、当時の校長が「地域の名士」として、地域の行事や活動に熱心に参加していたことが分かります。また夜間の「青年訓練所」「補習教育」などの授業も持っており、休日返上で教育に取り組む姿が伝わってきます。よく「最近の学校の先生は忙しい」といわれますが、大正時代の学校の先生も、負けず劣らず忙しそうです。

(注釈)給仕:学校の雑用をおこなう職員

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